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攻略対象・幼馴染編(ファンディスク特別編)
【真珠】ラフィーネ と 『祝福』条件
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「真珠、着替えはしなくても構わない。それよりも、早目に訪ねてほしいとのことだ」
エルとの電話を終えた貴志が、先ほど準備した濃紺のスーツをクローゼットに戻している。
(あのスーツを着ないのか!?)
片付けられていくシャツ及びネクタイを、残念な気持ちで見送る。
黒以外のスーツを着た貴志を見てみたかったのだが、エルとの話し合いで何かあったのだろう。
致し方ない。そこは素直に諦めよう。
建前上プレイデートとは言っているが、所謂ひとつの謁見だと認識している。
祖父母と国王陛下は旧知の仲とは言え、わたしとラシードに関しては、ほぼ初対面。しかも先ほどの遭遇時の印象は最悪だった筈だ―――それ相応の格好をして、礼儀を見せなければならないのだが、貴志は着替えなくてもよいと言う。
ベッドの上に置かれた濃紺のワンピースと白のボレロに目をやると、彼がそれらを手早くハンガーにかけ、壁のフックへと移動しはじめた。
今の格好も『天球』からの車移動で苦にならず、なおかつハイクラスのインペリアル・スター・ホテル内でも浮くことのない服装は着用している。
特段ラフすぎるわけではないので、非礼になることもないだろう。
それよりも、気になったのは先ほどのエルの会話だ。
何故、服装指定があったのだろう。
スーツとワンピースを片付けた貴志は、内線電話をかけ始めた。
わたしの身支度のため、美容室を予約をしていたのだが、急遽キャンセルの連絡をしているようだ。
貴志は祖母から渡された荷物の中からヘアブラシを取り出すと、壁にかけられた姿見の前に椅子を準備する。
手招きされ、その椅子に座ると、彼が丁寧に髪を梳いてくれた。
「エルは? 何て言ってきたの?」
鏡越しに視線を合わせると、少し考える素振りをする彼の様子がうかがえた。
「動きやすい格好で来いと言われた。そういう訳にはいかないと伝えたんだが、先ほどの服装が良いと―――その理由までは言っていなかった」
貴志は話をしながら、わたしの髪を少し高めの位置でポニーテールにまとめている。
真剣な表情で、髪をまとめることに集中しているようだ。
わたしはひとつ、気になっていることを貴志に訊ねた。
「貴志は知っていたようだけど……アルサラームの王族からの『祝福』って、世間で周知されるくらい有名な一般常識なの?」
ちなみに『この音』プレイ中、『祝福』については何も言及されていなかった。よって、わたしはそんな誓約があることなど、全く知らなかったのだ。
そういえば―――ラシードが主人公に音色を捧げた後、すぐに口づけをしていたことを思い出す。
すぐに手を出すなんて、破廉恥な! と思い、グイグイくるタイプは苦手だと前述したが―――あれは『祝福』だったのだ。おそらく。
『主人公』に対して、太陽神シェ・ラへの崇高な誓いを立てるほど、ラシードは彼女を一途に想っていたのだ。
そう考えると、手が早い、と敬遠してしまったことについては謝らなければなるまい。
親密度の上がらないBADエンドであっても、『主人公』を第三とは言え夫人として迎え入れたのは『祝福』の誓約があったから―――そう考えると、色々と辻褄が合う。
貴志を見ると、今度はポニーテールに飾りをつけることに熱中していた。
『紅葉』にて、わたしの首元を隠すために贈ってくれたスカーフを、リボンの代用品にするらしい。
「ああ、『祝福』については知っていた。昔、ラフィーネから聞いていたから」
相変わらず器用な男だ、と感心すると共に、初めて耳にした名前に首を傾げる。
(ん? ラフィーネ? 誰だ? それは?)
