63 / 77
第1章:赴任
閑話:イッヌの帰路
しおりを挟む
私の名前はイッヌ。
イッヌ・フォン・カマセ。
カマセ子爵家の長男だ。
ちょっと家庭環境が複雑と言うか、母の実家が伯爵家なのだが。
そういうことで、我ら兄弟は子爵家の子供でありながら伯爵の孫でもある。
そう、父と祖父母以外は、伯爵家の血筋となる。
なんというか……そのことで、父が劣等感を抱いてしまいこじらせてしまっていた。
最初は母や私たちのために出世しようと画策していたみたいだが、いつの間にか出世の我欲に憑りつかれてしまい家庭をないがしろにし始めた。
同時に領民たちに対しても、重税を課すようになった。
宮廷闘争にはお金が必要なのだ。
寄親に対する上納金という名の賄賂もつかったりして、より上位の貴族に取り入ることにやっきになっていた。
まあ、その寄親が母の実家なので、よくできた婿殿という評価止まりでしかないが。
そのことが母は不満だったらしい。
昔は母を第一に、私が産まれてからは私と母のことを本当に大事にしていくれていたらしい。
物心ついたころには、そんな気質は鳴りを潜めていたようで。
私には偉くなればかり言う、口うるさい父親だった。
その結果、私も出世だけが目標の可愛くない子供になってしまった。
結果、母は盛大に拗ねた。
父に対して冷たく当たるようになり、私にまで冷たい視線を向けるように。
母は領民の為を合言葉に、私の性格の修正を図ったらしいが。
私はすでに父親に、いろいろなことを刷り込まれた状態だった。
だから弟妹たちは可愛がられていたが、私に対してはどこか壁を感じていた。
そんな中、千載一遇の機会が。
あの猪姫……考えなし……無鉄砲……どうにかポジティブな表現を探そうと思ったが、難しい。
その、あれだ!
直向きさが売りの、ミレーネ姫が変わったゴブリンの巣の噂を入手したとのこと。
それに興味を持っていると。
勿論、父もその情報を手に入れていた。
だから私と父は領民から巻き上げ……搔き集めた税金で、軍の上層部に部隊の編成について提案させてもらった。
彼女は一度、痛い目にあった方がいいと。
後詰めとして、私が精鋭を連れていつでも助け舟を出せる状態にすると言って。
彼女にほとほと困らされていた第二騎士団の団長は、2つ返事で頷いていた。
彼自身も付けるのは第二騎士団の下位の騎士とはいえ、本気を出せばピンチに陥ることなどないと思っていたらしい。
なんせ、相手はゴブリンだ。
どんなに強くても、ゴブリンである以上雑魚だろうと。
彼女の補佐兼影の隊長は小賢しい男だが、実力は中の上程度はある。
最初は彼女を1対多数になるようにもっていき、途中で私たちと合流して一気に形成の逆転を図るつもりだったらしい。
ちなみにミレーネ殿下は、この第二騎士団の団長よりは強い。
第二騎士団……実質、騎士団のトップだ。
いや第一騎士団がいるが、あれは王直属の主力部隊。
ここ一番でしか動かない。
実務を主に担当している騎士のなかでは、第二騎士団がトップなのだ。
その騎士団の団長よりも強い姫ってどうなのだろうと思ったが、まあそういうものなのだろう。
なので団長も、油断していた。
第二騎士団に親のコネで入団した、上位貴族のボンクラどもだけでも問題ないと。
実質第二騎士団のお荷物小隊。
団長の方がとうぜん、爵位も一番上だが。
団員達はそうではない。
自分より強くても爵位が低い団員を見下す、クズばかりで形成された小隊。
その小隊を鍛え上げるという名目も込みで、ミレーネ殿下を納得させたらしい。
いや……まあ、うん。
納得したのですね。
その怪しい提案を、あっさりと。
出世のために、あわよくば彼女を娶れればと思っていたが。
そうか……なんの疑いもなく、さらにはやる気まで漲らせているとの追加報告まで受けた。
受けてしまった。
それを聞いた私は、この選択が正しかったのかどうか作戦決行の日までずっと悩み続けることになった。
