89 / 157
第2章 夏
番外編01【箱庭の余白】星に願いを
しおりを挟む
※箱庭の本編では語られなかった日常にあるイベントの話です。
-----------------
「姫ちゃま、ここの枝を落としてくれない?」
シュパーーン
お見事!!相変わらず見事な切り口ね。
褒めると姫ちゃまからブンブンブンと喜びの感情が伝わって来る。それと同時に「当然でしょっ」みたいなツンな感情も。
それがものすごく可愛い。根は優しいけど高飛車な小さいお姫様って、萌えるよね。だから、ついつい甘やかしちゃう。
それはさて置き、今私が作っているのは「七夕」用の笹。
店先に飾ろうと思ってるから、姫ちゃまに余分な枝を落としてもらって、整えてたの。
こっちに来てから今日が日本時間の何月何日何曜日か、なんてのはわからないけど、「らしさ」みたいなものはずっと持っておきたくて、時期が来ると、あっちのイベントをこっち流に再現してみたくなるんだ。
今はちょうど七夕の季節。
こちらの暦で言うところの「祝福の季、青葉の節、第3鉱」。
訳すと「夏、7月3日水曜日」となる。
今日から四日間、店先に笹を飾って短冊に願い事を書いてもらおうかと思って。
といっても、短冊はないのでこちらの技術で作られた粗い紙を細く切って代用。
折り紙もないから、色とりどりのハーブの葉や花弁を重ねて菱飾りにしたり、ドライフラワーで輪飾りにしたり、定番の網飾りは大きなシダの葉に丁寧に切り込みを入れて作ってみたよ!!
賑やかでなかなかいいんじゃないかしら?
あっちの世界で当たり前にしていたことを、この世界でも「あるもので」できるだけ、丁寧に、懐かしさを込めて。
「おやおや、これは何だい?」
イオナおばあちゃんが七夕飾りに気付いて不思議そうに聞いて来たので、故郷の行事だと話し、紙と羽ペンを手渡す。
最初は「恥ずかしい」なんて言ってたけど、そのうち真剣に悩み始めて―
そうこうしているうちに、ケイトさんやロニーさんも来て、みんな「うんうん」唸りながら願い事を考え始めた。
そんなに難しいことかな?
もちろん、ガチャ丸達も一生懸命書いてるよ!
みんな、文字は書けないけど、心意気だけは伝わる「書」が仕上がってる。
ガチャ丸の短冊は外にはみ出そうな勢いでグルグルした元気な線が描かれているし、しーちゃんのは鼻スタンプが押してある。
ウノ、ドス、トレスはものすごく繊細な火加減で紙を炙って、象形文字?記号?みたいなものを書いてて、姫ちゃまは色水をぶちまけて短冊をオーロラ色に染めてた。
うちの子達の短冊はどれも芸術的な仕上がり。
さて、私もって思ったところで、アンジーさんとリアムさんがご来店。
二人とも面白そうだと短冊を受け取って書き始めた。
でも、やっぱりペンはなかなか進んでないみたい。
そうこうしているうちに疾風のみんな、巡回騎士の皆さんも続々とお店に来て、その後はワイワイとみんなで大盛り上がりしながら願い事を書いてたよ。
「“願う”ことを飾るなんて聞いたこともないが、すごい伝統だ」
とレオンさん。
「普通は願い事、書かないんですか?」
「少なくとも俺は“願い事を書く”なんてことも“願いを人前に飾る”なんてことも聞いたことがないな」
(あー、だからみんな書くのにすごく時間がかかってるのね!)