「ラフィーネって? 初めて聞く名前だけど、アルサラームの人なの?」
綺麗にリボンを結べたことに満足したのか、貴志は「よし」と言って笑みを見せた。
こやつめは、髪結いに熱中しすぎて、わたしの話を聞いていたのだろうか?
「貴志? わたしの話、ちゃんと聞いていた?」
少し不安になって鏡越しに彼の目を見つめる。
「ああ、すまない。シェ・ラ・フィーネ=アルサラーム王女殿下だ。昔、俺が五、六歳の頃に、アルサラームの王宮で遊んでもらった……んだろうな? 多分」
なんと!? 王宮でお遊びとは!
興味津々で王宮について話を聞こうと貴志を見たところ、彼は遠い目をしていた。
「いや、遊んでもらったと言うよりは、遊ばれたと言った方が正しいのかもしれない……」
そう呟いた彼の瞳からは、何故か光が消えている。
王女殿下とのプレイデート中、思い出すのも苦痛な程の忌まわしい出来事でもあったのだろうか?
「ラフィーネの望む遊びに付き合わないと、口づけをすると脅された。美沙にも紅にもしょっちゅうされていたから『そんな遊びに付き合うくらいなら、すればいい』と伝えたら、王族の口づけは『祝福』と言って結婚の約束をする時に交わすものだ、と激怒された。あれは子供心に、とても恐ろしかった―――実はその直後の記憶が、何故かないんだ」
ラフィーネは貴志よりも年長で、第二側妃腹の王女殿下だと教えてくれた。
子供の頃に会ったきり、月ヶ瀬を飛び出してからは没交渉だ、とも言っていた。
「じゃあ、貴志は他の王子や王女とも知り合いなの?」
まさか貴志が王女殿下と幼馴染だったとは思いもよらず、身を乗り出すようにして訊ねる。
祖父の孫であるわたしが、ラシードと遊ぶことになっているのだ。
実子の美沙子ママや、甥とはいえ実子同様の立場にあたる貴志が、王族と知り合いだったとしても何らおかしくない。そんな当たり前のことに、今更ながら気づく。
「いや、他は知らない。たまたま年齢が近かったのでラフィーネと、その侍女見習いだという少女と一緒に遊んだんだが、それだけだ。それにあれは王女というよりは―――……いや、不敬にあたるな……」
貴志は言葉を濁したが、その後、アルサラーム国の王族一家情報をかいつまんで教えてくれた。
第一正妃である王妃さまには、第一子と第三子の王子殿下がいらして、一人は王太子として国を率い、もう一人は祭祀を司る教皇のような位置に就いているそうだ。
第二側妃には、第二子と第四子の王女殿下。そのうちの一人がラフィーネ王女らしい。
第三側妃はラシードの母親で、第五子と第六子の王子殿下がいるとのこと。そして現在第七子をご懐妊中とか。
そんな話をしていたところ、貴志のスマートフォンにメールが届いた。
「穂高からだ―――なるほど……」
貴志は兄からのメールを真剣に熟読している。
読み終えると、そのメールをわたしにも見せてくれた。
そこには、アルサラーム王家の正式な『祝福』の儀式についてが箇条書きにされていた。
…
件名:『祝福』条件について
王族の唇が顔面の何処かに触れること。
頬、額、鼻、瞼、唇の順でより強固な誓約となる。
太陽神への誓いの場所。
屋内、屋外、神殿の順でより優先される。
日中であれば天候は無関係。
太陽神シェ・ラのシンボルマークの元での誓いが最優先。(シンボルマークについては調査中。)
太陽神への供物として『音』の奉納を行う必要がある。
