3 / 17
三話
しおりを挟む
「い、いやだ! いや……っ!!」
逃げを打つ腰が押さえつけられ、熱く猛った先端がヒクつく後孔に押し当てられる。
アルタイルは艶めかしく舌舐めずりして見せ、妖しく光る金眼を細めて顔を近づけ、耳元で囁く。
「もっと気持ちよくしてやるから、上手く呑み込めよ。奥まで俺で満たして、よがり狂わせてやる」
「やっ……やめろ、やめっ! 入れるなぁ!!」
頭を振って拒絶する言葉に反して、解された後孔は容易く口を開き、熱く太い先端をゆっくり呑み込んでいく。
「あ、あぁっ……いやだっ、だめ……こんなの、入れっ……あ、あっ、入ってく、る……ひ、ぁああっ!」
灼熱の剛直に押し開かれる感覚に、声を抑える余裕もなく、悲鳴じみた嬌声を上げてしまう。
一番太い雁首を呑み込んだところで、一気に奥まで突き上げられる。
過敏になっていたところを容赦なく擦り上げられ、奥の奥までミチミチに押し開かれて満たされていく。
壮絶な刺激に堪らず、身体を弓なりにしならせて声にならない絶叫を上げた。
「~~~~~~~~っ、っっ!!!」
快感の波が全身を駆け巡り、わけもわからないまま強制的な絶頂に押し上げられ――弾けた。
視界がチカチカと点滅して星が散り、強すぎる快楽に息が詰まってはくはくと口が動き、呼吸すらままならない。
剛直をきつく締めつけてガクガクと腰が震え、揺れる屹立の口からは勢いのない白濁液があふれ、ダラダラとこぼれ落ちていく。
そんな俺の痴態を見て、アルタイルは一瞬呆気にとられた後、心底嬉しそうに笑う。
「は、はは……入れただけでイッたのか?」
愕然として放心する俺の目から、生理的なものか精神的なものかわからない涙があふれる。
「……ふっ、くぅ……っ……ふぅ……うぅ……」
気づけば、嗚咽が漏れ、泣きたくもないのに泣いていた。
「ああ、可哀想に……こんな身体じゃ、もう女は抱けないな……ははは」
惨めで哀れな俺の醜態を目にし、アルタイルは感極まったように俺を抱きすくめ、強引に口づけしてくる。
「んっ、んむ! んあ、んっ、んんっ!!」
口づけなんて許した覚えはないのに、貪るように激しく吸いつかれ、息ができない。
あげく、口の中に舌まで入れられ、押し出そうと舌で押せば、舌を絡められて舐め回される。
傍若無人な横暴さに苛立ち――思いっきり噛みつく。
「――ッ!」
さすがに、痛みに呻いて顔が離された。
眉を顰めるアルタイルの唇から、一筋の赤い血が滴る。
俺は荒い息を吐きながら、忌々しいこいつを睨みつけて言い放つ。
「はぁっ、はぁっ……貴様なんか、大っ嫌いだ! 貴様のものになんか、絶対にならないからな!!」
そう断言すれば、アルタイルの顔に影が差す。
金眼だけをギラギラと激情に滾らせ、地を這う低い声が響く。
「ああ、まだ足りないか……徹底的にわからせないといけないな……お前は俺のものだと……」
血の混じる痰を横に吐き捨て、唇から垂れる血を雑に拭って舌先で舐めて見せ、アルタイルは嗜虐的な笑みを浮かべ、俺の腰を鷲掴む。
腰が引かれ、中を満たしていた剛直がズルリと引き抜かれる――かと思いきや、敏感になりすぎているそこを狙い、容赦なく突き上げられる。
「ひいっ、あぁっ、待、待て……イッたのに、動くなぁっ!」
悲鳴を上げても遠慮などなく、張り詰めた剛直でさらに強く擦り上げられ、激しい律動が開始される。
「あっ、ああっ、そこ、そこやめっ! いあ、あぁっ、あくっ、あん!!」
制止の声など無意味で、感じすぎて辛いところばかりを的確に責め立てられ、達したばかりなのに、すぐ頂点に追い詰められていく。
「いあっ、あん、イクッ、またイクッ、イクゥッ! あっ、あぁん、んっ、んんっ! イッてる、イッてるからぁ、やめっ、あ、ああ――」
絶頂する快感に身体を震わせ、ろくな抵抗もできなくなれば、腰を鷲掴んでいた手が放され、今度は乳首や屹立を弄くり苛めだす。