そんなレオンさんの言葉に同調するようにアンジーさんが
「私も“願い”は胸に秘めるものだと思っていたよ。でも、ノエルの故郷ではこうやって星々の神に届けるのだろう?」
「そうなんです。星々に住まう“織姫”と“彦星”が年に一度だけ逢瀬できる日があって、その日に届けた願い事を叶えてくれるというものなんです」
「ずいぶんとロマンチックな神様なんだな」とレオンさん。
どうやら短冊は書き終わったみたい。
できあがった人から好きな場所に短冊を飾っている。
「オレ、神様に一番最初に見てもらえるように、てっ辺に結んだぜ!」
「どーせ、しょうもない願いなんだろ。風に吹かれて飛ばされてしまえ」
「ここら辺の短冊、全部“かわいい嫁が欲しい”か“嫁が欲しい”か“アリサたん(ちゃん)を嫁にしたい”しか書いてねぇじゃねーか。もはや呪いだよ」
「「「るせぇ!!!嫁持ちは黙ってろ!!」」」
「隊長は何書いたんすかー?」「見せて下さいよ~」
「お、お前らには関係ない。散れ!!」
相変わらず巡回騎士団の皆さんは賑やかで、それぞれ好き勝手言い合って、いつものようにレオンさんがお店でお買い物して、ワイワイと出て行ってしまった。
続いて―
「エド、それ願い事じゃなくて“宣言”になってるよ!」
「願い事ってわかんねぇもん。書いちゃったしもういいや」
「マルスもじゃん」
「俺はこれでいーの!」
「カミーユはなんて書いたの?」
「…(スサッ)」
「隠さなくてもいいじゃん…ほら、私のはこれ!だから見せてよー」
と、こちらも賑やかにそれぞれの短冊を結んで、ワイワイとお店を後にして行った。
-----------
みんなの短冊が青い空を泳いでいる。
ここで出会えたかけがえのない人たち―
どの願いも、その人らしくて愛おしい。
こんな風に想いを分かち合える縁に心から感謝した。
短冊を結び終わった、アンジーさんやリアムさん、おばあちゃん達と可愛らしい色とりどりの笹飾りを見上げる。
“孫たちがいつまでも幸せでありますように イオナ”
“ばあちゃんがいつまでも元気でいますように ロニー”
“これらも家族みんなが幸せに過ごせますように ケイト”
“∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ガチャ丸”
“ △ △ △ △ △ しーちゃん”
“◎△$♪×¥● ウノ・ドス・トレス”
“(オーロラバッシャーン) 姫ちゃま”
“俺達、王都一の冒険者になる エド”
“カレーを毎日食える大人になる マルス”
“みんなを最後まで守れますように オズ”
“次こそC級昇格クエストを達成できますように。あとお金持ちになりたい カンナ”
“あの方に振り向いてもらえますように レイリー”
“毎日ホットドッグ カミーユ”
“これからもクィールと共に アンジー”
“大切な人がいつも笑っていてくれますように リアム”
“妻の体に健康という光が届きますように レオン”
そして私は――
“これからもずっと、みんなと! ノエル”
―祝福の季 青葉の節 第7風(夏、7月7日月曜日)の夜―
風に揺れる笹の葉がサラサラと優しく鳴る。
見上げた夜空には、降るように星がまたたき、流れていく。
その星々に比べたら、私たちの願いはちっぽけで儚いものかもしれない。
けれど――どれも大切なかけがえのない願いたち。
「どうか、叶いますように…」と、願わずにはいられなかった。
その言葉に、ひとつ、ふたつと星が応えるように流れていく。
まるで、短冊の願いをそっと覗きに来たかのように。
「きっと届くよ」願いが空を越えていく音が聞こえた気がした。
-----------------
「姫ちゃま、ここの枝を落としてくれない?」
シュパーーン
お見事!!相変わらず見事な切り口ね。
褒めると姫ちゃまからブンブンブンと喜びの感情が伝わって来る。それと同時に「当然でしょっ」みたいなツンな感情も。
それがものすごく可愛い。根は優しいけど高飛車な小さいお姫様って、萌えるよね。だから、ついつい甘やかしちゃう。
それはさて置き、今私が作っているのは「七夕」用の笹。
店先に飾ろうと思ってるから、姫ちゃまに余分な枝を落としてもらって、整えてたの。
こっちに来てから今日が日本時間の何月何日何曜日か、なんてのはわからないけど、「らしさ」みたいなものはずっと持っておきたくて、時期が来ると、あっちのイベントをこっち流に再現してみたくなるんだ。
今はちょうど七夕の季節。
こちらの暦で言うところの「祝福の季、青葉の節、第3鉱」。
訳すと「夏、7月3日水曜日」となる。
今日から四日間、店先に笹を飾って短冊に願い事を書いてもらおうかと思って。
といっても、短冊はないのでこちらの技術で作られた粗い紙を細く切って代用。
折り紙もないから、色とりどりのハーブの葉や花弁を重ねて菱飾りにしたり、ドライフラワーで輪飾りにしたり、定番の網飾りは大きなシダの葉に丁寧に切り込みを入れて作ってみたよ!!
賑やかでなかなかいいんじゃないかしら?