優先順位が付けられているのは、求愛する女性に複数の求婚者がいた場合の優先順位。
過去、王族からの『祝福』を辞退した女性あり。
太陽神の神殿で一般男性との婚約の儀式を既に行っていた為、『祝福』は無効となった。
境野先生宅に到着するので、ここまでしかお伝えできず申し訳ありません。
父が辞退するための対策を練ったようです。(詳細は不明)
真珠のことをよろしくお願いします。
…
兄は境野先生宅への移動中に、このメールを急いで打ってくれたのだろう。
わたしが『祝福』を受けたことが彼の耳にも届き、心配をかけているようだ。
自分の不甲斐なさに申し訳ない気持ちになる。
「穂高は『天球』で、紅のレッスンの休憩時間にアルサラーム語の文献を読み漁っていたんだ。晴夏が『穂高は知らない文字をタブレットで読んでいる』と言っていたが、お前がラシード王子と会う情報を入手して、事前にアルサラームについて調べていたようだ。あとで直接、礼を言わないとだな」
穂高兄さまに大切にしてもらっていることを改めて感じ、心がじんわりと温かくなる。
妹想いの兄を持ったわたしは、なんて果報者なのだろう。
「準備が出来次第、部屋を訪ねるように言われている。約束の時間よりもかなり早いが、そろそろ行くぞ」
貴志が居間へ戻り、チェロケースを手にする。
わたしも彼の後をついて行き、バイオリンケースを背負う。
目指すは『祝福』辞退だ。
ラシードはわたしに対してかなりご立腹だったので、まかり間違っても気に入られることは、まずないだろう。
貴志との演奏も計画している。
あの曲で、子供心をグッとつかみ、主導権を握って差し上げることにしよう。
よし! と気合いを入れて両手で頬をパンッと叩く。
貴志はわたしの態度を目にして、何故か苦笑している。
…
今のわたしたちは、まだ知らない。
ラシードの部屋を訪れてすぐ、エルの秘密を知って唖然とすることを。
エルからまさか、あんなお願いをされることも―――全て想定外だったのだ。
【後書き】
お詫び
先程、改稿作業中、『誠一、現る!』のあと、なろうからの転載漏れが2話あることが発覚しました。大変申し訳ありません。
【真珠】父の『切り札』
及び
【真珠】父の変化と電話の相手
を追加いたしました。
混乱させてしまい申し訳ございません。
どうぞ宜しくお願いいたします。
エルとの電話を終えた貴志が、先ほど準備した濃紺のスーツをクローゼットに戻している。
(あのスーツを着ないのか!?)
片付けられていくシャツ及びネクタイを、残念な気持ちで見送る。
黒以外のスーツを着た貴志を見てみたかったのだが、エルとの話し合いで何かあったのだろう。
致し方ない。そこは素直に諦めよう。
建前上プレイデートとは言っているが、所謂ひとつの謁見だと認識している。
祖父母と国王陛下は旧知の仲とは言え、わたしとラシードに関しては、ほぼ初対面。しかも先ほどの遭遇時の印象は最悪だった筈だ―――それ相応の格好をして、礼儀を見せなければならないのだが、貴志は着替えなくてもよいと言う。
ベッドの上に置かれた濃紺のワンピースと白のボレロに目をやると、彼がそれらを手早くハンガーにかけ、壁のフックへと移動しはじめた。
今の格好も『天球』からの車移動で苦にならず、なおかつハイクラスのインペリアル・スター・ホテル内でも浮くことのない服装は着用している。