それでも、無情にも時は流れ続け……
かくして、白馬の王子様作戦が決行されたわけだが。
我ながら、なぜこんな作戦名にしたのか……いま思い出すと、恥ずかしくて死にたくなる。
当時は、それがかっこいいと思っていたのだから仕方ない。
アスマ先生の勉強会に参加するようになって、色々とあれだ……
自分の行動を省みた時に、穴を掘って埋まりたくなるような黒歴史が山積されていたことに気付いた。
黒歴史……字面はかっこいいけど、意味の破壊力が凄い。
黒歴史の集大成がアスマ先生ともいえるけど。
自虐ネタとして、自身の黒歴史を色々と語ってくれた。
凄く、親近感を覚えた。
我、終生の師を得たり! と深く心に刻むくらいに。
でだ……
私の作戦は実行された。
まあ、結論としては穴を掘って埋められたわけだが。
首から上を出して。
当時のことは、思い出したくない。
貴族どころか、人としての尊厳を完全に失うような……そんな辱めを受けることに。
ただ、白馬の王子作戦は大成功だったともいえる。
絶世の美女といっても過言ではない、美しい嫁を娶ることができたからだ。
横で照れているのが、私の可愛い嫁だ。
信じられないかもしれないが、ゴブリンなんだ。
いや……なんていうか、美の集大成のようなゴブリンなんだけど。
この巣には、そんな絶世の美女や美男子がたくさん。
私たちの護衛としてつけられた、ゴブエモン殿。
本当にゴブリンなのが勿体ないくらいの、美丈夫。
髪の毛を後ろで一本に結っているが、眉は細く綺麗に調えられている。
彫りも深く、切れ長の奥二重の目。
体つきもがっしりしているが、太いわけではない。
細マッチョという体型らしい。
何より足が長い。
腰の位置が、私よりも全然高い。
身長差以上に、腰の高さが……
こんな私でも嫁は全力の愛情を注いでくれる。
私が容姿に関しては、この村で劣等感を抱いていることを敏感に感じ取ってくれている。
本当に、出来た嫁だ。
そういえば実家に向かうにあたって、サトウ様がゴブリナに色々とギフトをくれていた。
ステータス面と、物資面の両方で。
流石に亭主の実家に挨拶に行くのに、手ぶらではと。
ロードとして当然の行動だといって、さも当然の如く食べ物やら調度品、装飾品を用意してくれた。
ゴブリナの服も新調してくれて、感謝しかない。
ステータス面に関しては、家事スキルを習得させて伸ばしてくれたらしい。
そのうえで、いくつか料理のレシピもゴブ美さんが伝授してくれたらしい。
至れり尽くせりで、頭が上がらない。
私は領民ひとりひとりに、ここまで手厚い対応が出来るだろうか。
まあ、村と領地では規模が違いすぎるけど。
しかし領都の民どころか、自分の屋敷の使用人にすらこのような気遣いをしたことはない。
気遣いどころか、興味すらもっていなかった。
人として見ていなかった節すらある。
上位者失格だ。
「ああ……」
恥ずかしすぎて思わず顔を両手で覆ったら、ゴブリナが背中を優しくなでてくれた。
そして、横から緑色の光が飛んできた。
ゴブエルさんが、ヒールを飛ばしてくれたらしい。
「ありがとうございます」
「さっきから、たびたび物思いに耽って落ち込んでいるけど、辛気臭いから前向きに楽しい事だけ考えてください」
酷い言いようだ。
「これからするのは目出度い報告でしょう? 前向きに実家が近づくに向けて、顔を上に上げられるよう心掛けるべきですよ」
なるほど……
確かに、私の今の心構えはゴブリナにとっても……私たちのことを祝福してくれた村の人達にとっても……そして、ここまで付き合ってくれているゴブエモン殿たちにとっても顔向けできるものではない。
しかしなぁ……
それに気付かせてくれたのも、こんなに気遣って励ましてくれたのもゴブリンなんだよなぁ……
もうすでに、ホームシックだ……
えっ? 実家に向かっているのに、ホームシックっておかしいって?
