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【 第二章 】 あなたを癒す力になりたい
⑥ はじめてのおつかい
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────「君の不死鳥に触れてしまうのを止められないと思うから……」
“男がその胸の聖痕に触れたら、たちまち不死鳥は飛び去ってしまう”──その事実を知らない彼女は無防備で、彼にとっては可愛くてたまらない。
「え? 今なんて言ったの? フクロウの鳴き声で聞こえなかった」
ディオニソスは彼女に今、禁忌の内訳を話すのは止めておいた。
男がその不死鳥を取り込まんとすると、神の怒りにふれ、不死鳥の聖痕は消失する。神の力と共に。聖女がただの人になる。────始祖神への信仰の厚い、この国の人間には実に恐ろしい話だ。
「アリア。代わりに今夜は、私を敷物にして寝ていいよ」
そう言いながらディオニソスはアリアンロッドを両腕で優しく抱きかかえ、唐突に絨毯を敷いただけの固い床に倒れ込んだ。
「きゃっ。……キスはダメなのに、これはいいの?」
ごまかされていると分かるのに、たったこれだけの触れ合いで胸がときめいて、切なさも夜の風に吹かれていってしまいそうだ。
「私は敷物だから。絨毯よりは温かいだろう? ん、むしろ寝にくいか?」
「そんなことない……」
(敷物と言っても、敷いているのは腕だけだし……。)
「早く寝ないとな。また明日も仕事づくめだ」
「私が寝たらその辺に転がすつもりでしょ。敷物の職務怠慢よ?」
「そんなことしないさ」
「温かい……」
────この腕の中に永遠に留まっていたい。ずっとこうして熱を感じていたら、私たち溶けて交じり合って、いつかひとつの物質になってしまうんじゃないかしら。
本能でそう感じた。
お花畑にいるみたい。そんな心地のアリアンロッドは、眠りの世界でゆらゆら漂い、その疲れた身体は癒されていくのだった。
2度目の訪問診療を終えて帰った翌日のこと。
アリアンロッドは屋敷の庭でひとり懸命に家事に勤しんでいた。ディオニソスは医師が昨日ふもとの村に忘れ物をしたとかで、取りに行かせられている。
「そろそろ3週間……。師が納得いくほどの役目を果たせたかなぁ」
そこに医師がやってきた。
「アリア、あなたにも遣いに出てもらいたいのだが」
「あ、はい!」
◇◇
「ヨモギを採りに行けばいいのね?」
「そう。ここからまっすぐ北に、あなたの足なら7千歩も行くとそれの多く茂る野原がある。そこで籠にいっぱい摘んできて欲しいのだ。ヨモギは分かるな?」
「ええ。草花のことはそこまで詳しくないけど、ヨモギならよく知ってるわ。任せて」
医師は言う。山には危険が多い。時に死と隣り合わせだとも。
「そ、そうよね。けものが出たりするかな」
「そこは私がしばしば行く道だ。念のため短刀は持っていくが、大きなけものと出くわしたことはない。ただ道はなかなか険しい。用心に用心を重ねておらねば……」
「大丈夫、気を付けます」
「これを持っていけ」
そう医師は手のひらサイズの、鉱石でできた針が入っている小箱を渡した。
「これは?」
「方位磁針という。この針の指す方が北だ」
「ああ、本で見たことがあるわ。これで航海術が発展したのよね。私は旅に出たことがないから、本物は初めて見た」
「必ずこれをマメに見ながら行け、道がまともにないからな。あと貴重品だから落とさぬように」
「へぇ、どっちに向いても針は必ず北を刺すんだ。すごい便利。……はい。指す方にまっすぐ、7千歩ね」
「この遣いをしかと果たしたら、あなたの要求を受け入れてもいい」
それを聞いてアリアンロッドの表情は希望の色に溢れた。
「本当!?」
「まぁ、そろそろ約束の期限だ。前向きに考えよう」
すぐさま方位磁針を手に、彼女は勇んで出かけたのだった。
しばらくしてディオニソスが麓から帰ってきた。その彼が見回しても屋敷にアリアンロッドの姿はない。
「アリアが見当たらないのだが」
「彼女にも遣いを頼んだ」
医師は何食わぬ顔で読み物をしている。
「どこへ?」
「この山のもっと奥だ」
彼は不審に思った。屋敷の周辺ならともかく、更に上って行けば安全な場であるわけがない。今すぐ探しに出ようとしたが、行き先の見当がつかない。医師に教えてもらわねば。