特段ラフすぎるわけではないので、非礼になることもないだろう。
それよりも、気になったのは先ほどのエルの会話だ。
何故、服装指定があったのだろう。
スーツとワンピースを片付けた貴志は、内線電話をかけ始めた。
わたしの身支度のため、美容室を予約をしていたのだが、急遽キャンセルの連絡をしているようだ。
貴志は祖母から渡された荷物の中からヘアブラシを取り出すと、壁にかけられた姿見の前に椅子を準備する。
手招きされ、その椅子に座ると、彼が丁寧に髪を梳いてくれた。
「エルは? 何て言ってきたの?」
鏡越しに視線を合わせると、少し考える素振りをする彼の様子がうかがえた。
「動きやすい格好で来いと言われた。そういう訳にはいかないと伝えたんだが、先ほどの服装が良いと―――その理由までは言っていなかった」
貴志は話をしながら、わたしの髪を少し高めの位置でポニーテールにまとめている。
真剣な表情で、髪をまとめることに集中しているようだ。
わたしはひとつ、気になっていることを貴志に訊ねた。
「貴志は知っていたようだけど……アルサラームの王族からの『祝福』って、世間で周知されるくらい有名な一般常識なの?」
ちなみに『この音』プレイ中、『祝福』については何も言及されていなかった。よって、わたしはそんな誓約があることなど、全く知らなかったのだ。
そういえば―――ラシードが主人公に音色を捧げた後、すぐに口づけをしていたことを思い出す。
すぐに手を出すなんて、破廉恥な! と思い、グイグイくるタイプは苦手だと前述したが―――あれは『祝福』だったのだ。おそらく。
『主人公』に対して、太陽神シェ・ラへの崇高な誓いを立てるほど、ラシードは彼女を一途に想っていたのだ。
そう考えると、手が早い、と敬遠してしまったことについては謝らなければなるまい。
親密度の上がらないBADエンドであっても、『主人公』を第三とは言え夫人として迎え入れたのは『祝福』の誓約があったから―――そう考えると、色々と辻褄が合う。
貴志を見ると、今度はポニーテールに飾りをつけることに熱中していた。
『紅葉』にて、わたしの首元を隠すために贈ってくれたスカーフを、リボンの代用品にするらしい。
「ああ、『祝福』については知っていた。昔、ラフィーネから聞いていたから」
相変わらず器用な男だ、と感心すると共に、初めて耳にした名前に首を傾げる。
(ん? ラフィーネ? 誰だ? それは?)
「ラフィーネって? 初めて聞く名前だけど、アルサラームの人なの?」
綺麗にリボンを結べたことに満足したのか、貴志は「よし」と言って笑みを見せた。
こやつめは、髪結いに熱中しすぎて、わたしの話を聞いていたのだろうか?
「貴志? わたしの話、ちゃんと聞いていた?」
少し不安になって鏡越しに彼の目を見つめる。
「ああ、すまない。シェ・ラ・フィーネ=アルサラーム王女殿下だ。昔、俺が五、六歳の頃に、アルサラームの王宮で遊んでもらった……んだろうな? 多分」
なんと!? 王宮でお遊びとは!
興味津々で王宮について話を聞こうと貴志を見たところ、彼は遠い目をしていた。
「いや、遊んでもらったと言うよりは、遊ばれたと言った方が正しいのかもしれない……」
そう呟いた彼の瞳からは、何故か光が消えている。
王女殿下とのプレイデート中、思い出すのも苦痛な程の忌まわしい出来事でもあったのだろうか?