その間も、力強く穿たれる剛直の律動が弱められることはなく、制御などできない強烈な刺激に何度も強制絶頂させられ、もはや喘いで身悶えることしかできない。
凌辱されるまま嬌声を上げ、開いたままになった口からは唾液が垂れ、生理的か精神的かわからない涙が止まらない。終わらない連続絶頂の責め苦に髪を振り乱し、過ぎた快楽に歪む顔がグチャグチャになっていく。
そんな俺の乱れる姿を見下ろし、アルタイルは恍惚とした仄暗い笑みを浮かべ、呟く。
「……堕ちろ……堕ちろ……早く俺のところに堕ちてこい――」
喘ぎ声と吐息の合間、呪詛のように繰り返される言葉が妙に耳に残る。
肉体は熱く享楽して悦んでいるのに、心は凍え悲嘆して哭いている。こんな責め苦なんて堪えられない。
もう許して欲しい、この苦しさから解放して欲しい、そう泣いて縋りたくなる……。
だけど、これから一生、兄の代わりとして抱かれ続けることになる方がずっと辛い。俺には堪えられない。
だから、今どんなに責め立てられて辛くても、抗わずにはいられないんだ。
俺は兄の代わりじゃない。兄の代用品になんてしないでくれ。
抗えば抗うほど、手酷く凌辱され、いつも足腰が立たなくなるほど、徹底的に抱き潰される。
そうなるとわかっていても、それでも抗わずにはいられない――
「……いや、だ……いや……あ、あっ……もう、やめ、ろ……ん、あぁっ……ア、……アル……っ……」
――アルタイルと兄の逢瀬に遭遇していなければ、あの会話を偶然聞いていなければ、こんなに苦しくならずに済んだのだろうか……。
そんなことを考えながら、快楽堕ちさせようと躍起になるアルタイルに抱き潰され、俺の意識は混濁していった――――……。
◆
◆◆◆
お読みいただき、ありがとうございます。
【BL小説大賞】参加中、応援いただけますと幸いです。
逃げを打つ腰が押さえつけられ、熱く猛った先端がヒクつく後孔に押し当てられる。
アルタイルは艶めかしく舌舐めずりして見せ、妖しく光る金眼を細めて顔を近づけ、耳元で囁く。
「もっと気持ちよくしてやるから、上手く呑み込めよ。奥まで俺で満たして、よがり狂わせてやる」
「やっ……やめろ、やめっ! 入れるなぁ!!」
頭を振って拒絶する言葉に反して、解された後孔は容易く口を開き、熱く太い先端をゆっくり呑み込んでいく。
「あ、あぁっ……いやだっ、だめ……こんなの、入れっ……あ、あっ、入ってく、る……ひ、ぁああっ!」
灼熱の剛直に押し開かれる感覚に、声を抑える余裕もなく、悲鳴じみた嬌声を上げてしまう。
一番太い雁首を呑み込んだところで、一気に奥まで突き上げられる。
過敏になっていたところを容赦なく擦り上げられ、奥の奥までミチミチに押し開かれて満たされていく。
壮絶な刺激に堪らず、身体を弓なりにしならせて声にならない絶叫を上げた。
「~~~~~~~~っ、っっ!!!」
快感の波が全身を駆け巡り、わけもわからないまま強制的な絶頂に押し上げられ――弾けた。
視界がチカチカと点滅して星が散り、強すぎる快楽に息が詰まってはくはくと口が動き、呼吸すらままならない。
剛直をきつく締めつけてガクガクと腰が震え、揺れる屹立の口からは勢いのない白濁液があふれ、ダラダラとこぼれ落ちていく。
そんな俺の痴態を見て、アルタイルは一瞬呆気にとられた後、心底嬉しそうに笑う。
「は、はは……入れただけでイッたのか?」
愕然として放心する俺の目から、生理的なものか精神的なものかわからない涙があふれる。
「……ふっ、くぅ……っ……ふぅ……うぅ……」
気づけば、嗚咽が漏れ、泣きたくもないのに泣いていた。
「ああ、可哀想に……こんな身体じゃ、もう女は抱けないな……ははは」
惨めで哀れな俺の醜態を目にし、アルタイルは感極まったように俺を抱きすくめ、強引に口づけしてくる。
「んっ、んむ! んあ、んっ、んんっ!!」
口づけなんて許した覚えはないのに、貪るように激しく吸いつかれ、息ができない。
あげく、口の中に舌まで入れられ、押し出そうと舌で押せば、舌を絡められて舐め回される。
