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残ライフ5
02.
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マクベス?
その名前、どこかで──?
「かしこまりました。セザリエ様」
すぐに声のしたほうを見ると、まるで大昔の洋画──ローマの休日にでも出てくる侍女のような女が立っていて、一礼するとすぐにドアを開けてこの部屋から出ていった。
〝侍女頭〟だなんて──そんな言葉、この現代にまだあったのか。
それに、セザリエという名前らしい目の前の男は無言で私を睨んでいるので、ちょっとこわい。
──はあ、いやに現実的な夢だなあ。
「……。」
それに、私の頭から生まれたとはとても思えない、このハイカラな部屋はどうだ。
天井からぶら下がるは、豆電球ではなく豪勢なシャンデリア。
床に敷かれているのはホームセンターの安いカーペットではなく、刺繍の細かいどこか異国的情緒のある絨毯。
中央にあるのはちゃぶ台ではなく、薔薇が彫られたガラスのテーブル。
そして、部屋の片すみに佇む、あの振り子時計。明らかにわが家にあるものではない。というか大違いだ。私の身長の倍くらいの背丈がある、重厚なものだ。
それに薄っぺらい敷き布団ではなく、ふかふかな大きいベッド。
このベッドにかかるは蚊帳ではなく、白いレースだ。
それに我が身に纏うは──これは絹のドレス!
まるで、一国のお姫さんにでもなったようじゃないか?
「ふ……ははっ……」
これは可笑しい夢だ。
思わず笑いが抑えられずにいると、ようやくかれが喋った。
それもどこか口惜しげな声音で。
「義姉上……先程も独笑されておられましたが……かの王太子様に婚約破棄を宣言されて、ついに、気が触れてしまわれたのですね……」
そして漏れ出たため息は、たしかに悲哀を帯びているのに、どうやら急に私の悪い目が良くなったらしく──かれの口角はしっかりと上がっているのが、ばっちりと見える。
どうやら、七面倒くさいやり方で馬鹿にされているらしいが──それより何やら、不穏な言葉が──お、王太子?
婚約?
婚約破棄──?
「ふっ……いい気味だ、義姉上! これもすべて、常日頃の、この上なくスバラシイ行いが招いた結果ですよ! ふっふっふ……ははっ……あーはっはっは!!」
今度はかれが一人で、BSの時代劇でよく見るお代官様の如く高笑いをしているが──私にはまるで、話が見えてこない。
どうやら嫌味を言われているらしいのだが、一体私のどんな素晴らしい行いがそうさせるのか、サッパリだ。
というか、それにしても、さっきから「あねうえ、あねうえ」と見知らぬ西洋人から言われるものだから、夢といえども不思議な気分になってしまうので、言った。
「あんた、私の弟にしちゃあずいぶんと色が白くて、男前だね!」
「……。」
褒めたつもりでそう言ったのだが、弟の高笑いは急に引っこんでしまった。
大きな目をさらに丸くして、まるで変なものを見るような目で私を見ているかと思えば──しかし、またすぐに気を取り直したらしく、見事な笑顔を作りあげた。
「義姉上……ご冗談を。つい先程、全卒業生たちの前で見せしめのごとく手ひどくフラれ、次期王妃の座を失うばかりか、これからあなたを待ち構えるのは地獄ばかりだというのに……ずいぶんと、余裕がおありのご様子で?」
「そう見えるかい? ちとボケちまったようで、何が何だか分かってないだけなんだが」
余裕などあるわけがないだろう。
目の前の男が一体何のことを話しているのかも、この状況も、サッパリなのだ。
こんなのただの夢のはずなのに、どこか現実的に感じている自分もいる。
じいさんの葬式もあるというのに、老人ホームで白寿のお祝いだとか言って、いつもは放置なのに大騒ぎされたので、疲れているのかもしれない。
そう言うと、少しだけ弟の笑顔が引きつっていた。
「……その年で?」
ん?
「その年で」って、どういう意味だ?
私は、99のおばばだが。
「……。」
しかし、はたと思い立った。
この夢の中の自分は、現実とは違う姿をしているのかも?
見回してみると、部屋のすみに置かれた、豪奢な姿見が。
その前に行ってみようと、ベッドから出てみる──しかしそのとき、車椅子を忘れたことに気がついた。
それなのに、私は──。
「こ、こりゃたまげた……歩いてるぞ……!」
一人では立つことさえ無理だったこの私が、歩いている──そして足元を見下ろせば、なんて細くて白くて、綺麗な足なんだろう──これなら若かりし頃の趣味だった、社交ダンスもできるんじゃないか?
