異世界に召喚されて中世欧州っぽい異世界っぽく色々な冒険者と過ごす日本人の更に異世界の魔王の物語

へたまろ

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第2章:北風とカナタのバジリスク退治!~アリスの場合~ 

第9話:エストの村のゴブリン退治6

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「随分と奥まで入るんだな」

 先頭を歩くアレクが、目の前のゴブリンを見据えたまま漏らす。
 一応、カナタの【静寂サイレンス】のお陰で、一定範囲より外に音は漏れないようになっているが、自然と小声になる。
 この魔法だったら、大声で叫んでも外にはもれないんだけど雰囲気的にね? 
 まあ、前衛職のアレクには元々そんな事は分からないと思うけど。
 だけど、アレクの言う事も良く分かる。
 というのが、すでに森に入って30分は歩き続けている。
 警戒しすぎじゃない? とも思わなくは無いけど、ジェネラルはともかく普通のゴブリンにとっては魔物も、人間も危険度という点ではそこまで変わらないからかな? 
 それなら、森の入り口から少しは遠くに居を構えるのも分からなくはない。

「そろそろ大きな気配に辿り着くから、そこが巣だと思うよ」

 私もカバチも結構歩き疲れているので、アレクに対して返事をすることも無かったけど、何故か顔色一つどころか汗すらかいてないカナタがアレクに返事する。
 その内容も、聞き捨てならないものが含まれている気がするが、もうカナタだからという理由でスルーでいいかな? 

「カナタさんって、本当に便利な事が色々と出来るんですね」
「あー、また敬語になってるよ? まあ、戦闘がからっきしだから、戦闘を避けるためのスキルや魔法は結構磨いてきたかな?」

 その戦闘が苦手という部分が、一番怪しいんだけどね。
 でも、まあそんなことを言っても仕方が無い。
 本人が苦手だと言ってる訳だし……
 単に自身が無いだけで、そこそこ戦える気がしなくもないし。
 そもそも、嘘だとも思える。

「それで、よくジェネラルに挑む気になるよね?」
「ん? 戦うのはアレク達だし、俺は補助とサポートに徹するよ?」

 私の嫌味に対して、普通に返してくるカナタ。
 こいつ、やっぱり見かけによらず大人っぽい。
 というか補助とサポートって一緒のような気が……

「ああ、補助は魔法や道具的に、サポートは一歩下がったところから助言的な?」

 うん、分かるけど分からない答えをありがとう。
 こいつ、マジで戦う気無いのか……
 いざとなったら一人で逃げ出しそう……

「シッ! どうやら巣についたみたいだ」

 アレクが口に人差し指を当てて静かにするように指示を出してくるが、そもそも【静寂サイレンス】の効果で範囲に入らない限りこっちの声は届かないんだけどね。
 まあ、慣れてないというか、分からない人からすればこんなもんか。
 
 先を行くゴブリンの方を見ると、そのさらに先にボロボロの柵がある。
 そして、柵の切れ目に二匹のゴブリンが簡単な作りの槍を持って立っていた。
 門番も一応居るのか。
 というか、中に建物も見られるあたり打ち捨てられた村か何かかな? 

 グギャグギャという声が聞こえ、目の前を歩いていた6匹のゴブリンが持つ牛を見てはしゃいでいる様子だ。
 まあ、余計なおまけも付いているんだけどね。

「あの柵も、建物も良く燃えそうだな……」
 
 カナタが案外鬼畜な事を言い出す。
 たしかにここから、火の魔法を放っただけであの巣の中のゴブリンを大分減らせそうな気がしてくる。

「火の魔法……使う?」
「いや、やめておこう……バラバラに逃げ出されたら、探すのが面倒だし。ジェネラルをそれで倒す事は出来ないだろうからね。ジェネラルに逃げられたら、もっと厄介な事になる」
「厄介?」
「ああ、逃げたら奴等はもっと奥で息をひそめるだろう。そして、さらなる進化が起こった時に必ず報復に来るだろうからね? だから、この場で最低でもジェネラルだけは倒しとかないとな。そしたら、たとえ第二のジェネラルが生まれたとしても、人間に手を出そうなんて愚かな事は考えないだろうしね」
「確かにカナタの言う通りだけど、このまま何匹居るか分からないゴブリンを相手するのも、不安が大きい。何か策でもある?」