傍若無人な横暴さに苛立ち――思いっきり噛みつく。
「――ッ!」
さすがに、痛みに呻いて顔が離された。
眉を顰めるアルタイルの唇から、一筋の赤い血が滴る。
俺は荒い息を吐きながら、忌々しいこいつを睨みつけて言い放つ。
「はぁっ、はぁっ……貴様なんか、大っ嫌いだ! 貴様のものになんか、絶対にならないからな!!」
そう断言すれば、アルタイルの顔に影が差す。
金眼だけをギラギラと激情に滾らせ、地を這う低い声が響く。
「ああ、まだ足りないか……徹底的にわからせないといけないな……お前は俺のものだと……」
血の混じる痰を横に吐き捨て、唇から垂れる血を雑に拭って舌先で舐めて見せ、アルタイルは嗜虐的な笑みを浮かべ、俺の腰を鷲掴む。
腰が引かれ、中を満たしていた剛直がズルリと引き抜かれる――かと思いきや、敏感になりすぎているそこを狙い、容赦なく突き上げられる。
「ひいっ、あぁっ、待、待て……イッたのに、動くなぁっ!」
悲鳴を上げても遠慮などなく、張り詰めた剛直でさらに強く擦り上げられ、激しい律動が開始される。
「あっ、ああっ、そこ、そこやめっ! いあ、あぁっ、あくっ、あん!!」
制止の声など無意味で、感じすぎて辛いところばかりを的確に責め立てられ、達したばかりなのに、すぐ頂点に追い詰められていく。
「いあっ、あん、イクッ、またイクッ、イクゥッ! あっ、あぁん、んっ、んんっ! イッてる、イッてるからぁ、やめっ、あ、ああ――」
絶頂する快感に身体を震わせ、ろくな抵抗もできなくなれば、腰を鷲掴んでいた手が放され、今度は乳首や屹立を弄くり苛めだす。
その間も、力強く穿たれる剛直の律動が弱められることはなく、制御などできない強烈な刺激に何度も強制絶頂させられ、もはや喘いで身悶えることしかできない。
凌辱されるまま嬌声を上げ、開いたままになった口からは唾液が垂れ、生理的か精神的かわからない涙が止まらない。終わらない連続絶頂の責め苦に髪を振り乱し、過ぎた快楽に歪む顔がグチャグチャになっていく。
そんな俺の乱れる姿を見下ろし、アルタイルは恍惚とした仄暗い笑みを浮かべ、呟く。
「……堕ちろ……堕ちろ……早く俺のところに堕ちてこい――」
喘ぎ声と吐息の合間、呪詛のように繰り返される言葉が妙に耳に残る。
肉体は熱く享楽して悦んでいるのに、心は凍え悲嘆して哭いている。こんな責め苦なんて堪えられない。
もう許して欲しい、この苦しさから解放して欲しい、そう泣いて縋りたくなる……。
だけど、これから一生、兄の代わりとして抱かれ続けることになる方がずっと辛い。俺には堪えられない。
だから、今どんなに責め立てられて辛くても、抗わずにはいられないんだ。
俺は兄の代わりじゃない。兄の代用品になんてしないでくれ。
抗えば抗うほど、手酷く凌辱され、いつも足腰が立たなくなるほど、徹底的に抱き潰される。
そうなるとわかっていても、それでも抗わずにはいられない――
「……いや、だ……いや……あ、あっ……もう、やめ、ろ……ん、あぁっ……ア、……アル……っ……」
――アルタイルと兄の逢瀬に遭遇していなければ、あの会話を偶然聞いていなければ、こんなに苦しくならずに済んだのだろうか……。
そんなことを考えながら、快楽堕ちさせようと躍起になるアルタイルに抱き潰され、俺の意識は混濁していった――――……。
◆
◆◆◆
お読みいただき、ありがとうございます。
【BL小説大賞】参加中、応援いただけますと幸いです。
230
あなたにおすすめの小説
婚約破棄を提案したら優しかった婚約者に手篭めにされました
多崎リクト
BL
ケイは物心着く前からユキと婚約していたが、優しくて綺麗で人気者のユキと平凡な自分では釣り合わないのではないかとずっと考えていた。
ついに婚約破棄を申し出たところ、ユキに手篭めにされてしまう。
ケイはまだ、ユキがどれだけ自分に執着しているのか知らなかった。
攻め
ユキ(23)
