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⑫『委員長との一夜〜前編〜』
しおりを挟む「ん~……」
パチッと目を開ける。
かが「((あれ?どこ?ここ?))」
ムクっと起き上がり、辺りを見渡す。
かが「((……誰かの……部屋?))」
すると手に柔らかい感触がした。
人の肌だ。
かがりは恐る恐る視線を下にした。
かが「う、嘘でしょ……」
そこにはかんなが眠っていた。
かが「((これ…よく漫画である『昨晩はお楽しみでしたね♡』ってヤツか!?え!?でもシた記憶無いよ!?ていうかなんで!?えぇ!!?))」
夢を観てるのかと、かがりは頬っぺたを引っ張るが夢では無かった。
するとかんなが目を覚ました。
かん「ん…おはよう。」
かが「あ、おおおおはようございますぅ…」
かん「昨晩は……激しかったな。」
かが「え?……」
しばらく見つめ合う2人。
するとかんなが笑いだした。
かん「冗談だよ。もしかして昨日のこと覚えてないのか?」
かが「えぇ~っと、私がゆきちゃんに告白して、かんなちゃんが来てくれて、泣いてる私を心配してくれて…お家にお邪魔したんだっけ?」
かん「なんだ覚えてるじゃないか。」
かが「その後が記憶が無くて……差し支えなければ教えていただけませんか?」
かん「なにを改まった口調で……アタシの家に着いたあと……」
昨日。
失恋して泣きじゃくってるかがりを心配したかんな。
かん「落ちつくまでアタシの家来るか?」
かがりは「うん。」と頷く。
かんなはかがりの手を握って家へ歩き出した。
家に着き、リビングのソファに座らされるかがり。
そのあともかがりは涙が出なくなるまで泣いた。
かが「う…ぐす…うぅ…」
少し落ちついてきた。
かんなはかがりに水の入ったコップを渡す。
かん「少し落ちついたか?」
かが「うん…ありがとう…かんなちゃん。」
かがりは水を一気に飲んだ。
かん「しばらくゆっくりしていけ。帰りは家まで送るよ。」
かが「ありがとう…///」
かん「アタシは着替えてくる。水は冷蔵庫に入ってるから適当に飲んでくれ。」
そう言うとかんなはリビングから出ていった。
かが「((かんなちゃんは本当に優しいな……けど甘えてばかりいられない。シャキッとしないと。))」
かがりは冷蔵庫を開け、水が入っているボトルを取り出しコップに注いだ。
かが「これ飲んでリセットしなきゃ!」
グイッと一気に飲みほす。
しばらくしてリビングに戻ったかんな。
かん「待たせたな。どうだ?落ちついッ!?」
かがりがかんなにいきなり抱きついた。
かが「かんなちゃーん♡……/////」
甘えた声でかんなに抱きつくかがり。
かんなはすぐに異変に気がついた。
かん「お前ッ!まさか水と間違えて酒飲んだのか!?」
かがりの口から酒の匂いがする。
かが「あるぇ?おしゃけだったのぉ~?」
かんなはキッチンをみた。
すると酒が入ったボトルが冷蔵庫から出ていた。
かん「お前ッ!あれ酒だぞ!!!早く水飲め!!」
かんなは慌ててかがりに水を飲ます。
かん「気持ち悪くないか!?大丈夫か!?」
かが「だいじょーぶぃ!いつものかがりちゃんだおー」
かん「大丈夫だけど大丈夫じゃないな。」
かん「((まずいぞ……こんな酔っ払ったヤツを自宅に帰す訳にはいかない……))」
かんなが焦っているとかがりが言い出した。
かが「ねぇ~♡かんなちゃぁん♡今日お泊まりしていい~?」
かん「((!?その手があった!!泊まらせたらいいんだ!アタシが親御さんに連絡すれば大丈夫だ。バレない。。。))」
かん「べ、べつにかまわない。親御さんには私から連絡しよう。お前のスマホを貸し」
かが「なんとかがりちゃん!もうママに連絡してましたぁ♡えっへん!」
母とのメッセージ画面を見せるかがり。
かん「((誤字らずちゃんと連絡出来ている…だと!?なんてやつだ…))」
かが「というわけでぇ~。ふちゅちゅか者でしゅが、よろしくおねがいしましゅ!えへへー」
かん「う、うん。」
かん「((コイツ酔ったらやばいタイプのヤツだな。))」
※当作は未成年者の飲酒は推奨しておりません。
未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
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