隠居老人に自重は必要ない

風紀医院長

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冒険の国

出逢い

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 そろそろ、いい頃合いか。
 私はそう思い、まずシュートくん達に近づく。シュートくん達はまだ戦っているようで、クマ型の魔物と対峙していた。
 まずは全身鎧のようになめらかになったゴーレムが、クマの振り下ろし攻撃を受け止める。クマは受け止められるとは思ってなかったようで硬直している。
 その隙を見逃さずにシュートくんが剣を振り下ろす。剣は水を切ったようにクマを真っ二つに切り裂く。
 残り2体のゴーレムは付与をメインとした魔法使いになったようだ。なんとまあ脳筋なパーティーよ。
「あ、ドラメリアさん!!」
 シュートくんが私に気づいて返り血で濡れまくった大剣をしまい手を振る。
「なかなか派手にやってるね」
「いやぁ、最初は覚束おぼつかなかったんですけどこのゴーレム達のことを分かってきたら凄く楽しくなっちゃって。普段挑まない奴にも挑んだら勝てたので更に楽しんじゃいました」
 シュートくんは少し狂戦士バーサーカーの素質を持ってるのかな?
「まあ、普段無理な敵を屠る時ほどいいものは無いよね」
 私は指を鳴らす。するとゴーレムたちが手のひらに収まるほどのサイズにまで縮む。
「え!?こんなことまでできるんですか!?」
「そりゃ常持ち歩くんだからこれぐらいのサイズにしないとね」
 懐から1ミリサイズの鉄のビーズが連なった輪を取り出す。そこにゴーレム達の頭を当てるとくっ付く。
「はい、これ。好きな所に着けて」
「え?」
「このゴーレム達はもうシュートくん専用だから。あ、使う時は引っ張ったら取れるから、取った後に投げると大きくなるよ。戻す時はゴーレムの頭にその輪を当てたら小さくなってくっつくから」
「いや、あの、え?」
 シュートくんが混乱している。
「えっと、貰えるんですか?」
「そりゃそうだよ。シュートくん専用なんだから」
「えぁっと、ありがとうございます」
「うん、大丈夫だよ。やりたくてやった事だから」
 私がいつまでも一緒に居れるわけじゃないからね。
「それじゃ残りの2人連れてくるから先森出てくれる?それともついてくる?」
「いや、先に森を抜けてます。素材を綺麗にしないといけないので」
「わかった、後でね」
 空に向かってジャンプをしてリンさんの元に向かう。

 上空から向かってると矢が飛んでくる。
「あらあら」
 結構な速度と鋭さを持った矢を掴む。すると後ろから少し重めの遅い矢が1本目の矢を貫通して迫る。さらに力を込めて止める。
「あ!!ドラメリアさん!?ごめんなさい」
 木の影からリンさんが出てくる。ステルス性能が半端ないのか、正直今の私の状態だったら気づかなかった。
「いや、大丈夫だよ。軽々しく近づいた私の落ち度だよ」
 私はリンさんに近づきながら周りを見る。
「えっと、ゴーレム達は?」
 ここに来てからゴーレムたちの姿を見ていない。
「あ、ゴーレム達ならここにいます」
 リンさんが足場にしていた木がメキメキと音を立てながら動く。そして人型のゴーレムが姿を現す。
「へえ、擬態型。面白いね」
 どうやらゴーレム達は様々な背景にとけ込めるような力を身につけたようだ。そして役割的には、リンさんに上から毛布のようにかけて周りと一体化させる前衛。もちろん頑丈な毛布だ。もう1体は、バリスタに二本足を生やしたような形をしている。
 正直に言うとバリきしょい。口には出さないが。
 まあ、それは置いておいて。どうやらこのゴーレムが重い一撃を放つようだ。リンさんの鋭く早い矢の後から放たれる威力抜群の矢。なかなかいいね。
 残りの後衛ゴーレムはシュートくんと同じ付与系のゴーレムだ。脳筋とは、言え…なぁいかな?
 リンさんにもシュートくんと同じくゴーレム達をビーズの輪にくっ付けて説明をした後に渡す。
「リンさんはどうする?シュートくんは森を出ちゃってね。私はソーニャさんの様子を見に行くけど」
「あぁ…それだったらシュートの所に向かいます。何をやらかすかわかったもんじゃないので」
「わかった。それじゃ待っててね」
「はい」
 私はリンさんと別れてソーニャさんの所に向かう。
「あ、ドラメリアさん!!」
 ソーニャさんが下からこちらに手を振る。
「ソーニャさんお疲れ様です。どうですか調子は?」
「はい!!ゴーレムくんたちのおかげですごくいいです」
「それは良かった」
 ゴーレム達を観察してみる。前衛の2体は2匹になっていた。何が違うのかと言うと人型から獣型に変わっていた。
 1匹は全長が5m以上ある大蛇だ。鱗の1枚1枚が鋭い研磨剤のようだ。
 もう1匹は、3m程の高さを持つ海月だ。横にも広く1mほどの幅を持っている。触手は6本あり滑らかに動いている。もう一体は人型だが、なんか私に似ている気がするんだよな。
 そいつは何故か椅子、いや椅子というか豪華絢爛と言える玉座に座っていた。
「あぇあっと、個性的だね」
 なんだよ個性的って、困惑してるのバレるよこれ。
「ありがとうございます!!」
 あ、すっごい嬉しそうだ。良心痛すぎ。
「うっうん。えっと、そろそろ帰ろうか」
「はい!!」
 ゴーレムを同じようにアクセサリーに変化させる。