あっちの世界で当たり前にしていたことを、この世界でも「あるもので」できるだけ、丁寧に、懐かしさを込めて。
「おやおや、これは何だい?」
イオナおばあちゃんが七夕飾りに気付いて不思議そうに聞いて来たので、故郷の行事だと話し、紙と羽ペンを手渡す。
最初は「恥ずかしい」なんて言ってたけど、そのうち真剣に悩み始めて―
そうこうしているうちに、ケイトさんやロニーさんも来て、みんな「うんうん」唸りながら願い事を考え始めた。
そんなに難しいことかな?
もちろん、ガチャ丸達も一生懸命書いてるよ!
みんな、文字は書けないけど、心意気だけは伝わる「書」が仕上がってる。
ガチャ丸の短冊は外にはみ出そうな勢いでグルグルした元気な線が描かれているし、しーちゃんのは鼻スタンプが押してある。
ウノ、ドス、トレスはものすごく繊細な火加減で紙を炙って、象形文字?記号?みたいなものを書いてて、姫ちゃまは色水をぶちまけて短冊をオーロラ色に染めてた。
うちの子達の短冊はどれも芸術的な仕上がり。
さて、私もって思ったところで、アンジーさんとリアムさんがご来店。
二人とも面白そうだと短冊を受け取って書き始めた。
でも、やっぱりペンはなかなか進んでないみたい。
そうこうしているうちに疾風のみんな、巡回騎士の皆さんも続々とお店に来て、その後はワイワイとみんなで大盛り上がりしながら願い事を書いてたよ。
「“願う”ことを飾るなんて聞いたこともないが、すごい伝統だ」
とレオンさん。
「普通は願い事、書かないんですか?」
「少なくとも俺は“願い事を書く”なんてことも“願いを人前に飾る”なんてことも聞いたことがないな」
(あー、だからみんな書くのにすごく時間がかかってるのね!)
そんなレオンさんの言葉に同調するようにアンジーさんが
「私も“願い”は胸に秘めるものだと思っていたよ。でも、ノエルの故郷ではこうやって星々の神に届けるのだろう?」
「そうなんです。星々に住まう“織姫”と“彦星”が年に一度だけ逢瀬できる日があって、その日に届けた願い事を叶えてくれるというものなんです」
「ずいぶんとロマンチックな神様なんだな」とレオンさん。
どうやら短冊は書き終わったみたい。
できあがった人から好きな場所に短冊を飾っている。
「オレ、神様に一番最初に見てもらえるように、てっ辺に結んだぜ!」
「どーせ、しょうもない願いなんだろ。風に吹かれて飛ばされてしまえ」
「ここら辺の短冊、全部“かわいい嫁が欲しい”か“嫁が欲しい”か“アリサたん(ちゃん)を嫁にしたい”しか書いてねぇじゃねーか。もはや呪いだよ」
「「「るせぇ!!!嫁持ちは黙ってろ!!」」」
「隊長は何書いたんすかー?」「見せて下さいよ~」
「お、お前らには関係ない。散れ!!」
相変わらず巡回騎士団の皆さんは賑やかで、それぞれ好き勝手言い合って、いつものようにレオンさんがお店でお買い物して、ワイワイと出て行ってしまった。
続いて―
「エド、それ願い事じゃなくて“宣言”になってるよ!」
「願い事ってわかんねぇもん。書いちゃったしもういいや」
「マルスもじゃん」
「俺はこれでいーの!」
「カミーユはなんて書いたの?」
「…(スサッ)」
「隠さなくてもいいじゃん…ほら、私のはこれ!だから見せてよー」
と、こちらも賑やかにそれぞれの短冊を結んで、ワイワイとお店を後にして行った。
-----------
みんなの短冊が青い空を泳いでいる。
ここで出会えたかけがえのない人たち―
どの願いも、その人らしくて愛おしい。
こんな風に想いを分かち合える縁に心から感謝した。
短冊を結び終わった、アンジーさんやリアムさん、おばあちゃん達と可愛らしい色とりどりの笹飾りを見上げる。
“孫たちがいつまでも幸せでありますように イオナ”
“ばあちゃんがいつまでも元気でいますように ロニー”
“これらも家族みんなが幸せに過ごせますように ケイト”
“∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ガチャ丸”
“ △ △ △ △ △ しーちゃん”
“◎△$♪×¥● ウノ・ドス・トレス”
“(オーロラバッシャーン) 姫ちゃま”
“俺達、王都一の冒険者になる エド”
“カレーを毎日食える大人になる マルス”
“みんなを最後まで守れますように オズ”
“次こそC級昇格クエストを達成できますように。あとお金持ちになりたい カンナ”
“あの方に振り向いてもらえますように レイリー”
“毎日ホットドッグ カミーユ”
“これからもクィールと共に アンジー”
“大切な人がいつも笑っていてくれますように リアム”
“妻の体に健康という光が届きますように レオン”
そして私は――
“これからもずっと、みんなと! ノエル”
―祝福の季 青葉の節 第7風(夏、7月7日月曜日)の夜―
風に揺れる笹の葉がサラサラと優しく鳴る。
見上げた夜空には、降るように星がまたたき、流れていく。
その星々に比べたら、私たちの願いはちっぽけで儚いものかもしれない。
けれど――どれも大切なかけがえのない願いたち。
「どうか、叶いますように…」と、願わずにはいられなかった。
その言葉に、ひとつ、ふたつと星が応えるように流れていく。
まるで、短冊の願いをそっと覗きに来たかのように。
「きっと届くよ」願いが空を越えていく音が聞こえた気がした。
660
あなたにおすすめの小説
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
【完結】妹は庶子、文句があるか? 常識なんてぶっ飛ばせ!
