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第三話 愛人!? どうぞご勝手に!!
⑧ 姫のキスで王子は息を吹きかえす
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「エイリーク様」
私は入口の戸を開け、彼を手招きした。入室し、安らかに眠るケネスを見た彼はさすがにたまげたようだ。
「これ本当に大丈夫なのか? これで本当に寝ているだけだと?」
「ええ、理論上は。あとは神に祈るしかありません。エイリーク様、至急私の家まで使いを出して、サラを連れてきて欲しいです。そして町の教会まで」
「ああ、自警団も準備している」
そういえばエイリーク様、結局サラのことはどう思っているのかしら。夫がいるんだから、しかもその夫への愛は間違いなく確かなものなのだし、もう愛人として囲うのは諦めるとか、そんなことはないかな?……なんて余計なこと考えてる場合じゃない! サラが教会に着くまで4時間ほど。それまでに、ケネスを運ぶ先の教会にあの詐欺師を呼び出して……。
手はず通り、ケネスは聖堂の祭壇前にて眠っている。そこにノコノコと詐欺師がやってきた。
「ああ、あなたはケネスのお世話になっていた薬師ですね?」
「は、はい、そうです。あなたは?」
「私は彼の友人です。今日、彼を見舞っていたら、いつの間にかこのように……」
ふふ、この町娘の演技も我ながら堂に入ってるわ。私も将来、劇団の役者になるというのはどうかしら。いやその頃の年齢では老婆役しかできない、たいして需要ないか。
ちらっと詐欺師の方を見てやると、思ってたより早いな、と顔に出ている。化かし合いなら私の圧勝ね。
「薬師さん、彼の死を確認してくださいますか?」
「あ、ああ……」
そして彼は何やらこそこそやってみたようだけど、やっぱり「フリ」ができるだけではねぇ。
「ああ、ご臨終だ」
ペテン師が。こっそり舌を出してやる。
「あ、あの、彼の奥方は……」
それが気になるわよね。
「彼女は今日も仕事に出ているんだけど、さっき使いを出したのでもうすぐここに着くはずです。彼の枕元に遺書もありましたので、これを彼女に渡せば」
「みっ、見せてくれ」
私の手から慌てて遺書を取り上げ、彼は最後まで読んだら顔が青くなった。そりゃそうだ、銀貨を薬師に預けたとしっかり書いてあるのだから。「早く金を持ってトンズラせねば」との、心の声が聞こえるようだ。とっとと金を持って出ていくがいいわ。エイリーク様が用意したネズミ捕りが待ち構えているから。
**
ケネスが目覚めるまであと小半時といったところ。そろそろサラに到着してもらわないと……。馬車は順調に走っているかしら。
その時、ギギィと聖堂の扉が開いた。サラかと思い振り向いたら。
「よーし、ここに隠れるぞぉ!」
「おい、みんなで隠れたらバレちゃうだろっ!」
ああ、近所の子どもたちか。教会を遊び場にしているらしい。
「ね、ねぇ、坊やたち。ちょっと今ここは……」
「おねえちゃん、何やってるの?」
「あ、分かった、死体ごっこ!」
まさしく“死体ごっこ”の最中だ。だから邪魔しないでチビっこたち!
こうして私が焦りを実感した頃、廊下から足音が聞こえてくる。
「ケネス!!」
息せき切らしたサラの登場だ。待っていた。
眠る彼に歩み寄る、一歩一歩確実に。その足は絶えず震えているようだ。
ようやく棺の前に立った顔面蒼白の彼女。がくんと膝を落とし、そして彼の手を取った。
「冷たい……」
周りで子どもたちが椅子や柱に隠れ、やいのやいの言っているが、彼女の視界には他に何も入らない。ただもう少しのあいだ頭をしっかりしていてもらわないと。ここで私が彼の遺書を見せるのだから。
「サラ……」
「え……? エレーゼ様? どうして……」
「たまたま今日お見舞いにとあなたの家を訪問したら、こんなことになっていて……」
たまたま見舞いも、私が町娘風でいるのも不自然極まるが、今の彼女にそんな思考力はないだろう。
「お悔やみ申し上げるわ。それで、私、彼の枕元で見つけたんだけど……」
彼に書かせた遺書を神妙な面持ちで手渡した。