 その後は何事も起こること無く集合ができた。
 ギルドに行って今日ゲットした戦利品達を売った。ウェンリさんがなにか言いたげだったが知らんぷりをした。
 解体費などを加味しても普段の3倍以上の収入のようですごく喜んでいる。
 シュートくん達がホクホク顔で喜んでいると外がザワザワと騒がしくなる。何か嫌な予感がしたので扉を固定してやろうかと思ったが、何とか留まり固定しないでおく。
 入ってきたのは黒髪の10歳ほどの美少年と20後半であろう女性5人が入ってきた。
 少年は見た目にそぐわない装備を着けておりアンバランスな状態だ。能力面的にもなかなか馬鹿げた状態になっている。
 少年はシュートくんたちを見つけると笑顔で近づいてくる。
「シュートお兄ちゃん!!」
「おお、セイジじゃないか。今日も冒険楽しかったか?」
「うん!!」
 シュートくんはセイジと呼ばれた少年の頭を撫でる。少年は気持ちよさそうに受け入れる。
「今日はゴブリンを50匹倒したんだ!!」
 無邪気に話しているが物凄く異常だ。こんな年端も行かない少年がゴブリンを50?
 ゴブリンを50やれるのはランクで言えばBランク1歩手前のレベルだ。要するに分不相応な物だ。
「へえ、すごいなぁセイジ!!そうだ、俺も今日は冒険したんだぜ」
「え!?そうなの!!一緒に行きたかったなぁ」
 セイジくんはいつの間にかシュートくんの膝の上に座り落ち込んでいる。
「それはまた今度な。俺達も強くなってきてるからさ」
「うん!!わかった!!…ところで、こっちのお兄さんは誰?」
 首を傾けながら聞く。
「ああ、紹介が遅れたね。ドラメリアだ。教育係としてシュートくん達と共に行動している者だ。気軽に呼んでね」
「教育係?リーン姉ちゃん達と同じ?」
 セイジくんが後ろの方で受付嬢と話していた女性達を見る。あの5人全員が教育係なのか?なら結構な名門所だなセイジくんは。
 見たところ、5人とも結構なレベルにまで鍛えられている。竜が相手だったらギリギリ勝ちそうだな。圧勝、とまでは行かなそうだが。
「リーンさんは分かりませんが、魔物の倒し方、戦闘方法、採取方法、あらゆることを教えるのが教育係ですよ」
「それじゃリーン姉ちゃん達と同じだ!!」
 すごくキラキラとした目を向けてくる。子供ってこういう所があるから可愛いんだよなあ。素直な目を向けてくれるのはこの時だけだよ。
 頭を撫でようとしたら手首に剣が這う。
「失礼、それ以上セイジ様に近づかれないよう」
 赤髪短髪の剣士が私を静止させて、真っ白な衣服に身を包んだメイス持ちが声をかける。それ以外にも、緑髪長髪弓士が弓をいつでも射る体勢をとっていたり、魔法使いらしい紫ローブが魔法陣を展開していつでも発動可能にしている。
 もう1人いるのだが、何故かアタフタとしておりどっちつかずの状態だ。
「これは失礼、確かにこの手を引かないと危ないようですね…あなた達が」
 そう言われて不思議そうな顔をする女性陣だが、シュートくん達を見て冷や汗を流した。
 シュートくんはいつでも剣を動かせるように手を付けており、リンさんが2本の矢を引っ張っておりメイス持ちと魔法使いに向けている。ソーニャさんは弓士の足元に魔法陣を作り出している。発動ギリギリじゃねーか。
 大人しく手を引く。
「シュートお兄ちゃん?」
 険悪な空気を感じたセイジくんが目をうるませながらシュートくんを見る。
「ああ、大丈夫だよ。俺達の師匠に剣を向けたから少し威嚇しただけだよ」
「私が不用心に触れようとしたからですよ。ごめんなさいね皆さん」
「…いえ、私達も過剰に反応してしまいました。申し訳ございません」
 メイス持ちの女性が頭を下げる。それと同時に険悪なムードは何とか収まった。ソーニャさんは、少し不貞腐れながら魔法陣を解除した。
「こんなことにはなりましたが、お互いのことを知らなかった結果だと思います。なので、この後お食事を一緒にどうですか?」
「いいんですか?」
「もちろん、シュートくん達。なにかオススメの店に案内してくれないかな?」
「分かりました」
「お金は私が出しますのでご安心を」
 私はいつも通りの笑顔を浮かべてゆったりと言う。

