「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります

古河夜空

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第一章 ルイーザ建国

37.巻き込まれる者達

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■□■---Side: イルーシオ---■□■

  全く以て意味が分かりません。
 羽根のような剣――に見えるアレは、一体何で出来ているのですか?

 単純に魔力をぶつけた程度では傷すら付きません。無詠唱の魔術を叩き付けても結果は同じ。それどころか、動きを止めることすらも出来ない有様。
 かといって強力な魔術で対抗しようと詠唱に入れば、詠唱式そのものを断ち切る始末。遙か昔の賢者が詠唱式破壊術を作り上げて脚光を浴びた事はありましたが、難易度の高さ故、賢者の死で技術が廃れた筈ですよ。――と言うか、その賢者でも、あんな剣で斬るような手軽さで詠唱式を破壊することは不可能だった筈。

 しかも、常に的確に詠唱式を破壊してきます。剣の装備者らしき少年の死角であっても、的確に。
 こちらを見ている気配など感じないにも関わらず、確実に私の魔術を潰しにくる絡繰りも、正直見当が付きません。背中に見えない目でも付いているのかと疑いたくなるほど隙がありません。

 こうなったら、詠唱速度を上げる為の身体強化を――。


「――チッ」

 身体強化系の体内循環系魔術すらも看破してきましたよ、あの剣。
 強烈な一撃で鳩尾を狙い、溜め込んでいた魔力を防御に強制的に防御に使わされました。防御は成功しましたが、これだと身体強化すらままなりませんね。

 そして、何より恐ろしいのは、この妨害を脳筋暴力龍を相手にしながらやってのけていることですよ。
 私が崇拝する主、マグダレーナ・イヴリーラ様程では無いにしろ、単純な戦闘能力であれば間違い無く魔族トップクラスの脳筋暴力龍ですよ? それを相手取りながら私をここまで完璧に封じ込める人族が居るなど、予想だにしませんでした。

 えぇ、いくら私が、魔力制御の半分以上を眷属操作に使って・・・・・・・・いるとは言え、抑えこまれてしまうなど……。
 本当に拙いですよ。えぇ。本当に拙い。
 こんな手強い少年です。早く片付けないと……。



 ああッ、矢張りッ。
 短絡脳筋暴力龍が龍化し始めてしまったではないですか!

「本気ですか、アドヴェルザ様!」
「黙れ下僕! 此奴はそれだけの力を持った強者。嘗めてかかると命を落とすぞ!」
「だからと言って……ッ」

 あの馬鹿みたいに巨大化した龍の力は、もう災害そのもの何ですよ?
 この辺一帯に尋常ならざる被害をもたらします。拙いですよ、本当に!!

「アドヴェルザ様、まだこのエリアには……ッ」
「分かっておる。――それは下僕が何とかせよ。我は、ノアを――屠る!」

 何が、ノアを屠るですか!
 私が貴方を屠って差し上げましょうか?!

 まだこのエリアには、至高なる私の主、マグダレーナ・イヴリーラ様の眷属たる闇夜の翼ケイヴバット達が、三一五二匹も居るのですよ?!
 あの可愛らしい翼に傷でも付いたらどう責任取ってくれるんですかね? 下劣短絡脳筋暴力龍は。

「自分勝手な事をッ!」

 一度死ねば良いのです。えぇ。
 こうなったらもう、一部の眷属操作を一時的に緩めてでも、結界魔術を構築する必要がありますね。最早スピード勝負です。私が先か、下劣短絡脳筋暴力龍が先か。
 ノアとか言う少年は、もう下劣短絡脳筋暴力龍に任せます。流石に龍化するのですから、一対一で良い勝負をしてくれる筈――じゃないのですか?!

「アドヴェルザ様!」
「黙っておれ、問題無いわ!」

 問題大ありですよ! 何、眼を潰されてるんですか。馬鹿なのですか? 嗚呼、馬鹿でしたね。失礼しました。
 というか、ちゃんとその少年を抑えこんで下さいよ! 流石にあの羽根剣の相手をしながら防御魔術を構築するのでは間に合いませんよ。
 何故かって?
 どうせあの不良下劣短絡脳筋暴力龍は直ぐに広範囲殲滅攻撃ブレスを使うに決まって……。


「アドヴェルザ様ァァッ!!」


 本当に、言ったそばから使いやがりましたよ! ん? 言ってはいないだろ、思っただけだろって? それは些末事です。お黙りなさい。
 それよりも、本気で間に合いませんよ! 何いきなり全力全開フルスロットルで自然破壊しようとしてくれるのですか! 隕石が直撃しても壊れなさそうなほど無駄に頑丈な貴方と違って、闇夜の翼ケイヴバット達は繊細で可憐なのですよ!

 今闇夜の翼ケイヴバット達は不自然にオドルアリウム臭が漂っている山裾方面に展開させていますから……。嗚呼もう、もの凄い広範囲を守る必要がありますね! 結界魔術一枚じゃ足りないじゃないですか!
 本当にッ、横暴不良下劣短絡脳筋暴力龍め!!