そのとき、ちょうどいい相手と目が合ったので、その手を取り、軽やかにステップを踏んでみた。
なんて身軽な身体──痛くない丈夫な足──細い腕に、皺のない手──。
「若返るって、いいな!」
「そうだ……きっと気を失ったとき、頭を強く打ったのだ……きっとそうだ、そうに違いない……」
弟は踊りを恥ずかしがることも拒否することもなく、私にされるがままだが、上の空でぶつぶつと何やら呟いている。
そのままときめく心で、姿見の前に踊り出てみれば──そこに立っているのは、一人の男前と、一人の美少女。
しかし、どう目を凝らしても、それは若かりし頃の自分ではなかった。
「これが、私……?」
まるで燃える太陽のように真っ赤で、長くくるくると縦に巻かれた髪の毛。
どう見ても日本人ではない、彫りの深く目鼻立ちのくっきりとした、少しきつい印象の顔。
おれを戸惑ったように見つめ返す目の色は、深い海のような青。
これは一体、どういう夢なんだ──とも思うが、それよりもっと──。
目の前のどえらい美少女が私だなんて、最高じゃないか──?
「やっぱり、若さだなあ」
いつもは私が若い介護員さんに言うセリフを呟いた、そのときだった──。
突然、部屋のドアがバン!と勢いよく開け放たれた。
驚いて振り返ると、そこには男性が3人も立っていた。
──かれらの纏うその雰囲気に、圧倒されてしまう。
一番前に立つ一人は、金髪碧眼の──神々しささえ感じさせる美丈夫。
これは(今の)私に負けず劣らずの美しさだ。それに着ているものも、細かな装飾や生地からとても上等なものだと分かる。
その後ろにひかえるもう一人の頭は目にも鮮やかな蜜柑色。それと同じ色の目には子供のような無邪気さが光り、その唇は緩い孤を描き、どこか愉しげにさえ見える。
最後の一人の顔は、一番前の男のかげになっていてよく見えない。
男が3人揃って、一体何の用だ?と訝しんでいると、一番前の男が、蔑むように口を開けた。
「……これは一体、何の真似だ?」
するとその瞬間、繋いでいた両手が勢いよく振り解かれた。
弟(仮)を見遣るが、サッと目を逸らされる。
先程まで「あーっはっはっは!」と高笑いしていた弟はどこに──。
「とうとう、気でも触れたか」
〝気でも触れた〟だと──?
──うん、きっとそうだ。
これが夢じゃないとしたら、そうに違いない。
突然現れたのに的を得たことを言うなあと思っていると、金髪の男は意地悪く笑った。
「つい先刻は、俺とカナリアの仲睦まじい姿を目の当たりにして、無様にも気を失ったようだが……」
そう言ってちらりと私を見やるが、やはりこの男の話も私には全く見えてこない。
カナリア? 小鳥とこの男の仲睦まじい姿を見て私が気を失った──?
呆然としていると、すっとぼけているように見えたのか、男が少し声を荒げた。
「まだ俺とカナリアの婚約を邪魔するようならば、ただでは済まんぞ。とにかく今すぐ、婚約解消の書類にサインしろ。……ジル」
男がそう言うと、その背後から3人のうちの最後の一人が出てきて、一枚の紙を差し出された。
「さすればおまえは、正式なる、王の後継者に捨てられたキズモノだ」
──王の後継者に捨てられた、傷物?
しかしそんな台詞よりも、ただの紙一枚よりも──。
それよりも、この胸をたちまちいっぱいに満たす、まるで郷愁のような懐かしさと──このたまらない愛おしさ。
一枚の紙を差し出し、恭しく頭を下げる一人の男に、私の目は釘付けになっていた。
その頭は、白髪混じりではない。
つむじのあたりがハゲてもない。
おでこにも一本も皺がない。
下を向く顔を覗きこんでみれば、白く濁ってなどいない、澄んだ黒い瞳とかち合った。
「……。」
「あ、義姉上、何を……?」
仮の弟の困ったような声が聞こえるが、そんなことはどうだっていい──その目はたしかに切れ長で、一重で、たしかにじいさんにしかない、独特の静謐さを湛え、私を見つめ返していた。
「じ……じいさんっ……!」
うれしい──夢の中でも、また、満鶴さんに会えた!