青空一夏
ファンタジー
(ざまぁ×癒し×溺愛)
庶子として公爵家に引き取られたアメリアは、
王立学園で冷たい視線に晒されながらも、ほんの少しの希望を胸に通っていた。
――だが、彼女はまだ知らなかった。
「庶子」の立場が、どれほど理不尽な扱いを受けるものかを。
心が折れかけたそのとき。
彼女を迎えに現れたのは、兄――オルディアーク公爵、レオニルだった。
「大丈夫。……次は、俺が一緒に通うから」
妹を守るためなら、学園にだって入る!
冷酷なはずの公爵閣下は、妹にだけとことん甘くて最強です。
※兄が妹を溺愛するお話しです。
※ざまぁはありますが、それがメインではありません。
※某サイトコンテスト用なので、いつもと少し雰囲気が違いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
学園では婚約者に冷遇されていますが、有能なので全く気になりません。〜学園でお山の大将されてても、王宮では私の方が有能ですから〜
織り子
恋愛
王都カラディナにある国立魔術学園では、満十六歳の生徒たちの社交界デビューを兼ねた盛大なパーティーが開かれていた。
侯爵令嬢タレイア・オルトランは、婚約者である第二王子アスラン・オグセリアの迎えを待つも、結局ひとりで会場へ向かうことになる。
学園では身分の差がないとはいえ、アスランが公然とタレイアを侮辱し続けてきたことで、彼女は生徒たちから冷笑と蔑視の的となっていた。しかしタレイアは、王城で政務を担ってきた聡明さと矜持を失わず、毅然と振る舞う。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
追放された悪役令嬢、規格外魔力でもふもふ聖獣を手懐け隣国の王子に溺愛される
黒崎隼人
ファンタジー
「ようやく、この息苦しい生活から解放される!」
無実の罪で婚約破棄され、国外追放を言い渡された公爵令嬢エレオノーラ。しかし彼女は、悲しむどころか心の中で歓喜の声をあげていた。完璧な淑女の仮面の下に隠していたのは、国一番と謳われた祖母譲りの規格外な魔力。追放先の「魔の森」で力を解放した彼女の周りには、伝説の聖獣グリフォンをはじめ、可愛いもふもふ達が次々と集まってきて……!?
自由気ままなスローライフを満喫する元悪役令嬢と、彼女のありのままの姿に惹かれた「氷の王子」。二人の出会いが、やがて二つの国の運命を大きく動かすことになる。
窮屈な世界から解き放たれた少女が、本当の自分と最高の幸せを見つける、溺愛と逆転の異世界ファンタジー、ここに開幕!
地味な私では退屈だったのでしょう? 最強聖騎士団長の溺愛妃になったので、元婚約者はどうぞお好きに
有賀冬馬
恋愛
「君と一緒にいると退屈だ」――そう言って、婚約者の伯爵令息カイル様は、私を捨てた。
選んだのは、華やかで社交的な公爵令嬢。
地味で無口な私には、誰も見向きもしない……そう思っていたのに。
失意のまま辺境へ向かった私が出会ったのは、偶然にも国中の騎士の頂点に立つ、最強の聖騎士団長でした。
「君は、僕にとってかけがえのない存在だ」
彼の優しさに触れ、私の世界は色づき始める。
そして、私は彼の正妃として王都へ……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