 何気にカナタって、ノホホンとしていながらも知識も豊富で色々と考えているのは分かる。
 ちょっといけ好かない奴だけどその部分だけは、頭が下がる。
 それと、アレクの言っている事も良く分かる。
 普通のゴブリンの巣でも、駆け出しが手を出していいもんじゃないのに、ジェネラルが居る巣を襲うなんてどうかしてるとしか思えない。
 なんか、妙に自信満々なカナタに乗せられてしまったが、よくよく考えるととんでも無い事にも思えてくる。

「ジェネラルをアレクにぶつけて、他をカバチとアリスで牽制しつつ、ジェネラルを倒したら巣に火を放つ! ってのはどう?」
「無理だよ! 俺一人でジェネラルを相手するってのか? あっ! ごめん……」

 カナタの答えに、アレクが思わず大声で反論して慌てて口を塞いでいる。
 何度も言うけど、カナタの魔法が発動してる限り相手には聞こえ……てる? 
 なんか向こうのほうから、グギャグヤ言う声が……

「なんか、【静寂サイレンス】切れてない?」
「あっ! ごめーん! さっき魔法切れたの言うの忘れてた!」

 私のつぶやきに対して、カナタがしまったという表情を浮かべたあと、テヘっと自分の拳で頭を軽くコツンと殴って舌を出す。
 ああ、本気で殴りて―……
 というか、切れたの絶対わざと黙ってた気がする。
 ここに来て、私達に臆病風が吹いてるのを感じて、逃げ場を無くしたようなタイミングだし。
 そもそも魔力が減っているような倦怠感や、疲労感といったものが全く現れてない以上、自分で切ったとしか考えられない。
 もしかして、やっぱりこいつゴブリンの回し者で私達差し出されたんじゃ……

「ということで、アレク君! 君のミスリルの剣が火を吹くときが来たようだ」

 そう言って、後ろからアレクの両肩を掴んで前に押し出す。

「ちょっ! マジで!」

 アレクが後ろを見ながら、じゃっかん冷や汗をかいているのが分かる。
 つっても、もう逃げようもないしやるしかないよね? 
 というか、これなら逃げるために火の魔法を放っても良いんじゃ無いかな? 

「グギャグギャ!」
「ギャギャッ!」
 
 慌てた様子で、武装したゴブリンたちが飛び出してくる。

「この巣に居るのは、ジェネラル1体と、ナイトが2体、ファイター4対、メイジ2体、プリースト1体、残りは普通のゴブリンが82匹だから、殲滅戦いっちょ行ってみよう!」
「えっ? ジェネラル以外に、職持ちのゴブリンが10体も居るの?」

 カナタの言葉にアレクの顔が一気に青くなる。
 いや、正確に数が分かるところに驚こうか? 
 それと、職持ちのゴブリンはたぶん9体だから! 
 良かったね、思ってるより1体少ないよ? 
 というか、ナイトとプリーストが居る時点で、駆け出しで勝てる相手じゃないし。
 逃げれそうにも無いし…… 
 馬が居ない事を祈ろう……
 馬さえ居なければ、ナイトゴブリンなんてちょっと強いだけのゴブリンファイターだし。 

 そんな事を思っていると、槍を手に持った鎧を着たゴブリンが出てくる。
 これがナイトか……確かにちょっと強そう。
 フルフェイスのマスク被ってるから、人間の騎士とあんまり変わらないように見える。
 ちっちゃいけど。