会社員。綺麗で性格も良くて完璧だと崇められていた人。ファンクラブも存在するらしい。
受け
ケイ(18)
高校生。平凡でユキと自分は釣り合わないとずっと気にしていた。ユキのことが大好き。
pixiv、ムーンライトノベルズにも掲載中
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
余命半年の俺を、手酷く振ったはずの元カレ二人が手を組んで逃がしてくれません
ユッキー
BL
半年以内に俺は一人寂しく死ぬ。そんな未来を視た。きっと誰も悲しむ人は居ないだろう。そう思っていたから何も怖くなかった。なのにそんな俺の元に過去手酷く振り、今では世界的スターとなった元カレ二人がやってきた。彼らは全てを知っていた。俺がどうして彼らを振ったのか、そして俺の余命も。
全てを諦めた主人公と、主人公を諦めきれないイケメンサッカー選手とシンガーソングライターの再会が導く未来は?
脱落モブ男が人気アイドルに愛されるわけがない
綿毛ぽぽ
BL
アイドルを夢見るも、デビューできずオーディション番組に出演しても脱落ばかりの地味男、亀谷日翔はついに夢を諦めた。そしてひょんなことから事務所にあるカフェで働き始めると、かつて出演していた番組のデビューメンバーと再会する。テレビでも引っ張りだこで相変わらずビジュアルが強い二人は何故か俺に対して距離が近い。
━━━━━━━━━━━
現役人気アイドル×脱落モブ男
表紙はくま様からお借りしました
https://www.pixiv.net/artworks/84182395
幼馴染みのハイスペックαから離れようとしたら、Ωに転化するほどの愛を示されたβの話。
叶崎みお
BL
平凡なβに生まれた千秋には、顔も頭も運動神経もいいハイスペックなαの幼馴染みがいる。
幼馴染みというだけでその隣にいるのがいたたまれなくなり、距離をとろうとするのだが、完璧なαとして周りから期待を集める幼馴染みαは「失敗できないから練習に付き合って」と千秋を頼ってきた。
大事な幼馴染みの願いならと了承すれば、「まずキスの練習がしたい」と言い出して──。
幼馴染みαの執着により、βから転化し後天性Ωになる話です。両片想いのハピエンです。
他サイト様にも投稿しております。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
幼馴染がいじめるのは俺だ!
むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに...
「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」
「はっ...ぁ??」
好きな奴って俺じゃないの___!?
ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子
ーーーーーー
主人公 いじめられっ子
小鳥遊洸人
タカナシ ヒロト
小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。
姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。
高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、
脳破壊。
千透星への恋心を自覚する。
幼馴染 いじめっ子
神宮寺 千透星
ジングウジ チトセ
小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。
美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている)
転校生の須藤千尋が初恋である
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる