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⑥『幼なじみの助言』
しおりを挟む『1週間エッチ我慢』令が発令されて
残す日数は後1日。
しかし、みずきは限界をこえていた。
み「((シたい♡ シたい♡ シたい♡ シたい♡ シたい♡ シたい♡ シたい♡ シたい♡ シたい♡))」
我慢の限界をこえ、
末期症状みたいな状態になっていた。
教室で外をみながら1人ムンムンとしていた。
かが「……ちゃん……み、みずきちゃん?」
委員長のかがりが恐る恐る声をかける。
み「「えっちシたいッ!!!」」
かが「ふぇぇ!?」
いきなりの返事にビクッと驚くかがり。
み「あぁ、なに??」
かが「あ、いやぁ今日ずっと上の空だったから何かあったのかなぁ…って…」
み「別に。大丈夫だよ。ひまちゃんとえっちシてないだけだから。」
かが「…ひまわりちゃんとなにかあったの?」
かがりは心配そうにみずきの前の席に座り、問いかける。
み「かがりちゃんには関係ないよ。それより私の心配より自分の心配したほうがいいんじゃない?」
みずきがかがりに目を向けながら話す。
かが「わ、私の心配??」
み「かがりちゃん、ゆきのこと好きなんでしょ?。」
顔が赤くなるかがり。
かが「どどどどうしてそれを!?」
み「やっぱり。バレバレだよ。かがりちゃん。」
にっと笑うみずき。
かが「う、うぅ…///」
み「なんか足踏みしてくすぶってるみたいだけど、自分の気持ちを伝えないと何も始まらないよ。」
みずきがゆっくり立ち上がる。
み「ひまちゃんがアイツの妹と仲良いからよく話をきくけど、かなり大変だと思うよ。」
かが「そ、それって…」
み「それは自分で確認しな。まぁ恋愛処女のかがりちゃんにアドバイスするとしたら、1番は『自分の気持ちを伝えること』だよ。」
みずきは歩き出した。
み「ま、頑張って。思春期のかがりちゃん♡」
みずきは席をたち、教室を出ようとする。
かが「ちょ、ちょっと待って!どこ行くの?もう授業はじまるよ!?」
み「保健室。先生に言っといてぇ」
そう言い放ったみずき。
しかし、みずきは保健室には行かずトイレに入った。
授業開始のチャイムが鳴り、
授業中の静かな女子トイレには、
彼女の吐息と何かを擦る音だけが聞こえていた。
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