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



■□■---Side: ウルガー---■□■

 「何故なにゆえ急に、ケイヴバットがこんなに集まってきたのだ?」
「分からないよ。それらしい原因も不明だし……。そもそも、こんなにオドルアリウムが臭ってるから、寧ろ遠ざかって行きそうなものじゃないの?」
「うむ。拙者もそう思うが……」

 今、拙者とラウラは、洞窟から出て森の中に身を潜めていた。
 リーゼ殿がノア殿をいたく心配されているという事もあり、遠くから状況把握でも出来ればと思って出てきてみたのだが、そこで再び蝙蝠の大群に出くわした次第。

 物理的に鼻がもげてしまいそうな程臭いが立ちこめているこの周辺に、あれほど大群の蝙蝠が集まる理由など、見当も付かない。
 それはラウラも同じようで、目尻に涙を浮かべながら周囲の警戒に当たってくれている。


 元々拙者達は人族よりも視力が良く、耳が良く、身体能力も高く、なにより鼻が利く。
 それ故、リーゼ殿自身が探索に出られるよりも、安全に状況把握が出来る筈と考えておりましたが、一つ、誤算がありました。

「うぅ、まだくちゃいよぅ」

 そう。
 オドルアリウムの残り香がキツすぎて、鼻が全く役に立たないのでござる。本当に、鼻が利きすぎるのも困りものでござる。
 お陰で、ノア殿の痕跡を辿りながら、とても強力な魔力が交錯している方へと近づいて行かざるを得ない状況に陥ってしもうた。勿論、それでも、人族よりは遠くを見通せる故、安全に対処出来るとは思うが。

 それに、こんな危険で臭い場所に、ノア殿の想い人とお子様を向かわせるなどといった不忠を働くわけにもいかん。

「我慢でござるよ、ラウラ」
「うぅ、ウルガーが鬼だ」
「では、リーゼ殿にお願いする方が良かったと?」
「そんな事言ってないでしょ。あんなに親切にしてくれる人達に、これ以上私達のことで迷惑なんて掛けられないじゃない。だからこうして、ノア様を心配して心配して倒れてしまいそうなリーゼさんの代わりに来てるんじゃない」
「分かっているなら良い。――そろそろ無駄口も拙い距離になる。急いで状況を把握して、戻るでござる」
「分かってるわよ」

 そこからは、拙者達は黙って問題の方角へと向かった。


 ――が、直ぐに、拙者達は引き返さざるをえなくなった。

「な、何よあれ?」
「龍……で、ござるか?」

 それはまるで山だった。
 ごつごつとした黒い岩肌の山で、長い山麓のような何かが遥か向こうまで見える。森の木々が邪魔している筈なのに、その存在がしっかりと分かるのだ。

 山の頂上付近には、一対の巨翼。まさかあの巨体を浮かび上がらせる程の力を持った翼なのだろうか?
 驚く程大きく、驚く程強靱な翼だ。

 顔やその他までは見えなかったけれど、突如膨れ上がった禍々しい魔力と圧倒的な存在感、そして黒光りする巨躯がそこに在った。


「ラウラ、一旦戻ろう。アレに、拙者達ができることはござらん!」
「え、で、でも!」
「悔しいが、拙者達が出て行ったところで足手纏いでござる。――悔しいがッ、ノア殿とマキーナ殿に任せる他、無い……ッ」

 ガギリ、と牙が軋んだ。
 それほど強く、噛みしめていたようだ。

 この身を盾にしてでも、命の恩人たるノア殿を助けたい。叶うなら、共に在りたい。
 明らかな緊急事態に、ノア殿の傍にいられないことが、何かあった時に対処出来る場所に居られないことが、悔しい。

 だが、戦力差は明らか。
 そして、ノア殿からは、リーゼ殿達を守って欲しいとも言付けられている。


 拙者の思いが伝わったのか、ラウラは何か言いかけていたが、その言葉を飲み込んで頷いてくれた。
 すぐに調子に乗る悪癖はあるが、それでいて思慮深いラウラらしい反応だと思った。

「そうだね。アレの余波から皆を守らないと」
「そういう事でござる」


 そう言って、拙者達は急ぎ来た道を戻った。
 今は、一刻も早くこの事態を皆に伝えることが先決だと信じて。
























 ――故に。
 そんな拙者達を見る人影に、終ぞ気付くことは出来なかった。

―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
■Tips■
黒龍族[名詞・種族名]
漆黒の鱗をもつ龍族の総称。
龍族の中でも特に暴力絶対主義の気質を持っていて、何事も殴り合いで決めるような種族。
龍族の特徴として、人型と龍型の両方の形態を持つことが上げられるが、黒龍族も同様。

現在は、アドヴェルザが王として一族を率いている。
王になる条件は至極単純で、一族の中で一番強いこと。
アドヴェルザは、自分以外全員を拳で分からせたため、王になった。

水龍族や火龍族のように、特定の属性に特化しているという特徴は無いが、漆黒の鱗は魔術が効きづらい。
それ故、黒龍の鱗を用いた防具はかなりの高値で取引される。
なかなか手に入らないけれど。


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