完結【R18】「私は女だ!」と言っているだろうが! ーコスプレに男の娘、でも、さすがにAV出演は無理ですー

師走とうか

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12.母親の正体

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第12話
母親の正体

「ねぇ、そのカレンダーのチェックマークは、何なの? 教えて、『え、ま、ちゃ、ん』???」

 ダメだ。

 これが、弟の尚人の『男の子の日』だということを知られてはならない。
 母は弟を溺愛している。
 その弟を母から奪おうとしていることは、知られてはならないのだ。

「ここ、昨日にチェックが入っているわ。そして4日前、さらに7日前。しかし、次は10日前ではないのよね。何かしら。教えてぇ、『え、ま、ちゃ、んんん』」

「あああ、ああ、これね。これは筋トレカレンダーなの。水泳は筋力が必要なスポーツなの。だから筋トレをした日を書いているの」

 もっともらしい、説明ができた。
 確かに、水泳はハードなスポーツだ。
 走って、筋肉を鍛えて、そして水の中で泳いで結果を残す。

 私は、天に祈った!
『これで納得しろ! 加藤真理恵ッ』

「わかったわ。筋トレね」
「ホッ」

「でも、絵麻ちゃん。すごい汗ね。夏だから熱いのね」
 確かに、今の私は、いろんな意味で汗をかいているのだろう。母は、エアコンでもつけるのだろうか?

 と、思いきや、
「汗を拭いてあげるわ。絵麻ちゃんの大きなお乳を!」
「なにっ!」

 背後から、母は私の胸元に手を入れてきた。
 母親が痴漢?
 いや、違う。

 この後、母の言ったことは、まったく理解できないことばかりだったので、覚えていないが、『1つ分かったこと』と、『1つ疑問に思ったこと』があった。

 疑問の方は、『なぜ、母は男性と結婚したのだろうか?』だ!


 そして、1時間後、私は、あの白いアルパカの去勢動画を思い出していた。

 白くて美しいあのアルパカは、去勢された痛みで、プルプルと小さく震えていた。

 なんとも痛々しい光景だった。

 神々しいまでの白い毛並みのアルパカの股間からは、赤い血を流し、震えている光景は性は違えど、痛々しいと思っていたが、今の自分が、あのアルパカとまったく同じようになっているとは思わなかった。

 それも、実の母親によって。
 
 あの白く美しいアルパカも、そうとう股間が痛かったに違いない。
 それと同じように、今の自分も股間の痛みをこらえ、小さく震えている。
 夏野菜は、股間から引き抜いたようだが、まだまだ痛い。すごく痛い。

 幸い、出血はしていないようだが、すごく痛い。しばらく動けなかった。

 それからと言うもの、部活が早く終わり、弟が塾に行く、毎週火曜日の夕方の一時間は、私には地獄だった。
 地獄の苦しみは、毎週火曜日、続いていくのだ……

 父親に早く帰って欲しいが、通勤時間からしても無理だ。

 そして、父親にも弟にも言うことのできない、相談する事のできない母との秘め事を、共有することになってしまった。

 そう、先ほどの『1つ分かったこと』とは、『実の母親が百合だ』ということを、“股間の痛み”と共に知ることになった。

 不幸中の幸いが、この時に使われた夏野菜が、キュウリでなくてよかったかな?

 食事で、キュウリを見るたび、卒倒したくないので。


 次回は、明日の21時で、よろしくね!
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