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12.母親の正体
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第12話
母親の正体
「ねぇ、そのカレンダーのチェックマークは、何なの? 教えて、『え、ま、ちゃ、ん』???」
ダメだ。
これが、弟の尚人の『男の子の日』だということを知られてはならない。
母は弟を溺愛している。
その弟を母から奪おうとしていることは、知られてはならないのだ。
「ここ、昨日にチェックが入っているわ。そして4日前、さらに7日前。しかし、次は10日前ではないのよね。何かしら。教えてぇ、『え、ま、ちゃ、んんん』」
「あああ、ああ、これね。これは筋トレカレンダーなの。水泳は筋力が必要なスポーツなの。だから筋トレをした日を書いているの」
もっともらしい、説明ができた。
確かに、水泳はハードなスポーツだ。
走って、筋肉を鍛えて、そして水の中で泳いで結果を残す。
私は、天に祈った!
『これで納得しろ! 加藤真理恵ッ』
「わかったわ。筋トレね」
「ホッ」
「でも、絵麻ちゃん。すごい汗ね。夏だから熱いのね」
確かに、今の私は、いろんな意味で汗をかいているのだろう。母は、エアコンでもつけるのだろうか?
と、思いきや、
「汗を拭いてあげるわ。絵麻ちゃんの大きなお乳を!」
「なにっ!」
背後から、母は私の胸元に手を入れてきた。
母親が痴漢?
いや、違う。
この後、母の言ったことは、まったく理解できないことばかりだったので、覚えていないが、『1つ分かったこと』と、『1つ疑問に思ったこと』があった。
疑問の方は、『なぜ、母は男性と結婚したのだろうか?』だ!
そして、1時間後、私は、あの白いアルパカの去勢動画を思い出していた。
白くて美しいあのアルパカは、去勢された痛みで、プルプルと小さく震えていた。
なんとも痛々しい光景だった。
神々しいまでの白い毛並みのアルパカの股間からは、赤い血を流し、震えている光景は性は違えど、痛々しいと思っていたが、今の自分が、あのアルパカとまったく同じようになっているとは思わなかった。
それも、実の母親によって。
あの白く美しいアルパカも、そうとう股間が痛かったに違いない。
それと同じように、今の自分も股間の痛みをこらえ、小さく震えている。
夏野菜は、股間から引き抜いたようだが、まだまだ痛い。すごく痛い。
幸い、出血はしていないようだが、すごく痛い。しばらく動けなかった。
それからと言うもの、部活が早く終わり、弟が塾に行く、毎週火曜日の夕方の一時間は、私には地獄だった。
地獄の苦しみは、毎週火曜日、続いていくのだ……
父親に早く帰って欲しいが、通勤時間からしても無理だ。
そして、父親にも弟にも言うことのできない、相談する事のできない母との秘め事を、共有することになってしまった。
そう、先ほどの『1つ分かったこと』とは、『実の母親が百合だ』ということを、“股間の痛み”と共に知ることになった。
不幸中の幸いが、この時に使われた夏野菜が、キュウリでなくてよかったかな?
食事で、キュウリを見るたび、卒倒したくないので。
次回は、明日の21時で、よろしくね!
母親の正体
「ねぇ、そのカレンダーのチェックマークは、何なの? 教えて、『え、ま、ちゃ、ん』???」
ダメだ。
これが、弟の尚人の『男の子の日』だということを知られてはならない。
母は弟を溺愛している。
その弟を母から奪おうとしていることは、知られてはならないのだ。
「ここ、昨日にチェックが入っているわ。そして4日前、さらに7日前。しかし、次は10日前ではないのよね。何かしら。教えてぇ、『え、ま、ちゃ、んんん』」
「あああ、ああ、これね。これは筋トレカレンダーなの。水泳は筋力が必要なスポーツなの。だから筋トレをした日を書いているの」
もっともらしい、説明ができた。
確かに、水泳はハードなスポーツだ。
走って、筋肉を鍛えて、そして水の中で泳いで結果を残す。
私は、天に祈った!
『これで納得しろ! 加藤真理恵ッ』
「わかったわ。筋トレね」
「ホッ」
「でも、絵麻ちゃん。すごい汗ね。夏だから熱いのね」
確かに、今の私は、いろんな意味で汗をかいているのだろう。母は、エアコンでもつけるのだろうか?
と、思いきや、
「汗を拭いてあげるわ。絵麻ちゃんの大きなお乳を!」
「なにっ!」
背後から、母は私の胸元に手を入れてきた。
母親が痴漢?
いや、違う。
この後、母の言ったことは、まったく理解できないことばかりだったので、覚えていないが、『1つ分かったこと』と、『1つ疑問に思ったこと』があった。
疑問の方は、『なぜ、母は男性と結婚したのだろうか?』だ!
そして、1時間後、私は、あの白いアルパカの去勢動画を思い出していた。
白くて美しいあのアルパカは、去勢された痛みで、プルプルと小さく震えていた。
なんとも痛々しい光景だった。
神々しいまでの白い毛並みのアルパカの股間からは、赤い血を流し、震えている光景は性は違えど、痛々しいと思っていたが、今の自分が、あのアルパカとまったく同じようになっているとは思わなかった。
それも、実の母親によって。
あの白く美しいアルパカも、そうとう股間が痛かったに違いない。
それと同じように、今の自分も股間の痛みをこらえ、小さく震えている。
夏野菜は、股間から引き抜いたようだが、まだまだ痛い。すごく痛い。
幸い、出血はしていないようだが、すごく痛い。しばらく動けなかった。
それからと言うもの、部活が早く終わり、弟が塾に行く、毎週火曜日の夕方の一時間は、私には地獄だった。
地獄の苦しみは、毎週火曜日、続いていくのだ……
父親に早く帰って欲しいが、通勤時間からしても無理だ。
そして、父親にも弟にも言うことのできない、相談する事のできない母との秘め事を、共有することになってしまった。
そう、先ほどの『1つ分かったこと』とは、『実の母親が百合だ』ということを、“股間の痛み”と共に知ることになった。
不幸中の幸いが、この時に使われた夏野菜が、キュウリでなくてよかったかな?
食事で、キュウリを見るたび、卒倒したくないので。
次回は、明日の21時で、よろしくね!
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