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第一章・ヒーローに憧れていた男
(9)スカーレットを狙う男(2)
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その頃、クーゼルタウンの駅のホームである人物が電話をしていたのである。
「もしもし、剛三さんですか?僕です、【浦龍悟】ですよ。3600年から来た龍悟です!ところで目的の人物がこの辺りにいるんですね?」
彼は『浦龍悟』と名乗り、誰かを探しているようだ。
「さすが剛三さん!国を治める人なだけがありますね!!ではまたお会いできそうな時間が出来た時にこの辺りでお会いしましょう!」
そして龍悟という人物はすぐに駅のホームから去ったのである。
◆◆◆◆◆◆◆
一方の虎丞はスカーレットの父・サザムから【ティガー・ドラコ】の名を賜ったのである。だが本人は少し不服そうな顔をしていたのである。
「この世界でも本名を使いたい・・・」
「それは出来ないな。この世界で下手に本名を使えばトラブルに巻き込まれる可能性も高く、本名をこれ以上使うのは危険だ。」
「は・・・はい・・・・・・」
「改めてよろしくお願いしますティガーさん。」
「スカーレットさん・・・はい、こちらこそ改めてよろしくお願いします。」
スカーレットに新しい名で呼ばれてしまった虎丞はさすがに「その名前で呼ばないで」とは言えず受け入れることにしたのであった。その時、虎丞は何を悟っていたのか目を瞑っていたのである。
◆◆◆◆◆◆◆◆
虎丞は目を開けるといつの間にか会社の自分用のパソコンの前にいたのである。
「(もう今日は終わりか・・・しまったスカーレットさん以外にこのことを説明するのを忘れた!!明日はあの状況からの続きだな。皆さんにちゃんと説明しなくちゃ・・・)」
この日の冒険は終わり、虎丞は新聞を読むと選挙に関する記事が大きく掲載されていたのだ。記事の写真には角刈りでどしっとした表情の男性が大きく映っていた。
「(解散は浦剛三総理大臣の決断か。早めに投票にでも行くかな。)」
写真の人物は総理大臣だった。そして新聞を読んだ虎丞はこの日の冒険のことは一旦忘れて現実とゆっくり向き合うことにしたようだ。
「ティガーか・・・」
「ティガーって何だ、竜原?」
「わぁ!?大原!?」
「最近明るくなったな。」
「そうか?いつも通りだよ。」
「それなら良かった。」
「トイレ行くわ。」
「じゃあな!また後で!!」
突然大原が現れたが虎丞は平常通りに彼の話に応対してパソコンのある部屋を出てトイレに向かったのである。しかし大原はパソコンをなぜか厳しい目で睨み付けたのであった。
◆◆◆翌日◆◆◆
昼休みの時間となり、とりあえずログインして異世界へと行く虎丞であった。そして昨日のスカーレットの父・サザムがいるビルへと向かう途中に少し角刈りで穏やかな顔つきの男性とすれ違ったのである。
「(ん、この人どこかで見たことが・・・?)」
するとその瞬間に男性のズボンポケットから何かが落ちたので拾ったのである。
「あ、すみません・・・こ・・・ってこれは!?」
なんと落ちたのは男性の名刺だったのだがその名前を見て虎丞は驚いたのである。
「う・・・浦剛三・・・!?」
すると名刺を落としたのに気付いた男性が虎丞の元にやって来たのである。
第9話・終わり
「もしもし、剛三さんですか?僕です、【浦龍悟】ですよ。3600年から来た龍悟です!ところで目的の人物がこの辺りにいるんですね?」
彼は『浦龍悟』と名乗り、誰かを探しているようだ。
「さすが剛三さん!国を治める人なだけがありますね!!ではまたお会いできそうな時間が出来た時にこの辺りでお会いしましょう!」
そして龍悟という人物はすぐに駅のホームから去ったのである。
◆◆◆◆◆◆◆
一方の虎丞はスカーレットの父・サザムから【ティガー・ドラコ】の名を賜ったのである。だが本人は少し不服そうな顔をしていたのである。
「この世界でも本名を使いたい・・・」
「それは出来ないな。この世界で下手に本名を使えばトラブルに巻き込まれる可能性も高く、本名をこれ以上使うのは危険だ。」
「は・・・はい・・・・・・」
「改めてよろしくお願いしますティガーさん。」
「スカーレットさん・・・はい、こちらこそ改めてよろしくお願いします。」
スカーレットに新しい名で呼ばれてしまった虎丞はさすがに「その名前で呼ばないで」とは言えず受け入れることにしたのであった。その時、虎丞は何を悟っていたのか目を瞑っていたのである。
◆◆◆◆◆◆◆◆
虎丞は目を開けるといつの間にか会社の自分用のパソコンの前にいたのである。
「(もう今日は終わりか・・・しまったスカーレットさん以外にこのことを説明するのを忘れた!!明日はあの状況からの続きだな。皆さんにちゃんと説明しなくちゃ・・・)」
この日の冒険は終わり、虎丞は新聞を読むと選挙に関する記事が大きく掲載されていたのだ。記事の写真には角刈りでどしっとした表情の男性が大きく映っていた。
「(解散は浦剛三総理大臣の決断か。早めに投票にでも行くかな。)」
写真の人物は総理大臣だった。そして新聞を読んだ虎丞はこの日の冒険のことは一旦忘れて現実とゆっくり向き合うことにしたようだ。
「ティガーか・・・」
「ティガーって何だ、竜原?」
「わぁ!?大原!?」
「最近明るくなったな。」
「そうか?いつも通りだよ。」
「それなら良かった。」
「トイレ行くわ。」
「じゃあな!また後で!!」
突然大原が現れたが虎丞は平常通りに彼の話に応対してパソコンのある部屋を出てトイレに向かったのである。しかし大原はパソコンをなぜか厳しい目で睨み付けたのであった。
◆◆◆翌日◆◆◆
昼休みの時間となり、とりあえずログインして異世界へと行く虎丞であった。そして昨日のスカーレットの父・サザムがいるビルへと向かう途中に少し角刈りで穏やかな顔つきの男性とすれ違ったのである。
「(ん、この人どこかで見たことが・・・?)」
するとその瞬間に男性のズボンポケットから何かが落ちたので拾ったのである。
「あ、すみません・・・こ・・・ってこれは!?」
なんと落ちたのは男性の名刺だったのだがその名前を見て虎丞は驚いたのである。
「う・・・浦剛三・・・!?」
すると名刺を落としたのに気付いた男性が虎丞の元にやって来たのである。
第9話・終わり
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