「ニンゲンカ……ドウヤッテココニキタ?」

 驚いたよ! 
 喋ったよこの子。
 やっぱり上位職持ちは知能も高いみたいだね。
 勉強になった。

「お前ら上手にやってたみたいだけど、ちょっとやり過ぎだ! そこの村から討伐依頼が出ててな、それで見張ってたってわけ。案内ごくろうさん」

 カナタがなんでも無いように答えると、ナイトが後ろに居たゴブリンを睨み付ける。

「バカガ! ダカラ、アレホド慎重ニヤレト! グギャーーーー!」
「ギャギャ!」
「ギャギャーーー!」

 ナイトが何やら雄たけびを上げると、後ろに居た6匹のゴブリンが一生懸命頭を下げる。
 ああ、上司に怒られてる部下って感じで、ゴブリンなのになんか親近感沸く。

「それで、お前らそこを去る気は無いか?」

 なんで、こいつはこんなに偉そうなんだろう……
 と思ってたら、軽い地響きがする。
 そしてドッドッドという音が近付いてくる。

 なんか……嫌な予感しかしない……
 目の前のゴブリンたちも二手に分かれて、地面に平伏している。
 ナイトですら片膝を付いている。
 今魔法を放ったら、ナイトを倒せるような気が……

「馬鹿者!」

 そして一際立派な鎧を着た大柄なゴブリンが、息を切らせながら目の前まで来るとほかのゴブリンを怒鳴りつけている。
 その咆哮の余りの迫力に、アレクもカバチも私も思わずすくみ上り、身体が硬直する。
 カナタだけは、ジェネラルを見てなんかやべって顔してるけど。
 もしかして、このジェネラルってカナタの想定外に強いの? 
 その顔、不安しか無いんですけどお? 
 これ、完全にダメな奴だ。
 きっと、カナタは上手い事私達を盾にして逃げそうだけど、私達終わったわ……

「えっ?」
 
 そして、その時信じられない事が起こった。
 なんと、ジェネラルが兜を脱いで、その場に片膝を付いて頭を垂れたのだ。

「まさか、かような地に神が降りなされるとは……この度は、我が集落にいかなる御用で……」

 ジェネラルの身体が若干震えているような気がする。
 喜びに打ち震え、畏怖を抱いている……そんな雰囲気にも見える。
 そして、その身体の先に居るのは……カナタ? ……あれ……頭がボーっと……意識が……

――――――

「貴様ら、何をしにきた!」

 あれっ? 一瞬意識が飛んでた気が……
 周りを見るとアレクもカバチもなんか、頭を振って意識を取り戻そうとしているみたい。
 カナタだけがホッとした表情を浮かべている。

「ああ、さきのジェネラルの咆哮でお前ら意識が飛びかけてたんだ。取りあえず気付けの魔法をかけといたから、時間は経ってないと思うよ?」

 そうだったっけ? 
 確かに凄い咆哮と威圧を感じて、身体がすくみあがったけど意識が飛ぶほどだったかな? 
 なんか釈然としないものを感じつつ、ジェネラルの方を見る。
 なるほど、滅茶苦茶強そうだ。
 というか、普通にジェネラルクラスになると人間の言葉喋れるんだ。
 うーん、どこで覚えるんだろうね? 

「共通語というスキルだよ。ジェネラルクラスは森の管理者や、縄張りのゴブリン以外も統治する事があるから、言葉を認識できるように変換できるんだ。これで獣や、動物とも会話が出来るし、ほかの種族ともある程度の意識の疎通が出来るようになる。まあ、翻訳コニャック飲んだ状態だな」

 その翻訳コニャックというのが良く分からないけど、便利過ぎるでしょそのスキル。
 というか、これまた無駄知識を……こいつの知識の引き出しは一体何段あるんだろう。

「交渉する気はあるか?」
「ふんっ、矮小な人間が4人程度なら殺してしまった方が早いだろう! だが、話を聞いてやらんこともないぞ?」

 ん? なんか、このゴブリン様子が……いや、どこがという訳でも無いんだけど。

「おい、アレク! こっからはお前の出番だ」
「ええ? ここで? いや、俺なんにも考えて来て無いけど……」

 急な無茶振りに対してアレクが困ったような表情を浮かべている。
 まあ、確かに交渉までこぎ着けたのは凄いよ? 凄いけどさ? 肝心な部分で丸投げとか。
 2階にあげて梯子をおろすような真似をするなんて、割と良い性格してるわ。
 私に振られなくて良かったけど……いや、まあ、これまでの行動的に私に振られる訳無いか。