私は跪くかれを、抱きしめた。
その名前、どこかで──?
「かしこまりました。セザリエ様」
すぐに声のしたほうを見ると、まるで大昔の洋画──ローマの休日にでも出てくる侍女のような女が立っていて、一礼するとすぐにドアを開けてこの部屋から出ていった。
〝侍女頭〟だなんて──そんな言葉、この現代にまだあったのか。
それに、セザリエという名前らしい目の前の男は無言で私を睨んでいるので、ちょっとこわい。
──はあ、いやに現実的な夢だなあ。
「……。」
それに、私の頭から生まれたとはとても思えない、このハイカラな部屋はどうだ。
天井からぶら下がるは、豆電球ではなく豪勢なシャンデリア。
床に敷かれているのはホームセンターの安いカーペットではなく、刺繍の細かいどこか異国的情緒のある絨毯。
中央にあるのはちゃぶ台ではなく、薔薇が彫られたガラスのテーブル。
そして、部屋の片すみに佇む、あの振り子時計。明らかにわが家にあるものではない。というか大違いだ。私の身長の倍くらいの背丈がある、重厚なものだ。
それに薄っぺらい敷き布団ではなく、ふかふかな大きいベッド。
このベッドにかかるは蚊帳ではなく、白いレースだ。
それに我が身に纏うは──これは絹のドレス!
まるで、一国のお姫さんにでもなったようじゃないか?
「ふ……ははっ……」
これは可笑しい夢だ。
思わず笑いが抑えられずにいると、ようやくかれが喋った。
それもどこか口惜しげな声音で。
「義姉上……先程も独笑されておられましたが……かの王太子様に婚約破棄を宣言されて、ついに、気が触れてしまわれたのですね……」
そして漏れ出たため息は、たしかに悲哀を帯びているのに、どうやら急に私の悪い目が良くなったらしく──かれの口角はしっかりと上がっているのが、ばっちりと見える。
どうやら、七面倒くさいやり方で馬鹿にされているらしいが──それより何やら、不穏な言葉が──お、王太子?
婚約?
婚約破棄──?
「ふっ……いい気味だ、義姉上! これもすべて、常日頃の、この上なくスバラシイ行いが招いた結果ですよ! ふっふっふ……ははっ……あーはっはっは!!」
今度はかれが一人で、BSの時代劇でよく見るお代官様の如く高笑いをしているが──私にはまるで、話が見えてこない。
どうやら嫌味を言われているらしいのだが、一体私のどんな素晴らしい行いがそうさせるのか、サッパリだ。
というか、それにしても、さっきから「あねうえ、あねうえ」と見知らぬ西洋人から言われるものだから、夢といえども不思議な気分になってしまうので、言った。
「あんた、私の弟にしちゃあずいぶんと色が白くて、男前だね!」
「……。」
褒めたつもりでそう言ったのだが、弟の高笑いは急に引っこんでしまった。
大きな目をさらに丸くして、まるで変なものを見るような目で私を見ているかと思えば──しかし、またすぐに気を取り直したらしく、見事な笑顔を作りあげた。
「義姉上……ご冗談を。つい先程、全卒業生たちの前で見せしめのごとく手ひどくフラれ、次期王妃の座を失うばかりか、これからあなたを待ち構えるのは地獄ばかりだというのに……ずいぶんと、余裕がおありのご様子で?」
「そう見えるかい? ちとボケちまったようで、何が何だか分かってないだけなんだが」
余裕などあるわけがないだろう。
目の前の男が一体何のことを話しているのかも、この状況も、サッパリなのだ。
こんなのただの夢のはずなのに、どこか現実的に感じている自分もいる。
じいさんの葬式もあるというのに、老人ホームで白寿のお祝いだとか言って、いつもは放置なのに大騒ぎされたので、疲れているのかもしれない。
そう言うと、少しだけ弟の笑顔が引きつっていた。
「……その年で?」
ん?
「その年で」って、どういう意味だ?
私は、99のおばばだが。
「……。」
しかし、はたと思い立った。
この夢の中の自分は、現実とは違う姿をしているのかも?
見回してみると、部屋のすみに置かれた、豪奢な姿見が。
その前に行ってみようと、ベッドから出てみる──しかしそのとき、車椅子を忘れたことに気がついた。
それなのに、私は──。
「こ、こりゃたまげた……歩いてるぞ……!」
一人では立つことさえ無理だったこの私が、歩いている──そして足元を見下ろせば、なんて細くて白くて、綺麗な足なんだろう──これなら若かりし頃の趣味だった、社交ダンスもできるんじゃないか?