 案内されたのは[龍の洞窟]と言う肉料理が有名な店だった。報酬が良かった日などにご褒美として来ていた店のようだ。
「お好きなところにお座り下さい!!」
 店員さんが慌ただしく動いていた。人気店のようだ。
 確かにご褒美としていいな。香ばしく胃を刺激するのに足る物だ。
 私達は言われた通り、空いている少し大きなテーブル席に座る。もちろん4対6の形でだ。セイジくんは何故かこちらよりなのだが、気にしないでおく。
「何注文しますか?」
 シュートくんが皆に聞く。
「初めての店なので、良ければシュート様が選んでくれませんか?」
 メイス持ちの方が言う。
「ああ、分かりました」
 今まで人のを注文することがなかったのか、少し戸惑っている。
「お金のことは心配しないで。私はこう見えて持ってますので」
「えっと、分かりました」
 シュートくんは店員さんを呼び注文を済ませる。
「えっと、それではこの時間を使いまして。改めて、私はシュートくん達の指南役として行動しているEXランクドラメリア・メラグリーンと言います。簡単にドラメリアと呼んでください」
 しっかりと笑顔を心がける。
「これはご丁寧にありがとうございます。私達はセイジ様の護衛兼世話役のメイドでございます。私はリーンと言います。一応、リーダーとして活動しております」
 メイス持ちの方はリーンっと。メイドか。戦闘メイドってやつか。私も若い頃作ったなぁ。友達に付けていたけど…連絡が来てないな。後で探っとくか。
「アタイは剣士のリミーってんだ。さっきは危ない真似してすまねえな」
 人懐っこい笑顔を向けてくる。だが、うん、闇深。目の中怖!!
「あ!私はハズハと言います。主にセイジ様のお世話をやっております」
 なるほど、本当の笑顔のようだ。何このパーティー怖。
 そして残りの2人は静かだ。うん、静か。
「えっと!!こっちのマスクしているのがサイカさんで、紫ローブなのがニールさんです!!」
 ハズハさんが急いで紹介した。サイカさんは少しイラついているのがこめかみが細かく動く。ニールさんは興味が無いようで机の一点を見つめていた。あれ?人形か?
「えっと、2人はご覧の通り物静かでして、えっと。すみません」
 謝っちゃったよ。
「…私は人を馴れ合いたい人と馴れ合いたくない人の二つに分けます。あなたは馴れ合いたくないです」
 サイカさんが私を見ながらハッキリと言った。
「その点は安心してください。私もそこまで交流するつもりないので」
 実際、その精神で森の中で馬鹿みたいに過ごしたからな。
「あ!注文した物が届きましたよ!!」
 シュートくんが少し慌てながら伝えてくる。
 届いたのは脂が綺麗に刻まれた1人10枚ほどのステーキだ。その上から果物をメインとしたソースがかけられている。ソースと一緒に溢れた脂が滴っている。
 付け合せは葉野菜と口の脂を流すようの酸味が効いた酢漬けだ。

 結果から言うと食べきれたのは私とシュートくんとセイジくんだけだった。女性陣は物の見事に撃沈した。意外だったのはニールさんが残り1枚の所まで食べきった。でも、限界が来たようで天井を1点に見つめて止まった。
 残ったものはお持ち帰り用の容器に入れて持ち帰った。
 その日はお腹も限界ということでお開きとなった。


 ~説明~
 ドラメリアについて
 ドラメリアとはこの世界を作った張本人である。この小説の作者という訳では無い。1の龍ということである。詳細はまた別の話に存在するが大まかな物をここに説明。この世界を作り、生物を作り、子供を作り、1度眠りにつき、起きる。
 起きてから数千年を過して今に至る。いろんな性格を演じてきたことから言葉に統一性が無くなることが起こる。長く生きてきて、色んな物と関わった結果と言えよう。
 圧倒的強者だが、弱点は存在する。今書けることはこれらのみ。
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