「ほら、そこの村が困ってるんだから、それを伝えて」
「ああ、えっと、貴方達が牛を盗るから村から討伐依頼が出てまして……、自分達としてはここから去ってもらうか、村を襲わないと約束してくれれば見逃す事も吝かではないのですが……」

 将軍ジェネラルが相手だからか、アレクが自然と敬語になってる。
 でも、それゴブリンだぜ? と言ってあげたい。
 言ってあげたいけど、私がアレクの立場でもたぶん丁寧に対応してるわ。
 というか、ちゃんと意見が言えるあたりやっぱり頼りになるね。

「ふむ、だが我らも食わねば生きていけぬ。今の森の状況を知らぬのか? 魔獣たちが活発化しており、動物を取り尽くし、我らも襲われておるのだ。まあ、潮時ということかもしれぬが、お主らを殺してしまえばもう少しいけるな」

 このゴブリンジェネラル何かおかしい気がする。
 なんだろう……なんか引っ掛かる。

「でも、そしたら俺達が帰ってこない事を村の人達は不思議に思うと思いますよ。そして、殺されたと考えたら、もっと強い冒険者が……」
「いきなりお主らより、掛け離れて強い奴等は来ぬだろう。ならば、もう2~3回来た奴等を殺して食し、最後に村を襲って牛や食料を根こそぎ奪ってから、遠くに移れば一番美味しいのう……うむ、そうするべきと思うが? どうだ?」
『ギャッ! ギャッ! 』

 ジェネラルの言葉に周囲のゴブリン達も、同意を示すようにはしゃいでいる。

「ほれっ、我がしもべたちもそれが良いと申して居るが?」

 ああ、共通語ってそういう事なの? 
 私達に向けて喋ってた言葉は、ゴブリンたちにはゴブリン語に聞こえてるんだろう。
 でも、やっぱりこのジェネラルおかしいわ。
 さっきから、喋り終わる度にカナタの方をチラッと見てる。
 なんか、これで良いですか? って聞いてるみたいな表情だし。
 いや、ゴブリンの表情って良く分からないけど、そう言ってる気がする。
 はっ! まさか、共通表情とかってスキルがあるんじゃ! 

「そんなスキルはお前くらいしか持って無いぞ?」

 何気に酷い突っ込みがカナタから入る。
 っていうか、そんなに私の表情って分かりやすいの? 
 マジで凹むんですけど……

「じゃあさ、一騎打ちで決めないか?」
「えっ? カナタさん?」

 カナタの突然の提案に、またしてもアレクが若干敬語になりつつ反応してる。
 うん、分かるけどね。
 なんか、こいつ年上っぽいし、偉そうな雰囲気持ってるから、あんたみたいなタイプはつい敬語出ちゃうよね? 

「zzzz……」

 あっ! 話が長いから、カバチが寝てる……
 どうりで横から変な音が聞こえると思ったわ。
 というか、あんた盾でしょう? どんだけ神経図太いのよ! 

