29 / 86
第五章:隣国という多様性(ほのぼの&まじめ編)
第二十九話:韓国という国
しおりを挟む
私:
ど、どうかな。部署の仕事にも慣れてきたかい?
その……人間関係とかも含めて。
韓国さん:
問題ありません。多少のすれ違いはありましたが、すでに解決済みです。
私:
そ、そう(そうは見えなかったけど)
韓国さん:
それに、日本の男性は誠実ですね。
素直に非を認めて謝罪しようとする姿勢に、私はとても好感を持ちました。
私:
!?
韓国さん:
私の母国では、謝罪=“負け”と捉えられる傾向が強いんです。
負ければ立場が下がるという意識も手伝って…ちょっとした衝突が、すぐに意地の張り合いになりがちで。
イタリア:
それは、かなり息苦しい環境じゃないかい?
韓国さん:
そのとおりです。年功序列や上下関係も厳しく、職場の風通しは良いとは言えません。
ムスリム:
それは、非合理デスね。嘆かわシイことです。
韓国さん:
(深くため息)
"多様性を学んでこい"と言われ、国際部門を外された時は、正直どういうことかと思いました。ですが、価値観が凝り固まっていたらしい私には、確かに必要な経験だったのかもしれません。
これからも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。
私:
(おお、すごくいい方向に変わってきてる……!)
イタリア:
もちろんさ!ではさっそく、どこかのレストランでゆっくりワインでも飲みながら──しっぽり語り合おうじゃないか。
韓国さん:
……まるでデートへの誘い文句ですね?公私混同が、"指導"だとでも?
イタリア:
えっ。
私:
あああ、もう。この絶妙なかみ合わなさ、どうしろと(´・ω・`)
・韓国の文化と儒教
韓国社会は歴史的に儒教の影響が強く、上下関係・年長者の尊重、個人より家庭や組織を優先する価値観、謝罪=立場が下がるという認識、衝突を避けず正面から向き合う文化などが根強く残っている。
これらは長所にも短所にもなり得るが、日本の「曖昧さ」「空気を読む文化」とは相性が異なる、というのは紛れもない事実。育った文化が違えば、常識も考え方も異なるのは当たり前なのである。
この作品そのもののテーマでもあるが、多様性の共存という概念それ自体が多少の摩擦が避けられない者、というのが現実ではないだろうか。
ど、どうかな。部署の仕事にも慣れてきたかい?
その……人間関係とかも含めて。
韓国さん:
問題ありません。多少のすれ違いはありましたが、すでに解決済みです。
私:
そ、そう(そうは見えなかったけど)
韓国さん:
それに、日本の男性は誠実ですね。
素直に非を認めて謝罪しようとする姿勢に、私はとても好感を持ちました。
私:
!?
韓国さん:
私の母国では、謝罪=“負け”と捉えられる傾向が強いんです。
負ければ立場が下がるという意識も手伝って…ちょっとした衝突が、すぐに意地の張り合いになりがちで。
イタリア:
それは、かなり息苦しい環境じゃないかい?
韓国さん:
そのとおりです。年功序列や上下関係も厳しく、職場の風通しは良いとは言えません。
ムスリム:
それは、非合理デスね。嘆かわシイことです。
韓国さん:
(深くため息)
"多様性を学んでこい"と言われ、国際部門を外された時は、正直どういうことかと思いました。ですが、価値観が凝り固まっていたらしい私には、確かに必要な経験だったのかもしれません。
これからも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。
私:
(おお、すごくいい方向に変わってきてる……!)
イタリア:
もちろんさ!ではさっそく、どこかのレストランでゆっくりワインでも飲みながら──しっぽり語り合おうじゃないか。
韓国さん:
……まるでデートへの誘い文句ですね?公私混同が、"指導"だとでも?
イタリア:
えっ。
私:
あああ、もう。この絶妙なかみ合わなさ、どうしろと(´・ω・`)
・韓国の文化と儒教
韓国社会は歴史的に儒教の影響が強く、上下関係・年長者の尊重、個人より家庭や組織を優先する価値観、謝罪=立場が下がるという認識、衝突を避けず正面から向き合う文化などが根強く残っている。
これらは長所にも短所にもなり得るが、日本の「曖昧さ」「空気を読む文化」とは相性が異なる、というのは紛れもない事実。育った文化が違えば、常識も考え方も異なるのは当たり前なのである。
この作品そのもののテーマでもあるが、多様性の共存という概念それ自体が多少の摩擦が避けられない者、というのが現実ではないだろうか。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!
貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。
俺の可愛い幼馴染
SHIN
恋愛
俺に微笑みかける少女の後ろで、泣きそうな顔でこちらを見ているのは、可愛い可愛い幼馴染。
ある日二人だけの秘密の場所で彼女に告げられたのは……。
連載の気分転換に執筆しているので鈍いです。おおらかな気分で読んでくれると嬉しいです。
感想もご自由にどうぞ。
ただし、作者は木綿豆腐メンタルです。
婚約破棄ですか?あなたは誰に向かって口をきいているのですか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私、マリアンヌ・バークレーは王宮の誕生日パーティーでいきなり婚約破棄を言い渡された。は!?婚約破棄ですか?あなたは誰ですの?誰にモノを言っているのですか?頭大丈夫ですか?
10年ぶりに現れた正ヒロインが強すぎて、10年来のダメ系幼馴染型ヒロインが敗北しそうな件について。
神崎あら
青春
10年ぶりに再会した彼女はまさに正ヒロインと呼ぶにふさわしい容姿、性格、人望を手にしていた。
それに対して10年間一緒にいた幼馴染は、堕落し酒に溺れ、泰平の世話なしには生きられないペットのような生き物になっている。
そんな対照的な2人のヒロインが戦う(一方的にダメ幼馴染が社会的にボコられる)物語が今始まる!!
腹に彼の子が宿っている? そうですか、ではお幸せに。
四季
恋愛
「わたくしの腹には彼の子が宿っていますの! 貴女はさっさと消えてくださる?」
突然やって来た金髪ロングヘアの女性は私にそんなことを告げた。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる