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11※【魔王の息子】
しおりを挟むお父さんの“忙しくなる”は顔も合わせられない程の忙しさなんだなと気付いたのはあの騒動から5日経った時。夜中一緒に寝てるかは知らないけど、あれから会えてない。それは別にいい、お父さんは魔王だし、やることなんて尽きないんだろうとは思ってるからそれはいいんだけど、あれからどうなったのかは知りたい。だってまだ命の危険があるのかは知っておきたいだろ?だから聞くことにした。
「あ、………あの………」
「はい」
プレスコットさんに。
「あの……お父さんは、その……無事、ですか」
「はい、あれから落ち着きをみせています」
「そう………ですか………あの、あの人は、その、お父さんに攻撃した人は、なにしてますか?」
「厳重な監視下の元で拘束しております」
「他にはいないですか?」
「恐らくないかと」
「どうしてですか?」
「殿下のお陰でしょう」
俺のお陰の意味がさっぱり分からない。でも……大丈夫なのかな?こんなに鍛え上げているプレスコットさんが言うんだ、大丈夫なんだろう。
ちなみに今、俺が居る場所はいつも作業してたところじゃない。当たり前だけど割ってしまった窓ガラスの修理が終わるまで立ち入り禁止になってしまった。ごめんなさい、向こう見ずで。ほんと、すいません。あの時はお父さんが死ぬかもと思って後先考えずに行動しました。
ご飯は今のところ忘れてない、俺じゃない。プレスコットさんが忘れてないんだ。時間になると必ず声をかけてくれるからきちんと食べれてる。おやつの時間も追加してくれたみたいで時間になると机の上にケーキを置いてくれるようになったんだ。ありがとうプレスコットさん。
「お、おやすみなさい」
「おやすみなさい」
「きょ、今日も護衛ありがとうござ、います」
プレスコットさんにいつもの挨拶をして部屋に入った俺はお風呂に浸かりながら悩んでいる、とてつもない悩みだ、どうしたらいいか分からないくらいには困ってる。あ、いや、悩んでいる。
俺は24歳、元気な男の子だ。だからいつも元気なんだ、主に下半身が。
部屋の外に居る人達が入ってくることがないのはもう体感して知っている。だから気にせずシコればいいと思うだろ?だが、そうもいかない理由がある。
イけないのだ。
名誉の為に言っておくがインポじゃない。むしろビンビンだ、ビンビンすぎて泣きそうなくらい困っているのはシコってもイけないからだ。
原因は嫌という程、分かってる。お父さんのせいだ。
お父さんにされたあの快感が忘れられなくて、体があの快感を知ってしまっているから自分でやってもイけない、もちろん努力はしてる。妄想力豊かな俺はお父さんに触られてることを考えてシコってる、なんなら必死になってシコってる。でも無理なんだ。どうしたってイけない。だがこのままじゃ駄目なのは嫌というほど分かってるから今日は初挑戦しようと決意した。
ケツ穴をイジるということを。
恐ろしく気が進まないが、このままじゃ泣き叫びそうになる。気が狂って頭が沸騰してしまうだろう。いや、もうしてるかもしれない。
自分自身のことを労わろうと決めた俺は今、ローションを手に取っている。
怖いがそんなこと言ってらんない、もう限界なんだ。
「……………」
恐る恐るケツ穴に指を………突っ込むぞ。やればできる、俺。頑張れ、俺。
「……………っっ」
つ、突っ込めた!やれたぞ!よ、よし!次はもう少し奥まで指を入れるんだ。
「……………」
い、いけたぞ!なんだ…いけるじゃん俺。いや、まだイってねぇけど。
ここからお父さんにしてもらったみたいに動かせばいいんだよな?
「……………」
こんな感じか?
「……………」
もう一本増やしてみるか。ああ、チンコの上下運動を忘れてたな。
「……………」
え?もう一本入れる?………………やるか。
「……………」
……………………
………………………………
………………………………………………
………………………………………………………………
だ、駄目だ!全然気持ち良くねぇ!!!いや、やる前からイきそうではあったけど、そこからなんも変わんねぇ!!!ちくしょう!どうしたらいいんだよ!!!あー!!!イライラするぅ!!!もう無理!もう限界だ!こちとら最近まで我慢とは無縁だったんだよ!!!
ザバァッ!!!
適当にお湯を流してこれまた適当に体を乾かした俺はほとんど濡れてるんじゃねぇかってくらいの体に服を着て窓ガラスを乱雑に開けた。
バンッッ!