そこで彼女を目に入れると、なにやら不敵な笑みを浮かべていた。いや、彼にはそう見えたのだ。
「教えて欲しい。どこへ何をしに行かせたのか」
「ヨモギを取りに行かせただけだ」
「ヨモギ?」
「しかし、指示した処にそれは生えていない。生えているのは……」
この瞬間、ディオニソスの全身の肌が粟立った。嫌な予感に急き立てられて、がむしゃらに彼女を問い詰める──。
────
「あなたはわざと彼女にそんなところへ!? 医師でありながら人の命を、壮健を、無為に弄ぶのか!」
部屋中に怒号が響く。
「あらかじめ彼女には未知なる山中の恐ろしさを忠告したし、彼女も分かっていたようだぞ。あとはいかに注意深くいられるかだ。山の中では当然だろう」
「“あれ”を知らなければ、どうしようもないではないか! “あれ”の葉はヨモギのそれとそっくりなんだ」
一刻も早くここを発たんと踵を返すディオニソス。その背中に、医師は含みをこめた声で語りかける。
「なぁ? あなたはいい年の男のわりに、ずいぶん鬱屈としたものを抱えているようだ」
「は?」
「それだけデキる男なのに、もったいないことだな」
彼には何のことを言われているのか分からない。
「さすがに山の中で“あれ”を口に入れることはあるまい、命を落とすほどでもないだろう。しかし“あれ”の根の毒に当てられて、彼女の可愛らしいお顔がただれでもしたら?」
そのように挑発され、膝から崩れ落ちるような思いだ。
医師は続ける。
「誰にも咎められず、あなただけが彼女を囲むことができる」
「なんてことを……」
「私は医師ゆえ、兄妹のつがいは勧められぬが」
「彼女と私に血の繋がりはない」
「そうなのか? それならば何も、あなたたちを隔てるものはないではないか」
「私はそういった感情でっ……」
「そう照れずとも。傍にいる男女のごく自然な願望だ。あの子はとても可愛いな。甘やかしてやりたい気持ちもわかる。“あれ”の毒で意識障害を起こし、どこか身体に不自由が残れば、やはり世間から隠してあなたが永遠に世話をすればよい」
ディオニソスは今ここで、身体の奥から湧き上がる焦りや怒りを、制御できそうにない、情けない己を実感した。
「私は彼女を不幸にしてまでそのようなこと、一瞬たりとも望んだことはない!! 一体彼女はどこへ……」
“男がその胸の聖痕に触れたら、たちまち不死鳥は飛び去ってしまう”──その事実を知らない彼女は無防備で、彼にとっては可愛くてたまらない。
「え? 今なんて言ったの? フクロウの鳴き声で聞こえなかった」
ディオニソスは彼女に今、禁忌の内訳を話すのは止めておいた。
男がその不死鳥を取り込まんとすると、神の怒りにふれ、不死鳥の聖痕は消失する。神の力と共に。聖女がただの人になる。────始祖神への信仰の厚い、この国の人間には実に恐ろしい話だ。
「アリア。代わりに今夜は、私を敷物にして寝ていいよ」
そう言いながらディオニソスはアリアンロッドを両腕で優しく抱きかかえ、唐突に絨毯を敷いただけの固い床に倒れ込んだ。
「きゃっ。……キスはダメなのに、これはいいの?」
ごまかされていると分かるのに、たったこれだけの触れ合いで胸がときめいて、切なさも夜の風に吹かれていってしまいそうだ。
「私は敷物だから。絨毯よりは温かいだろう? ん、むしろ寝にくいか?」
「そんなことない……」
(敷物と言っても、敷いているのは腕だけだし……。)
「早く寝ないとな。また明日も仕事づくめだ」
「私が寝たらその辺に転がすつもりでしょ。敷物の職務怠慢よ?」
「そんなことしないさ」
「温かい……」
────この腕の中に永遠に留まっていたい。ずっとこうして熱を感じていたら、私たち溶けて交じり合って、いつかひとつの物質になってしまうんじゃないかしら。
本能でそう感じた。
お花畑にいるみたい。そんな心地のアリアンロッドは、眠りの世界でゆらゆら漂い、その疲れた身体は癒されていくのだった。
2度目の訪問診療を終えて帰った翌日のこと。
アリアンロッドは屋敷の庭でひとり懸命に家事に勤しんでいた。ディオニソスは医師が昨日ふもとの村に忘れ物をしたとかで、取りに行かせられている。
「そろそろ3週間……。師が納得いくほどの役目を果たせたかなぁ」
そこに医師がやってきた。