ここで彼女があまりにも取り乱したり、前後不覚で倒れたりしないようにサポートする。今回は“計画のため”だけど、きっとそれも薬師の役目で避けて通れないことだから、遠慮なく練習させてもらおう。
「……なんてこと……。ケネスは私のために……自ら命を……」
「あなたは本当に深く愛されていたのね」
「愛……? そうですね、きっとこれは愛なのでしょう。でも私はそんなこと望んでいなかった! 生きていて欲しかった! 彼が生きていてくれさえすれば、私はどんなに仕事が辛くても頑張れたのに……」
「でも、そうやってあなたが彼のためにって仕事に行けば、彼はずっとひとりぼっち。ほら、ここに書いてある。本当はそばにいて欲しかったけど、僕のため働きに出る君にそんなこと言い出せなかった、って」
「あ……」
彼女の遺書を持つ手はより震えだす。その手を私はそっと握った。
「あなたはそんな彼の気持ち、考えたことあった?」
「そ、それは……」
「薬はとても高いのよね。あなたが働きっぱなしにならなくてはいけないほどに。でも彼はそれで永らえるより、たとえ短く終わってしまっても、あなたとかけがえのない時を過ごしたかったのでは」
「そんなこと、考えてなかった……」
これが「考える必要性」なのか。ひとりよがりではいけないの。でも、当事者としてはね……。
「彼が不治の病に冒されて、気が動転してしまったのね」
そして休む暇なく働いて、どんどん思考力を奪われて、たまに帰ると大事な夫の容体は衰弱の一途。同情に余りあるけど、ここでしっかり言っておかないとな。
「あなたたちはお互いに愛し合っているけど、愛って、自分がしてあげたいことをするだけじゃないのよ、きっと。相手の望むことをしてあげることなの。そのためには、もっと相手を知ろうとして……」
ん? なんか私、自分でもよく分からないことを言おうとしてる気がする。
「そのためにもっと言葉を交わして……」
でも、勇気がいるのよ。何が欲しい? どうして欲しい? あなたのために私、何ができる?……なんて聞くのは。
「ふたりの望みが重なり合うところをふたりで探っていく勇気が必要なんだと思うわ!」
「…………」
本当に何も分かってない私が、感情任せに何か言ってしまったわ──!
「そうですね……彼を失った今なら理解ります。ちゃんと向き合えていたら……何か変わっていたのでしょうかっ……」
「サラ……」
不謹慎なのだけど、そう涙をこぼす彼女は本当に綺麗。
「もう遅いんです。もう彼はここにいなくて、だから私も、彼を追って天国で話し合います……」
「えっ!?」
ま、まぁ、こう言い出すのは想定内よ。そうなってもおかしくないでしょう、夫の遺体を目にしたら。
「あら……もしかしてこの瓶は、彼が服用した毒?」
彼女は彼の棺のもとに転がっていた薬の小瓶を見つけた。
あれ? 私のポシェットに入れておいたのに……あ、ポシェットに穴が開いてる! 転がっていっちゃったのね。でも大丈夫。
「ああ、もう一滴も残っていない!」
ちゃんと全部飲ませたもの。分量は大事だから。周りに刃物もないし、今ここで自死なんてできない。でもそろそろケネスに起きてもらわないと……!
私もどうにも焦ってきた。だってもうそろそろ目覚めていいはず。まさか、失敗していて……二度と目を開けないなんてことは……。
「ねーねーおねえちゃん~~」
「ん? なに坊や」
聖堂で隠れて遊んでいた子どもたちが私の元にやって来た。
「一緒に遊ぼうよ~~」
更にわらわら寄ってきた。
「あ~っ、坊やたち、ちょっと今、忙しくて。ねぇ、外で遊んできなさいよ」
「あら、ケネスの唇がつやめいている……液体……? 口に毒が残っていないかしらっ……」
「え? サラ、さすがに大丈夫だと思うけどっ、あまり触れない方が……」
「ねーねーおねえちゃん~~」
「な、なに!?」
「おしっこー」
「ひとりで行って!」
「きょーかいのうらの森、お化けでるんだよ~~」
子どもが私の裾をぐいぐい引っぱり連れて行こうとする。今ここを離れるわけにいかないのに。
「ああ~~もうっ困ったわ。引っぱらないでっ。ねぇほら、みんなで行けば怖くない……」
「うわ──! 白雪姫のキスで王子が目さました──!!」
「王子いきかえった──!」
────え??