部屋の椅子に飛び乗って浮遊魔法を施して一直線にお父さんのところへ向かった。
バンバンバンッッッ!!!
すぐにお父さんの元に着いた俺は窓ガラスを割らないようにノックした、部屋にはお父さんともう1人居るけど構ってられねぇ!
「レオ!どうしたの!?なにかあった!?」
「っっ~~、も、無理、だ!!!」
「なにがあったの?」
「だい、抱いて、くれっ!」
「っっ~~」
「1人じゃ、イけ、ねぇんだ!どうにかしてくれ!もう頭がおかしくなりそうだ!」
「………下がれ」
低い声を聞いて、しかも「下がれ」なんて言葉で頭が冷えた。
「失礼致します」
どうやら俺宛てじゃなかったようだ………怖くてチンコ萎んだぞ。
「体が濡れてる、先に乾かそう」
「い、嫌だ」
「レオ……うん、おいで」
やっと解消されると安堵した俺の手を引いて机の横の扉を開けるとベッドがあって驚いた、ここお父さんの部屋だったのか。それにしては俺の部屋と随分遠いな。
「仮眠室だけど…」
違ったわ。
「いいから、はやくっ…!」
「んっ!」
無茶苦茶なキスをして着たばっかの服をぽいぽいと脱いでいく、お父さんにも脱いで欲しくて服を引っ張るともう我慢ができないのが伝わったのか急いで脱いでくれる。
お父さんのチンコを握って勃たせようとしたけどもうご立派なお姿になってたからお父さんをぐいぐいとベッドに押して、押し倒した。
「レ、レオ…!」
お父さんに馬乗りになって解したナカに埋めていく。
「ま、まだ危ない!解してからじゃないと!ぐっ…!」
「も、してある、から」
「っっ、」
もう我慢ならした。もうたくさんだ。もう充分待った。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
ぐっと勢いよく腰を落としたら欲しかった快楽が体中に巡った。
「ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っっっっっ………!!!」
「っっ、はぁっ、レオ、平気?」
シコってもないのにどぴゅっどぴゅっと精子を出した俺はまだこの先の快楽が欲しくて無我夢中に腰を動かしてお父さんを貪った。
「あ、あ、あ、あ、これ、これが、いいっ、んっ、もう1人じゃ、むりっ、お父さんがしてくれないと、イけない、んだ」
「っっ、ごめんね、寂しくさせちゃったね」
「ぁ”ぁ”ぁ”っっっ……!イきたいっ…!イきたいっ…!」
ばちゅんっ……!と腰を突き上げられて奥まで挿入った。
「………………あ?」
今まで奥だと思ってたところを突き破るみたいに挿入ってきた瞬間、果てた。意識なく果てた。
「あ…あ…あ…あ…あ…あ…あ…あ………ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っっっ………!これっ、おかしいっ…!へん、だっ…!なんだ、なにっ、」
「ん、結腸まで挿入った」
「やめてくれっ…!あ”っ…!へんっ…!これ、あ”っ…!あ”っ…!」
ばちゅんっっっ!!!
もう一突きされた一瞬で体中の力が抜けた。
だって変だ、こんなの。チンコからは栓を忘れたみたいに出てくるし、馬鹿みたいに体が跳ねる。穴でイっただけじゃなくて、イき続けてる。
あんだけヤりたかったのに、やめて欲しいくらいの過ぎた快楽が体中を襲う。
下から突き上げるのをやめてくれないからぐぽぐぽと煩いくらいの音が耳を犯して、お父さんの荒い息が更に耳を犯す。
「あー…!あー…!あー…!っっ………っっっっ……!!!イくっ…!イくっ…!イってる、のにっ…!イくっ………!!!っっ………!ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、………っっ………ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っっ…!」
「あ、ぐっ…!でるっ…!」
「んぃ”ぃ”ぃ”ぃ”っっっ……!でて、でて、るっ…!おく、に、おとーさんのが、でてっ…!あついっ…!うあ…!」
「はぁっ、はぁっ…!」
どこにそんな力があんのかと思うくらい軽々と俺をベッドに落としたお父さんは顔中にキスをして落ち着くまで待ってくれた。
「ん、ん、ん、」
「もう大丈夫?」
「へー、き、んっ…!んっ…!んっ…!」
嬉しそうな顔をしたお父さんを見て言いたかったことを伝えようと口を開く。
「おかえりなさい」
そう言うと嬉しそうな顔がもっと嬉しそうになるから俺も笑う。
「ただいま」
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