「ラフィーネの望む遊びに付き合わないと、口づけをすると脅された。美沙にも紅にもしょっちゅうされていたから『そんな遊びに付き合うくらいなら、すればいい』と伝えたら、王族の口づけは『祝福』と言って結婚の約束をする時に交わすものだ、と激怒された。あれは子供心に、とても恐ろしかった―――実はその直後の記憶が、何故かないんだ」
ラフィーネは貴志よりも年長で、第二側妃腹の王女殿下だと教えてくれた。
子供の頃に会ったきり、月ヶ瀬を飛び出してからは没交渉だ、とも言っていた。
「じゃあ、貴志は他の王子や王女とも知り合いなの?」
まさか貴志が王女殿下と幼馴染だったとは思いもよらず、身を乗り出すようにして訊ねる。
祖父の孫であるわたしが、ラシードと遊ぶことになっているのだ。
実子の美沙子ママや、甥とはいえ実子同様の立場にあたる貴志が、王族と知り合いだったとしても何らおかしくない。そんな当たり前のことに、今更ながら気づく。
「いや、他は知らない。たまたま年齢が近かったのでラフィーネと、その侍女見習いだという少女と一緒に遊んだんだが、それだけだ。それにあれは王女というよりは―――……いや、不敬にあたるな……」
貴志は言葉を濁したが、その後、アルサラーム国の王族一家情報をかいつまんで教えてくれた。
第一正妃である王妃さまには、第一子と第三子の王子殿下がいらして、一人は王太子として国を率い、もう一人は祭祀を司る教皇のような位置に就いているそうだ。
第二側妃には、第二子と第四子の王女殿下。そのうちの一人がラフィーネ王女らしい。
第三側妃はラシードの母親で、第五子と第六子の王子殿下がいるとのこと。そして現在第七子をご懐妊中とか。
そんな話をしていたところ、貴志のスマートフォンにメールが届いた。
「穂高からだ―――なるほど……」
貴志は兄からのメールを真剣に熟読している。
読み終えると、そのメールをわたしにも見せてくれた。
そこには、アルサラーム王家の正式な『祝福』の儀式についてが箇条書きにされていた。
…
件名:『祝福』条件について
王族の唇が顔面の何処かに触れること。
頬、額、鼻、瞼、唇の順でより強固な誓約となる。
太陽神への誓いの場所。
屋内、屋外、神殿の順でより優先される。
日中であれば天候は無関係。
太陽神シェ・ラのシンボルマークの元での誓いが最優先。(シンボルマークについては調査中。)
太陽神への供物として『音』の奉納を行う必要がある。
優先順位が付けられているのは、求愛する女性に複数の求婚者がいた場合の優先順位。
過去、王族からの『祝福』を辞退した女性あり。
太陽神の神殿で一般男性との婚約の儀式を既に行っていた為、『祝福』は無効となった。
境野先生宅に到着するので、ここまでしかお伝えできず申し訳ありません。
父が辞退するための対策を練ったようです。(詳細は不明)
真珠のことをよろしくお願いします。
…
兄は境野先生宅への移動中に、このメールを急いで打ってくれたのだろう。
わたしが『祝福』を受けたことが彼の耳にも届き、心配をかけているようだ。
自分の不甲斐なさに申し訳ない気持ちになる。
「穂高は『天球』で、紅のレッスンの休憩時間にアルサラーム語の文献を読み漁っていたんだ。晴夏が『穂高は知らない文字をタブレットで読んでいる』と言っていたが、お前がラシード王子と会う情報を入手して、事前にアルサラームについて調べていたようだ。あとで直接、礼を言わないとだな」
穂高兄さまに大切にしてもらっていることを改めて感じ、心がじんわりと温かくなる。
妹想いの兄を持ったわたしは、なんて果報者なのだろう。
「準備が出来次第、部屋を訪ねるように言われている。約束の時間よりもかなり早いが、そろそろ行くぞ」
貴志が居間へ戻り、チェロケースを手にする。
わたしも彼の後をついて行き、バイオリンケースを背負う。
目指すは『祝福』辞退だ。
ラシードはわたしに対してかなりご立腹だったので、まかり間違っても気に入られることは、まずないだろう。
貴志との演奏も計画している。
あの曲で、子供心をグッとつかみ、主導権を握って差し上げることにしよう。
よし! と気合いを入れて両手で頬をパンッと叩く。
貴志はわたしの態度を目にして、何故か苦笑している。
…
今のわたしたちは、まだ知らない。
ラシードの部屋を訪れてすぐ、エルの秘密を知って唖然とすることを。
エルからまさか、あんなお願いをされることも―――全て想定外だったのだ。
【後書き】
お詫び
先程、改稿作業中、『誠一、現る!』のあと、なろうからの転載漏れが2話あることが発覚しました。大変申し訳ありません。
【真珠】父の『切り札』
及び
【真珠】父の変化と電話の相手
を追加いたしました。
混乱させてしまい申し訳ございません。
どうぞ宜しくお願いいたします。
応援ありがとうございます!
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