陽あたりのいいパティオ 〜ももとさくらは人類最強です〜

あかぎ さわと

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第2章

中道商店街の人々 1

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 今はとある日の朝7:15。
 二階の南側にある部屋が、ももとさくらの部屋。
 部屋数は家族の人数以上あるのだが、まだ小さい二人は二段ベッドを置いて、同じ部屋を二人で一緒に使っている。
「ももおきて、ごはんごはん! 」
 さくらが二段ベッドの階段を上がってももを起こしにきた。
 こういうところは、年長組のさくらの方が小学四年生のももよりもしっかりしている。
 すっかり着替えも終わって幼稚園のお支度も完璧に終わらせていた。

「えっ、わぁもう7:15だ。早く着替えなきゃ」

 ももはそういうと、布団を放り投げ、枕元に置いておいた着替えを手に取る。
「下に行ってるよ」
「うん、すぐ行く」
 さくらはベッドから降りて、部屋から出て行った。
 ダイニングでは父親の茂が朝のニュースを見ていた。さくらがくると挨拶をかわす。
「さくら、おはよう」
「パパおはよう、ままー」
 キッチンに立っているママのところにかけていくと、後ろからムギュとしがみつくさくら。
「ママおはよう、赤ちゃんもおはよーねー」
 さくらは大きいお腹をスリスリ触った。
「はい、おはよう、赤ちゃん元気ですよー昨日もキックしてたよ」
 かえではそういうと料理の手を休め、さくらの手を包み込む。
「うふふ、楽しみですねー」
「さあ、ごはん、ごはん」
「うん」

 さくらはダイニングテーブルの自分の席──子ども用に座面を高くして、階段がついた椅子に登る。
 食卓には目玉焼きやサラダなどが並べてあった。
 茂はテーブルを挟んで反対側の椅子に座っていた。
「あれ、ももは? 」
「着替えているよ、もうくるんじゃない」
 と、さくらのとなりの椅子に忽然とももの姿が現れた。こういうとき瞬間移動は便利だ。
「パパ、ママおはよう」
「ああ、またやった…おはよう」茂は続ける。
「外では使うなよ、誰が見てるかも知れないから」
「わかってるー」
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