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九章 遭遇
第七十話
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ディルアスとの暮らしは思っていたよりも穏やかだった。無口だけど、そうやってお互い話さなくても居心地が悪いとかは全くなく、どちらかと言うと居心地が良かった。
何だろうな、ディルアスの空気が穏やかだからかなぁ。静かな時間が流れて落ち着く。
たまにルナが人間化してなぜかディルアスが嫌そうな顔? をしているけど。
「そういえばルナとオブは色々訓練してるんだよね? オブの攻撃とかはどうなった?」
『十分戦えるようになったぞ』
「そうなんだ! 見たい! オブ見せてよ」
『良いよー! ここでやると危ないから広いところに移動しようよ』
オブは自信満々でそう促す。
「そうだね、ついでに私も自分の魔力確認しときたいし。ディルアスも一緒に行く?」
側で畑に水やりをしていたディルアスに言った。
「あぁ」
「そういえばオブも大きくなったし、ゼルみたいに乗れるのかな?」
「乗れるだろうがお互いに慣れるまでは練習が必要だろうな」
「ふーん、そうなんだ。とりあえず乗ってみよう! オブ乗せて!」
『良いよ~』
そう言うとオブはしゃがみ込んで背に促した。
よじ登るには無理そうだったため、少し飛翔魔法を使ってオブの背に乗った。
「保護魔法と落ちないように飛翔魔法を流用してバランスを取るんだ」
ディルアスが言った。
「飛翔魔法を流用……うーん、ま、何とかなるか」
「お、おい!」
ディルアスが何か言いかけたが、その前にオブが羽ばたいて空に舞い上がった。
「うわっ、確かにバランスが!」
難しい! ゼルに乗ったときはいつもディルアスが支えてくれてるしな、と改めて実感。
飛翔魔法を流用……うぅ、難しい。
バランスを崩しかけた時に、後ろにディルアスが飛び乗って来た。そしてガシッと腰を鷲掴みされビクッとなる。
「ひっ、ディルアス!?」
変な声が出た。
「俺がバランスを取るのを感じろ」
腰を鷲掴みにされたまま、背中にディルアスを感じる。腰はムズムズするが、意識をディルアスの動きに集中するとバランスの取り方が段々と分かって来た。
ディルアスの動きと重なりあってくると、ディルアスは飛び退いた。
「えっ!」
「後は一人でオブの動きを感じるんだ!」
急にディルアスがいなくなり、一瞬バランスが崩れかけたが持ち直し、段々と慣れてきた。
ディルアスって、スパルタ……。
こちらが安定してくるとオブも分かりやすくなったようで、一気にお互いが繋がった。
「やった! オブ、乗れてるよ!」
『ほんとだ~! やったね、ユウ!』
気持ち良い! 初めて一人でドラゴンに乗れた!
周辺を一回りしてディルアスたちの元に戻った。
「今日はオブの炎を見るんだろ?」
「そうそう! そうだったね」
決して忘れていた訳ではない。
「いや、オブと飛ぶのが楽しくてつい……、ごめん、行こう!」
笑って誤魔化した。
『ユウ!』
その時、ルナが叫んだ。
索敵に魔物の気配を感じる。
「森から出るぞ!」
ディルアスが森の外を指差しゼルの背に飛び乗った。
「オブはゼルに付いて行って!」
今オブに乗ると、きっと咄嗟な行動が出来ない。オブ一人のほうが力を発揮出来るはず。
ルナに乗り、魔物と距離を保ちながら森の外へ。
何だろうな、ディルアスの空気が穏やかだからかなぁ。静かな時間が流れて落ち着く。
たまにルナが人間化してなぜかディルアスが嫌そうな顔? をしているけど。
「そういえばルナとオブは色々訓練してるんだよね? オブの攻撃とかはどうなった?」
『十分戦えるようになったぞ』
「そうなんだ! 見たい! オブ見せてよ」
『良いよー! ここでやると危ないから広いところに移動しようよ』
オブは自信満々でそう促す。
「そうだね、ついでに私も自分の魔力確認しときたいし。ディルアスも一緒に行く?」
側で畑に水やりをしていたディルアスに言った。
「あぁ」
「そういえばオブも大きくなったし、ゼルみたいに乗れるのかな?」
「乗れるだろうがお互いに慣れるまでは練習が必要だろうな」
「ふーん、そうなんだ。とりあえず乗ってみよう! オブ乗せて!」
『良いよ~』
そう言うとオブはしゃがみ込んで背に促した。
よじ登るには無理そうだったため、少し飛翔魔法を使ってオブの背に乗った。
「保護魔法と落ちないように飛翔魔法を流用してバランスを取るんだ」
ディルアスが言った。
「飛翔魔法を流用……うーん、ま、何とかなるか」
「お、おい!」
ディルアスが何か言いかけたが、その前にオブが羽ばたいて空に舞い上がった。
「うわっ、確かにバランスが!」
難しい! ゼルに乗ったときはいつもディルアスが支えてくれてるしな、と改めて実感。
飛翔魔法を流用……うぅ、難しい。
バランスを崩しかけた時に、後ろにディルアスが飛び乗って来た。そしてガシッと腰を鷲掴みされビクッとなる。
「ひっ、ディルアス!?」
変な声が出た。
「俺がバランスを取るのを感じろ」
腰を鷲掴みにされたまま、背中にディルアスを感じる。腰はムズムズするが、意識をディルアスの動きに集中するとバランスの取り方が段々と分かって来た。
ディルアスの動きと重なりあってくると、ディルアスは飛び退いた。
「えっ!」
「後は一人でオブの動きを感じるんだ!」
急にディルアスがいなくなり、一瞬バランスが崩れかけたが持ち直し、段々と慣れてきた。
ディルアスって、スパルタ……。
こちらが安定してくるとオブも分かりやすくなったようで、一気にお互いが繋がった。
「やった! オブ、乗れてるよ!」
『ほんとだ~! やったね、ユウ!』
気持ち良い! 初めて一人でドラゴンに乗れた!
周辺を一回りしてディルアスたちの元に戻った。
「今日はオブの炎を見るんだろ?」
「そうそう! そうだったね」
決して忘れていた訳ではない。
「いや、オブと飛ぶのが楽しくてつい……、ごめん、行こう!」
笑って誤魔化した。
『ユウ!』
その時、ルナが叫んだ。
索敵に魔物の気配を感じる。
「森から出るぞ!」
ディルアスが森の外を指差しゼルの背に飛び乗った。
「オブはゼルに付いて行って!」
今オブに乗ると、きっと咄嗟な行動が出来ない。オブ一人のほうが力を発揮出来るはず。
ルナに乗り、魔物と距離を保ちながら森の外へ。
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