「なんか、カバチ全然寝れなかったらしいよ?」
「そりゃ、あんな真昼間から寝れる訳ないでしょ! まあでも、夜に活動するって分かってるんだから無理にでも寝なかったカバチが悪いんだけどさ……というか、起きろ!」
「痛い! ……あっ、ゴメン、寝てた?」

 ついイラッとして、カバチを叩いてしまった。
 カバチが叫んだ瞬間、ジェネラルや他のゴブリン、アレクまでビクッとなっててちょっと面白かったけど。

「おいおい、アリスぅ……こんな時まで、カバチとじゃれるなよぉ……」
「えっ? あっ、ゴメン」

 何故か私がアレクに怒られた。
 解せぬ。

「一騎打ち……そこの戦士とか?」
「えっ? 俺? ……しか居ないか……」
「ああ、うちのリーダーと一騎打ちで行こう! まさか……ジェネラルとか名乗ってて、一騎打ちの申し込みを断ったりとか……」
「するわけないじゃないですかぁ!」
『えっ? 』
「ゴホンッ! ふん、人間の癖に偉そうに……だが、弱い人間がわざわざ一騎打ちを挑んで来たのだ。受けぬはゴブリンの将たるゴブリンジェネラルの恥となろう。なかなかに小賢しい真似を」

 なんかいま……いや、気のせいだと思うけど「するわけないじゃないですかぁ!」と聞こえた気がする。
 うん、まあ、気にしたら負けだよね? 
 なんか凄い汗かいてるし、カナタに向けているその表情が、怒られてる子犬みたいに下から上目遣いで様子を伺ってるようになってるのも気のせいだよね? 

「いや、俺は何も言って無いけど……」
「アレクなら出来るだろ?」
「いや、無理っぽいような……」
「ほら、リーダーもやるってさ!」
「えっ?」

 アレクがめっちゃ驚いた表情してる。
 うん、分かるよ? 
 だって、やるなんて一言も言って無いもんね。
 でも、もう決まったっぽいよ? 
 相手も、部下に槍を持って来させてるし。

「ふむ。その心意気やよし! もし、我が敗れればこの地を去ろう! もし決闘のうえ死すれば、我が体を持ち帰るが良い! だが、お主が負けたなら、そこな女子はもらい受ける。そして残りの3人は我が糧となってもらおう!」

 そして、手渡された槍の石突を地面に思い切り叩き付けると、高らかに宣言する。
 うん、負けたら私どうなっちゃうんだろうね……
 もしかして、ジェネラルさんとめくるめくアバンチュールな熱い夜を過ごすことになるのだろうか……

「安心しろ! 我は妻には優しくするぞ? というか、上位種族や職持ち以外の普通のゴブリン族は魔獣にも多く見られる傾向だがメスの方が体大きく、強い事が多いのだ。だから基本的に我らは女に頭が上がらぬのだ……そのせいか人族を娶ってもどうしてもその、尽くしてしまうというか……ゴブリン族のメスに対するように良く言うとフェミニスト、悪く言うと卑屈になってしまうのだ。だから、そこまで不幸な事にはなるまい。」
「えっ、ああ、そうなんですね……」

 私の不安げな表情を見たジェネラルがめっちゃフォローしてくれた。
 そんなに分かりやすい? 私の表情……また、顔に出てたっぽい上にゴブリンですら分かるなんて。
 カナタの言ってた共通表情のスキルが、私に本当にあるような気すらしてくるよ、トホホ……

 とはいえ、ジェネラルと結婚かあ……うん……う~ん……なんだろう、物件としては優良物件なんだろうけど、種族がねえ……
 いや、無い無い無い! 
 というか、ジェネラルが意外とどころか想定を大きく超えて理知的で反応に困る。
 確かに話を聞く限りじゃ、不幸にはならない気がしないでもない。
 一応女に弱い長の嫁なら、実質のこの集落のトップって事だし。
 いやいやいや、なに肯定的に考えてるんだ私は! 
 馬鹿か! 

 ふとカナタを見ると、目があった。
 イラッ! 
 普段の笑顔っぽいけど、何故かニヤついた人を小ばかにするような笑顔に見える。

「まあ、まずは一騎打ちをしてからだな」
「ええ……もう、やる方向なんだ」
「ああ、諦めて倒してきてくれ!」
「はあ……ジェネラルと一騎打ちとか……」

 アレクが不安しかないといった表情を浮かべているが、私の為にも負ける事は許さない! 
 とっとと、逝って来い! 
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