そのとき、ちょうどいい相手と目が合ったので、その手を取り、軽やかにステップを踏んでみた。
なんて身軽な身体──痛くない丈夫な足──細い腕に、皺のない手──。
「若返るって、いいな!」
「そうだ……きっと気を失ったとき、頭を強く打ったのだ……きっとそうだ、そうに違いない……」
弟は踊りを恥ずかしがることも拒否することもなく、私にされるがままだが、上の空でぶつぶつと何やら呟いている。
そのままときめく心で、姿見の前に踊り出てみれば──そこに立っているのは、一人の男前と、一人の美少女。
しかし、どう目を凝らしても、それは若かりし頃の自分ではなかった。
「これが、私……?」
まるで燃える太陽のように真っ赤で、長くくるくると縦に巻かれた髪の毛。
どう見ても日本人ではない、彫りの深く目鼻立ちのくっきりとした、少しきつい印象の顔。
おれを戸惑ったように見つめ返す目の色は、深い海のような青。
これは一体、どういう夢なんだ──とも思うが、それよりもっと──。
目の前のどえらい美少女が私だなんて、最高じゃないか──?
「やっぱり、若さだなあ」
いつもは私が若い介護員さんに言うセリフを呟いた、そのときだった──。
突然、部屋のドアがバン!と勢いよく開け放たれた。
驚いて振り返ると、そこには男性が3人も立っていた。
──かれらの纏うその雰囲気に、圧倒されてしまう。
一番前に立つ一人は、金髪碧眼の──神々しささえ感じさせる美丈夫。
これは(今の)私に負けず劣らずの美しさだ。それに着ているものも、細かな装飾や生地からとても上等なものだと分かる。
その後ろにひかえるもう一人の頭は目にも鮮やかな蜜柑色。それと同じ色の目には子供のような無邪気さが光り、その唇は緩い孤を描き、どこか愉しげにさえ見える。
最後の一人の顔は、一番前の男のかげになっていてよく見えない。
男が3人揃って、一体何の用だ?と訝しんでいると、一番前の男が、蔑むように口を開けた。
「……これは一体、何の真似だ?」
するとその瞬間、繋いでいた両手が勢いよく振り解かれた。
弟(仮)を見遣るが、サッと目を逸らされる。
先程まで「あーっはっはっは!」と高笑いしていた弟はどこに──。
「とうとう、気でも触れたか」
〝気でも触れた〟だと──?
──うん、きっとそうだ。
これが夢じゃないとしたら、そうに違いない。
突然現れたのに的を得たことを言うなあと思っていると、金髪の男は意地悪く笑った。
「つい先刻は、俺とカナリアの仲睦まじい姿を目の当たりにして、無様にも気を失ったようだが……」
そう言ってちらりと私を見やるが、やはりこの男の話も私には全く見えてこない。
カナリア? 小鳥とこの男の仲睦まじい姿を見て私が気を失った──?
呆然としていると、すっとぼけているように見えたのか、男が少し声を荒げた。
「まだ俺とカナリアの婚約を邪魔するようならば、ただでは済まんぞ。とにかく今すぐ、婚約解消の書類にサインしろ。……ジル」
男がそう言うと、その背後から3人のうちの最後の一人が出てきて、一枚の紙を差し出された。
「さすればおまえは、正式なる、王の後継者に捨てられたキズモノだ」
──王の後継者に捨てられた、傷物?
しかしそんな台詞よりも、ただの紙一枚よりも──。
それよりも、この胸をたちまちいっぱいに満たす、まるで郷愁のような懐かしさと──このたまらない愛おしさ。
一枚の紙を差し出し、恭しく頭を下げる一人の男に、私の目は釘付けになっていた。
その頭は、白髪混じりではない。
つむじのあたりがハゲてもない。
おでこにも一本も皺がない。
下を向く顔を覗きこんでみれば、白く濁ってなどいない、澄んだ黒い瞳とかち合った。
「……。」
「あ、義姉上、何を……?」
仮の弟の困ったような声が聞こえるが、そんなことはどうだっていい──その目はたしかに切れ長で、一重で、たしかにじいさんにしかない、独特の静謐さを湛え、私を見つめ返していた。
「じ……じいさんっ……!」
うれしい──夢の中でも、また、満鶴さんに会えた!
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