異文化理解したいのに、なぜか全員が多様性の地雷を踏み抜き、私の胃だけが死んでいく件

めるのすけ

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第一章:食文化という多様性(ほのぼの編)

第六話:クジラ

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ムスリム:
まあ、私からしたら虫を齧っている姿も、トンカツを食べている姿も大差ないデース。

私:
あ、うん。ムスリムくんの価値観では、そうなるのか…。

女性社員:
なるほど。嫌悪感を覚えちゃう食材って視点で見れば、同じ枠に入るのかも。

イタリア:
いや、しかしだーー。郷土料理をゲテモノ扱いするのは良くない。誰かの故郷に伝わる、そういった料理文化は敬われるべきだ。

男性社員:
俺はイナゴがゲテモノ扱いされるのは慣れてるけどねぇ。日本食とはいえ、所詮はローカルご当地モノだし。

イタリア:
それは良くない慣れ方だよ。故郷の味を否定されたら、誰だって心が傷つくだろう?

男性社員:
でもさ、イタリアも日本の捕鯨とかイルカ漁には反対してなかった?あれも日本のローカル文化、食材なんだけど。

イタリア:
うっ…それは、いや、その。

ムスリム:
人の価値観に、常に一貫性を持たせるノハ難しいデス。ゆえニ神の規範が必要なのでショウ。

イタリア:
いや、だがしかし!

私:
ちょ、どんどん話が大きくなってるよ。落ち着いて、ああ…どうしろと(´・ω・)



・捕鯨、イルカ漁
かつてクジラやイルカは“海の資源”として世界各地で利用されていた。肉は食用に、脂肪は燃料や工業利用に、ヒゲは装飾品に――と用途は多岐にわたり、古くは紀元前から記録のある伝統的な狩猟文化だったのだ。

17~19世紀には捕鯨産業は世界経済を支えるほど巨大化し、一部地域では香辛料貿易を上回る利益をもたらした時代もある。しかし20世紀以降、動物保護思想や絶滅の懸念などが広がった結果として、多くの国で捕鯨文化は衰退していく。現代では日本、ノルウェー、アイスランドの一部、または少数民族が伝統文化として細々と続けているだけなのだ。

「食文化の正しさ」「動物保護」「地域の伝統」――どれも簡単に割り切れない価値観が絡むため、世界中で議論が尽きないテーマのひとつとなっている。
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