振り向いた私の目に映ったその光景は、まるで童話の1ページ……。
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「は、はい、そうです。あなたは?」
「私は彼の友人です。今日、彼を見舞っていたら、いつの間にかこのように……」
ふふ、この町娘の演技も我ながら堂に入ってるわ。私も将来、劇団の役者になるというのはどうかしら。いやその頃の年齢では老婆役しかできない、たいして需要ないか。
ちらっと詐欺師の方を見てやると、思ってたより早いな、と顔に出ている。化かし合いなら私の圧勝ね。
「薬師さん、彼の死を確認してくださいますか?」
「あ、ああ……」
そして彼は何やらこそこそやってみたようだけど、やっぱり「フリ」ができるだけではねぇ。
「ああ、ご臨終だ」
ペテン師が。こっそり舌を出してやる。
「あ、あの、彼の奥方は……」
それが気になるわよね。
「彼女は今日も仕事に出ているんだけど、さっき使いを出したのでもうすぐここに着くはずです。彼の枕元に遺書もありましたので、これを彼女に渡せば」
「みっ、見せてくれ」
私の手から慌てて遺書を取り上げ、彼は最後まで読んだら顔が青くなった。そりゃそうだ、銀貨を薬師に預けたとしっかり書いてあるのだから。「早く金を持ってトンズラせねば」との、心の声が聞こえるようだ。とっとと金を持って出ていくがいいわ。エイリーク様が用意したネズミ捕りが待ち構えているから。
**
ケネスが目覚めるまであと小半時といったところ。そろそろサラに到着してもらわないと……。馬車は順調に走っているかしら。
その時、ギギィと聖堂の扉が開いた。サラかと思い振り向いたら。
「よーし、ここに隠れるぞぉ!」
「おい、みんなで隠れたらバレちゃうだろっ!」
ああ、近所の子どもたちか。教会を遊び場にしているらしい。
「ね、ねぇ、坊やたち。ちょっと今ここは……」
「おねえちゃん、何やってるの?」
「あ、分かった、死体ごっこ!」
まさしく“死体ごっこ”の最中だ。だから邪魔しないでチビっこたち!
こうして私が焦りを実感した頃、廊下から足音が聞こえてくる。
「ケネス!!」
息せき切らしたサラの登場だ。待っていた。
眠る彼に歩み寄る、一歩一歩確実に。その足は絶えず震えているようだ。
ようやく棺の前に立った顔面蒼白の彼女。がくんと膝を落とし、そして彼の手を取った。
「冷たい……」
周りで子どもたちが椅子や柱に隠れ、やいのやいの言っているが、彼女の視界には他に何も入らない。ただもう少しのあいだ頭をしっかりしていてもらわないと。ここで私が彼の遺書を見せるのだから。
「サラ……」
「え……? エレーゼ様? どうして……」
「たまたま今日お見舞いにとあなたの家を訪問したら、こんなことになっていて……」
たまたま見舞いも、私が町娘風でいるのも不自然極まるが、今の彼女にそんな思考力はないだろう。
「お悔やみ申し上げるわ。それで、私、彼の枕元で見つけたんだけど……」
彼に書かせた遺書を神妙な面持ちで手渡した。
ここで彼女があまりにも取り乱したり、前後不覚で倒れたりしないようにサポートする。今回は“計画のため”だけど、きっとそれも薬師の役目で避けて通れないことだから、遠慮なく練習させてもらおう。
「……なんてこと……。ケネスは私のために……自ら命を……」
「あなたは本当に深く愛されていたのね」
「愛……? そうですね、きっとこれは愛なのでしょう。でも私はそんなこと望んでいなかった! 生きていて欲しかった! 彼が生きていてくれさえすれば、私はどんなに仕事が辛くても頑張れたのに……」
「でも、そうやってあなたが彼のためにって仕事に行けば、彼はずっとひとりぼっち。ほら、ここに書いてある。本当はそばにいて欲しかったけど、僕のため働きに出る君にそんなこと言い出せなかった、って」
「あ……」
彼女の遺書を持つ手はより震えだす。その手を私はそっと握った。
「あなたはそんな彼の気持ち、考えたことあった?」
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「そんなこと、考えてなかった……」
これが「考える必要性」なのか。ひとりよがりではいけないの。でも、当事者としてはね……。
「彼が不治の病に冒されて、気が動転してしまったのね」
そして休む暇なく働いて、どんどん思考力を奪われて、たまに帰ると大事な夫の容体は衰弱の一途。同情に余りあるけど、ここでしっかり言っておかないとな。
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ん? なんか私、自分でもよく分からないことを言おうとしてる気がする。
「そのためにもっと言葉を交わして……」
でも、勇気がいるのよ。何が欲しい? どうして欲しい? あなたのために私、何ができる?……なんて聞くのは。
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「ああ、もう一滴も残っていない!」
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私もどうにも焦ってきた。だってもうそろそろ目覚めていいはず。まさか、失敗していて……二度と目を開けないなんてことは……。
「ねーねーおねえちゃん~~」
「ん? なに坊や」
聖堂で隠れて遊んでいた子どもたちが私の元にやって来た。
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更にわらわら寄ってきた。
「あ~っ、坊やたち、ちょっと今、忙しくて。ねぇ、外で遊んできなさいよ」
「あら、ケネスの唇がつやめいている……液体……? 口に毒が残っていないかしらっ……」
「え? サラ、さすがに大丈夫だと思うけどっ、あまり触れない方が……」
「ねーねーおねえちゃん~~」
「な、なに!?」
「おしっこー」
「ひとりで行って!」
「きょーかいのうらの森、お化けでるんだよ~~」
子どもが私の裾をぐいぐい引っぱり連れて行こうとする。今ここを離れるわけにいかないのに。
「ああ~~もうっ困ったわ。引っぱらないでっ。ねぇほら、みんなで行けば怖くない……」
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