「アリア、あなたにも遣いに出てもらいたいのだが」
「あ、はい!」
◇◇
「ヨモギを採りに行けばいいのね?」
「そう。ここからまっすぐ北に、あなたの足なら7千歩も行くとそれの多く茂る野原がある。そこで籠にいっぱい摘んできて欲しいのだ。ヨモギは分かるな?」
「ええ。草花のことはそこまで詳しくないけど、ヨモギならよく知ってるわ。任せて」
医師は言う。山には危険が多い。時に死と隣り合わせだとも。
「そ、そうよね。けものが出たりするかな」
「そこは私がしばしば行く道だ。念のため短刀は持っていくが、大きなけものと出くわしたことはない。ただ道はなかなか険しい。用心に用心を重ねておらねば……」
「大丈夫、気を付けます」
「これを持っていけ」
そう医師は手のひらサイズの、鉱石でできた針が入っている小箱を渡した。
「これは?」
「方位磁針という。この針の指す方が北だ」
「ああ、本で見たことがあるわ。これで航海術が発展したのよね。私は旅に出たことがないから、本物は初めて見た」
「必ずこれをマメに見ながら行け、道がまともにないからな。あと貴重品だから落とさぬように」
「へぇ、どっちに向いても針は必ず北を刺すんだ。すごい便利。……はい。指す方にまっすぐ、7千歩ね」
「この遣いをしかと果たしたら、あなたの要求を受け入れてもいい」
それを聞いてアリアンロッドの表情は希望の色に溢れた。
「本当!?」
「まぁ、そろそろ約束の期限だ。前向きに考えよう」
すぐさま方位磁針を手に、彼女は勇んで出かけたのだった。
しばらくしてディオニソスが麓から帰ってきた。その彼が見回しても屋敷にアリアンロッドの姿はない。
「アリアが見当たらないのだが」
「彼女にも遣いを頼んだ」
医師は何食わぬ顔で読み物をしている。
「どこへ?」
「この山のもっと奥だ」
彼は不審に思った。屋敷の周辺ならともかく、更に上って行けば安全な場であるわけがない。今すぐ探しに出ようとしたが、行き先の見当がつかない。医師に教えてもらわねば。
そこで彼女を目に入れると、なにやら不敵な笑みを浮かべていた。いや、彼にはそう見えたのだ。
「教えて欲しい。どこへ何をしに行かせたのか」
「ヨモギを取りに行かせただけだ」
「ヨモギ?」
「しかし、指示した処にそれは生えていない。生えているのは……」
この瞬間、ディオニソスの全身の肌が粟立った。嫌な予感に急き立てられて、がむしゃらに彼女を問い詰める──。
────
「あなたはわざと彼女にそんなところへ!? 医師でありながら人の命を、壮健を、無為に弄ぶのか!」
部屋中に怒号が響く。
「あらかじめ彼女には未知なる山中の恐ろしさを忠告したし、彼女も分かっていたようだぞ。あとはいかに注意深くいられるかだ。山の中では当然だろう」
「“あれ”を知らなければ、どうしようもないではないか! “あれ”の葉はヨモギのそれとそっくりなんだ」
一刻も早くここを発たんと踵を返すディオニソス。その背中に、医師は含みをこめた声で語りかける。
「なぁ? あなたはいい年の男のわりに、ずいぶん鬱屈としたものを抱えているようだ」
「は?」
「それだけデキる男なのに、もったいないことだな」
彼には何のことを言われているのか分からない。
「さすがに山の中で“あれ”を口に入れることはあるまい、命を落とすほどでもないだろう。しかし“あれ”の根の毒に当てられて、彼女の可愛らしいお顔がただれでもしたら?」
そのように挑発され、膝から崩れ落ちるような思いだ。
医師は続ける。
「誰にも咎められず、あなただけが彼女を囲むことができる」
「なんてことを……」
「私は医師ゆえ、兄妹のつがいは勧められぬが」
「彼女と私に血の繋がりはない」
「そうなのか? それならば何も、あなたたちを隔てるものはないではないか」
「私はそういった感情でっ……」
「そう照れずとも。傍にいる男女のごく自然な願望だ。あの子はとても可愛いな。甘やかしてやりたい気持ちもわかる。“あれ”の毒で意識障害を起こし、どこか身体に不自由が残れば、やはり世間から隠してあなたが永遠に世話をすればよい」
ディオニソスは今ここで、身体の奥から湧き上がる焦りや怒りを、制御できそうにない、情けない己を実感した。
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