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39.背中にビターンと!
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第39話
背中にビターンと!
「ナオちゃん、これはイカンやないの!」
「どうしたの?」
「「ブラジャーの跡形が……」」
「えええぇ」
そうなのだ!
今日の奈緒子は男役だったので、普通のブラを付けて着て、会場でスポーツブラに着替えたのだ。
なので、背中にはブラのラインがビターーーンと、張り付いていたのだ。
「これでは、女の子ってわかるよねぇ」と、絵麻が言った。
「こすって、平らにする?」
「いや、ナオちゃんの肌は白いので赤くなって、また、別の問題が生じるかもしれないので、時間が経つのをまとう」
「色気はないけど、スポブラを着て誤魔化すのは?」
「まあねぇ。とりあえず時間まで待ちましょう」
――しばらくして!
「背中は、どう?」
「う~ん。微妙だわ」
「ナオ君、足の方はどう?」
「こちらも微妙だよ」
「ブーツは無理でも、服だけはベル君にしておこうか!」
「わかったよ。ねぇちゃん」
「まあ、ステージでは、みんなしゃべるなッ! しゃべらなかったら、誰が男の娘かはわからんでしょう。
兎に角、我ら『加藤三姉妹』ということで誤魔化そう」
と、絵麻が言うが、それって『詐欺じゃん』とは言えないよぁ。この状況だし……
イベントが始まったようだ。
アマチュアと言うか、野良と言うか、素人で質の高い“男の娘”を発掘するのが、このイベントの趣旨のようだ。
そして、双子の“ナナとナオ”は、スポンサー様も話題を作りやすいとみているのだろう。
休憩前の出番だ!
これは、好待遇なのだよ!
プロレスでいうと、ジュニアヘビーの選手権があったりする。
つまり、加藤三姉妹は、ヘビー級のメインイベンターではないが、中堅層ではトップで、会場は温められる位置なのだろう。
さて、絵麻はこう考えていた。
尚人は、極力歩かせたくない。どうするかな?
そういえば!?
このアニメの最初期で、ベル君がミノタウロスに襲われて、血だらけになって、『トマト』とか呼ばれていたよな。
トマト(笑)
股間でなく、顔にトマトを! と言っても、トマトは無いしね。
そうだ、トマトジュースが売っていたはず。
それを染め粉にしましょう。
でも、粘度が足らないわね。何か粘るものと言えば……
『こだね』
それは、ダメでしょう(笑)
さて、セリフは、巨乳のかみさまが、話すことにして、ナナとナオは、頷くだけにするようにすれば。
「ちょっと、ナオちゃん、聞いて!」
「うん。ナニ?」
「ナオ君の顔にトマトジュースを塗りたくって、ベル君がミノタウロスに襲われたシーンをやろうと思うの。
バレンナニガシに肩を担がれて帰って来るというような」
「えっ? 劇をするの?」
「まあ、アドリブなんだけど。『ベル君! どうしたの?』みたいな感じで、バレンナニガシが守ってくれなかったんだと、勘違いするようなセリフを言うも、バレンナニガシは、頷く程度で『では!』と去っていくみたいな感じで」
「出来るかなぁ」
「危なくなったら、終わりましょう」
「そうしましょう」
「では、少しやってみましょうね」
「練習だね」
と言うと、二人は即興でセリフをかけあうのでした。
本年最後の投稿ですね。
良いお年を!
背中にビターンと!
「ナオちゃん、これはイカンやないの!」
「どうしたの?」
「「ブラジャーの跡形が……」」
「えええぇ」
そうなのだ!
今日の奈緒子は男役だったので、普通のブラを付けて着て、会場でスポーツブラに着替えたのだ。
なので、背中にはブラのラインがビターーーンと、張り付いていたのだ。
「これでは、女の子ってわかるよねぇ」と、絵麻が言った。
「こすって、平らにする?」
「いや、ナオちゃんの肌は白いので赤くなって、また、別の問題が生じるかもしれないので、時間が経つのをまとう」
「色気はないけど、スポブラを着て誤魔化すのは?」
「まあねぇ。とりあえず時間まで待ちましょう」
――しばらくして!
「背中は、どう?」
「う~ん。微妙だわ」
「ナオ君、足の方はどう?」
「こちらも微妙だよ」
「ブーツは無理でも、服だけはベル君にしておこうか!」
「わかったよ。ねぇちゃん」
「まあ、ステージでは、みんなしゃべるなッ! しゃべらなかったら、誰が男の娘かはわからんでしょう。
兎に角、我ら『加藤三姉妹』ということで誤魔化そう」
と、絵麻が言うが、それって『詐欺じゃん』とは言えないよぁ。この状況だし……
イベントが始まったようだ。
アマチュアと言うか、野良と言うか、素人で質の高い“男の娘”を発掘するのが、このイベントの趣旨のようだ。
そして、双子の“ナナとナオ”は、スポンサー様も話題を作りやすいとみているのだろう。
休憩前の出番だ!
これは、好待遇なのだよ!
プロレスでいうと、ジュニアヘビーの選手権があったりする。
つまり、加藤三姉妹は、ヘビー級のメインイベンターではないが、中堅層ではトップで、会場は温められる位置なのだろう。
さて、絵麻はこう考えていた。
尚人は、極力歩かせたくない。どうするかな?
そういえば!?
このアニメの最初期で、ベル君がミノタウロスに襲われて、血だらけになって、『トマト』とか呼ばれていたよな。
トマト(笑)
股間でなく、顔にトマトを! と言っても、トマトは無いしね。
そうだ、トマトジュースが売っていたはず。
それを染め粉にしましょう。
でも、粘度が足らないわね。何か粘るものと言えば……
『こだね』
それは、ダメでしょう(笑)
さて、セリフは、巨乳のかみさまが、話すことにして、ナナとナオは、頷くだけにするようにすれば。
「ちょっと、ナオちゃん、聞いて!」
「うん。ナニ?」
「ナオ君の顔にトマトジュースを塗りたくって、ベル君がミノタウロスに襲われたシーンをやろうと思うの。
バレンナニガシに肩を担がれて帰って来るというような」
「えっ? 劇をするの?」
「まあ、アドリブなんだけど。『ベル君! どうしたの?』みたいな感じで、バレンナニガシが守ってくれなかったんだと、勘違いするようなセリフを言うも、バレンナニガシは、頷く程度で『では!』と去っていくみたいな感じで」
「出来るかなぁ」
「危なくなったら、終わりましょう」
「そうしましょう」
「では、少しやってみましょうね」
「練習だね」
と言うと、二人は即興でセリフをかけあうのでした。
本年最後の投稿ですね。
良いお年を!
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