いやいや、ゴブリンの村に帰りたい。
あそこの優しくも暖かい人たちに囲まれた日々が、すでにもう懐かしい。
そして、帰ったらお菓子をたくさん作って振舞おう。
いつも最初にゴブリナに送っているけど、今回ばかりはサトウ様に最初に献上しよう。
「いや、着く前から帰った時のことを考えてないで、まずは目的を思い出してください」
また、ゴブエルさんに呆れられてしまった。
うん、我ながら情けない。
イッヌ・フォン・カマセ。
カマセ子爵家の長男だ。
ちょっと家庭環境が複雑と言うか、母の実家が伯爵家なのだが。
そういうことで、我ら兄弟は子爵家の子供でありながら伯爵の孫でもある。
そう、父と祖父母以外は、伯爵家の血筋となる。
なんというか……そのことで、父が劣等感を抱いてしまいこじらせてしまっていた。
最初は母や私たちのために出世しようと画策していたみたいだが、いつの間にか出世の我欲に憑りつかれてしまい家庭をないがしろにし始めた。
同時に領民たちに対しても、重税を課すようになった。
宮廷闘争にはお金が必要なのだ。
寄親に対する上納金という名の賄賂もつかったりして、より上位の貴族に取り入ることにやっきになっていた。
まあ、その寄親が母の実家なので、よくできた婿殿という評価止まりでしかないが。
そのことが母は不満だったらしい。
昔は母を第一に、私が産まれてからは私と母のことを本当に大事にしていくれていたらしい。
物心ついたころには、そんな気質は鳴りを潜めていたようで。
私には偉くなればかり言う、口うるさい父親だった。
その結果、私も出世だけが目標の可愛くない子供になってしまった。
結果、母は盛大に拗ねた。
父に対して冷たく当たるようになり、私にまで冷たい視線を向けるように。
母は領民の為を合言葉に、私の性格の修正を図ったらしいが。
私はすでに父親に、いろいろなことを刷り込まれた状態だった。
だから弟妹たちは可愛がられていたが、私に対してはどこか壁を感じていた。
そんな中、千載一遇の機会が。
あの猪姫……考えなし……無鉄砲……どうにかポジティブな表現を探そうと思ったが、難しい。
その、あれだ!
直向きさが売りの、ミレーネ姫が変わったゴブリンの巣の噂を入手したとのこと。
それに興味を持っていると。
勿論、父もその情報を手に入れていた。
だから私と父は領民から巻き上げ……搔き集めた税金で、軍の上層部に部隊の編成について提案させてもらった。
彼女は一度、痛い目にあった方がいいと。
後詰めとして、私が精鋭を連れていつでも助け舟を出せる状態にすると言って。
彼女にほとほと困らされていた第二騎士団の団長は、2つ返事で頷いていた。
彼自身も付けるのは第二騎士団の下位の騎士とはいえ、本気を出せばピンチに陥ることなどないと思っていたらしい。
なんせ、相手はゴブリンだ。
どんなに強くても、ゴブリンである以上雑魚だろうと。
彼女の補佐兼影の隊長は小賢しい男だが、実力は中の上程度はある。
最初は彼女を1対多数になるようにもっていき、途中で私たちと合流して一気に形成の逆転を図るつもりだったらしい。
ちなみにミレーネ殿下は、この第二騎士団の団長よりは強い。
第二騎士団……実質、騎士団のトップだ。
いや第一騎士団がいるが、あれは王直属の主力部隊。
ここ一番でしか動かない。
実務を主に担当している騎士のなかでは、第二騎士団がトップなのだ。
その騎士団の団長よりも強い姫ってどうなのだろうと思ったが、まあそういうものなのだろう。
なので団長も、油断していた。
第二騎士団に親のコネで入団した、上位貴族のボンクラどもだけでも問題ないと。
実質第二騎士団のお荷物小隊。
団長の方がとうぜん、爵位も一番上だが。
団員達はそうではない。
自分より強くても爵位が低い団員を見下す、クズばかりで形成された小隊。
その小隊を鍛え上げるという名目も込みで、ミレーネ殿下を納得させたらしい。
いや……まあ、うん。
納得したのですね。
その怪しい提案を、あっさりと。
出世のために、あわよくば彼女を娶れればと思っていたが。
そうか……なんの疑いもなく、さらにはやる気まで漲らせているとの追加報告まで受けた。
受けてしまった。
それを聞いた私は、この選択が正しかったのかどうか作戦決行の日までずっと悩み続けることになった。
それでも、無情にも時は流れ続け……
かくして、白馬の王子様作戦が決行されたわけだが。
