騎士隊長と黒髪の青年

朔弥

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甘い蜜の誘い (玩具?←冒頭に注意事項有り)

4 ※

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 莉人は下だけ脱ぐとベッドへあがった。
 膝をつき、四つん這いの姿勢をとる。恥ずかしすぎて、顔を両腕の間に埋めアシュレイからなるべく見えないようにした。
「リヒト、もっと腰を上げないと挿れられないぞ」
 そんな訳ないだろ!と怒鳴りたいのを抑え、早くこの状況から開放されたい莉人は、アシュレイの言う通り背を反らし腰を高く上げた。
 陰茎を模したモノから滲み出ている蜜を莉人の後孔に垂らすと、アシュレイは指をゆっくりと差し入れた。ひだほぐすように撫で回しながら抜き差しを繰り返す。その度に蜜で濡れさせた後孔からはクチュ··と淫らな音がした。
「もぅ···早く終わらせて···くれ···」
 莉人の言葉にアシュレイは陰茎のモノを後孔の入口に宛てがい、中へと埋め込んでいった。
「っう····」
 アシュレイのモノとは違う異物の挿入に、莉人は声を殺して受け入れる。
 柔らかくも弾力のあるソレは莉人の中に収まると、まるで生き物のように動き出した。確かな質量まで大きくなり、莉人の中を圧迫させながら内壁をうねりながら感じる所を探していく。
 躰の奥に燻っていた微かな熱は、異物を受け入れた瞬間、強い欲情が襲う。
「···はぁ···はぁ···んぅ···ぁあっ」
 後孔内を異物に蹂躪じゅうりんされる屈辱は体内をうねる淫靡な快楽へと変わっていく。
 感じた事のない、中を撫で回される感覚に莉人は淫らな喘ぎ声を洩らす。
「ああっ·····ゃだ···そこは···」
 ビクッと強い快楽を感じると、まるで意思があるかのように、そこを執拗に責め立てる。ぬるぬるとした蜜を塗りつけながら擦られ、莉人はたまらずシーツをきつく握りしめた。
「んんっ···あっ··ああっ·····」
 イきそうだ···と躰をしならせると、それまで快楽を与え続けていたソレはスッと離れ別の場所を探しに行ってしまう。
「うっ···くぅ····はぁ··はぁ···」
 荒々しく息を吐いていると、再び中の異物は莉人の性感帯を探し当てた。
「ま、待って···もう···やめっ···ああっ」
 今度は強く突くように擦られる。そして、絶頂のギリギリまで高められると、突然、突き放される。繰り返される絶頂の波に莉人は狂わされそうだった。
「も···嫌だ···アシュレ···助け···」
 涙の滲んだ声で懇願すると、アシュレイは背後から覆いかぶさるように抱きしめた。
「こんなに乱れたリヒトを見せつけられると···妬けるな。コレはそんなに良いか?」
「そんなわけ···な··い····もうこれ···終わらせ··て···」
「本当か···?」
 耳元で聞いてくるアシュレイに肩で息を吐きながら、じと··と横目で見る。


 コイツ···
 欲しいって言わない限り助けない気じゃ···


 アシュレイは口元に笑みを浮かべたまま莉人の言葉を待っているようだ。
 言いよどんでいると、中のモノはゆっくりと更に奥へとうごめき始めた。
「───···っつ」
 最奥へと入り込む苦しさに息を詰める。
 これ以上は耐えきれず、莉人はギュッと目を閉じると、アシュレイを求める言葉を口にした。
「だか··ら····アシュレイの···が欲しいっ···」
 莉人のお願いにアシュレイは涙の滲んだ目尻に口づけると、透明の液を滴らせている限界の近い陰茎に指を絡ませた。
「イくのを手伝ってやろう···」
 囁くと、淫らな音をさせながら掌を動かした。
「あっ··あっ····んうっ···はぁ··ぁ··んうっ··──っつ!」
 声にならない嬌声をあげ、導かれるまま熱を吐き出した。
 果てた脱力感からぐったりとしている莉人の後孔から、蠢いているモノを引きずり出した。
「────···っう」
 中を擦りながら抜かれていく感覚に莉人は思わず切な気な吐息を洩らした。
「そんな声を出すな···リヒト」


 本当に···

 ──── 忌々しいな


 アシュレイは炎魔法を詠唱すると、一瞬で莉人の中に収まっていたモノを炎に包み消し去った。


 
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