我ながら、なぜこんな作戦名にしたのか……いま思い出すと、恥ずかしくて死にたくなる。
当時は、それがかっこいいと思っていたのだから仕方ない。
アスマ先生の勉強会に参加するようになって、色々とあれだ……
自分の行動を省みた時に、穴を掘って埋まりたくなるような黒歴史が山積されていたことに気付いた。
黒歴史……字面はかっこいいけど、意味の破壊力が凄い。
黒歴史の集大成がアスマ先生ともいえるけど。
自虐ネタとして、自身の黒歴史を色々と語ってくれた。
凄く、親近感を覚えた。
我、終生の師を得たり! と深く心に刻むくらいに。
でだ……
私の作戦は実行された。
まあ、結論としては穴を掘って埋められたわけだが。
首から上を出して。
当時のことは、思い出したくない。
貴族どころか、人としての尊厳を完全に失うような……そんな辱めを受けることに。
ただ、白馬の王子作戦は大成功だったともいえる。
絶世の美女といっても過言ではない、美しい嫁を娶ることができたからだ。
横で照れているのが、私の可愛い嫁だ。
信じられないかもしれないが、ゴブリンなんだ。
いや……なんていうか、美の集大成のようなゴブリンなんだけど。
この巣には、そんな絶世の美女や美男子がたくさん。
私たちの護衛としてつけられた、ゴブエモン殿。
本当にゴブリンなのが勿体ないくらいの、美丈夫。
髪の毛を後ろで一本に結っているが、眉は細く綺麗に調えられている。
彫りも深く、切れ長の奥二重の目。
体つきもがっしりしているが、太いわけではない。
細マッチョという体型らしい。
何より足が長い。
腰の位置が、私よりも全然高い。
身長差以上に、腰の高さが……
こんな私でも嫁は全力の愛情を注いでくれる。
私が容姿に関しては、この村で劣等感を抱いていることを敏感に感じ取ってくれている。
本当に、出来た嫁だ。
そういえば実家に向かうにあたって、サトウ様がゴブリナに色々とギフトをくれていた。
ステータス面と、物資面の両方で。
流石に亭主の実家に挨拶に行くのに、手ぶらではと。
ロードとして当然の行動だといって、さも当然の如く食べ物やら調度品、装飾品を用意してくれた。
ゴブリナの服も新調してくれて、感謝しかない。
ステータス面に関しては、家事スキルを習得させて伸ばしてくれたらしい。
そのうえで、いくつか料理のレシピもゴブ美さんが伝授してくれたらしい。
至れり尽くせりで、頭が上がらない。
私は領民ひとりひとりに、ここまで手厚い対応が出来るだろうか。
まあ、村と領地では規模が違いすぎるけど。
しかし領都の民どころか、自分の屋敷の使用人にすらこのような気遣いをしたことはない。
気遣いどころか、興味すらもっていなかった。
人として見ていなかった節すらある。
上位者失格だ。
「ああ……」
恥ずかしすぎて思わず顔を両手で覆ったら、ゴブリナが背中を優しくなでてくれた。
そして、横から緑色の光が飛んできた。
ゴブエルさんが、ヒールを飛ばしてくれたらしい。
「ありがとうございます」
「さっきから、たびたび物思いに耽って落ち込んでいるけど、辛気臭いから前向きに楽しい事だけ考えてください」
酷い言いようだ。
「これからするのは目出度い報告でしょう? 前向きに実家が近づくに向けて、顔を上に上げられるよう心掛けるべきですよ」
なるほど……
確かに、私の今の心構えはゴブリナにとっても……私たちのことを祝福してくれた村の人達にとっても……そして、ここまで付き合ってくれているゴブエモン殿たちにとっても顔向けできるものではない。
しかしなぁ……
それに気付かせてくれたのも、こんなに気遣って励ましてくれたのもゴブリンなんだよなぁ……
もうすでに、ホームシックだ……
えっ? 実家に向かっているのに、ホームシックっておかしいって?
いやいや、ゴブリンの村に帰りたい。
あそこの優しくも暖かい人たちに囲まれた日々が、すでにもう懐かしい。
そして、帰ったらお菓子をたくさん作って振舞おう。
いつも最初にゴブリナに送っているけど、今回ばかりはサトウ様に最初に献上しよう。
「いや、着く前から帰った時のことを考えてないで、まずは目的を思い出してください」
また、ゴブエルさんに呆れられてしまった。
うん、我ながら情けない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる