9 / 12
第一章・ヒーローに憧れていた男
(9)スカーレットを狙う男(2)
しおりを挟む
その頃、クーゼルタウンの駅のホームである人物が電話をしていたのである。
「もしもし、剛三さんですか?僕です、【浦龍悟】ですよ。3600年から来た龍悟です!ところで目的の人物がこの辺りにいるんですね?」
彼は『浦龍悟』と名乗り、誰かを探しているようだ。
「さすが剛三さん!国を治める人なだけがありますね!!ではまたお会いできそうな時間が出来た時にこの辺りでお会いしましょう!」
そして龍悟という人物はすぐに駅のホームから去ったのである。
◆◆◆◆◆◆◆
一方の虎丞はスカーレットの父・サザムから【ティガー・ドラコ】の名を賜ったのである。だが本人は少し不服そうな顔をしていたのである。
「この世界でも本名を使いたい・・・」
「それは出来ないな。この世界で下手に本名を使えばトラブルに巻き込まれる可能性も高く、本名をこれ以上使うのは危険だ。」
「は・・・はい・・・・・・」
「改めてよろしくお願いしますティガーさん。」
「スカーレットさん・・・はい、こちらこそ改めてよろしくお願いします。」
スカーレットに新しい名で呼ばれてしまった虎丞はさすがに「その名前で呼ばないで」とは言えず受け入れることにしたのであった。その時、虎丞は何を悟っていたのか目を瞑っていたのである。
◆◆◆◆◆◆◆◆
虎丞は目を開けるといつの間にか会社の自分用のパソコンの前にいたのである。
「(もう今日は終わりか・・・しまったスカーレットさん以外にこのことを説明するのを忘れた!!明日はあの状況からの続きだな。皆さんにちゃんと説明しなくちゃ・・・)」
この日の冒険は終わり、虎丞は新聞を読むと選挙に関する記事が大きく掲載されていたのだ。記事の写真には角刈りでどしっとした表情の男性が大きく映っていた。
「(解散は浦剛三総理大臣の決断か。早めに投票にでも行くかな。)」
写真の人物は総理大臣だった。そして新聞を読んだ虎丞はこの日の冒険のことは一旦忘れて現実とゆっくり向き合うことにしたようだ。
「ティガーか・・・」
「ティガーって何だ、竜原?」
「わぁ!?大原!?」
「最近明るくなったな。」
「そうか?いつも通りだよ。」
「それなら良かった。」
「トイレ行くわ。」
「じゃあな!また後で!!」
突然大原が現れたが虎丞は平常通りに彼の話に応対してパソコンのある部屋を出てトイレに向かったのである。しかし大原はパソコンをなぜか厳しい目で睨み付けたのであった。
◆◆◆翌日◆◆◆
昼休みの時間となり、とりあえずログインして異世界へと行く虎丞であった。そして昨日のスカーレットの父・サザムがいるビルへと向かう途中に少し角刈りで穏やかな顔つきの男性とすれ違ったのである。
「(ん、この人どこかで見たことが・・・?)」
するとその瞬間に男性のズボンポケットから何かが落ちたので拾ったのである。
「あ、すみません・・・こ・・・ってこれは!?」
なんと落ちたのは男性の名刺だったのだがその名前を見て虎丞は驚いたのである。
「う・・・浦剛三・・・!?」
すると名刺を落としたのに気付いた男性が虎丞の元にやって来たのである。
第9話・終わり
「もしもし、剛三さんですか?僕です、【浦龍悟】ですよ。3600年から来た龍悟です!ところで目的の人物がこの辺りにいるんですね?」
彼は『浦龍悟』と名乗り、誰かを探しているようだ。
「さすが剛三さん!国を治める人なだけがありますね!!ではまたお会いできそうな時間が出来た時にこの辺りでお会いしましょう!」
そして龍悟という人物はすぐに駅のホームから去ったのである。
◆◆◆◆◆◆◆
一方の虎丞はスカーレットの父・サザムから【ティガー・ドラコ】の名を賜ったのである。だが本人は少し不服そうな顔をしていたのである。
「この世界でも本名を使いたい・・・」
「それは出来ないな。この世界で下手に本名を使えばトラブルに巻き込まれる可能性も高く、本名をこれ以上使うのは危険だ。」
「は・・・はい・・・・・・」
「改めてよろしくお願いしますティガーさん。」
「スカーレットさん・・・はい、こちらこそ改めてよろしくお願いします。」
スカーレットに新しい名で呼ばれてしまった虎丞はさすがに「その名前で呼ばないで」とは言えず受け入れることにしたのであった。その時、虎丞は何を悟っていたのか目を瞑っていたのである。
◆◆◆◆◆◆◆◆
虎丞は目を開けるといつの間にか会社の自分用のパソコンの前にいたのである。
「(もう今日は終わりか・・・しまったスカーレットさん以外にこのことを説明するのを忘れた!!明日はあの状況からの続きだな。皆さんにちゃんと説明しなくちゃ・・・)」
この日の冒険は終わり、虎丞は新聞を読むと選挙に関する記事が大きく掲載されていたのだ。記事の写真には角刈りでどしっとした表情の男性が大きく映っていた。
「(解散は浦剛三総理大臣の決断か。早めに投票にでも行くかな。)」
写真の人物は総理大臣だった。そして新聞を読んだ虎丞はこの日の冒険のことは一旦忘れて現実とゆっくり向き合うことにしたようだ。
「ティガーか・・・」
「ティガーって何だ、竜原?」
「わぁ!?大原!?」
「最近明るくなったな。」
「そうか?いつも通りだよ。」
「それなら良かった。」
「トイレ行くわ。」
「じゃあな!また後で!!」
突然大原が現れたが虎丞は平常通りに彼の話に応対してパソコンのある部屋を出てトイレに向かったのである。しかし大原はパソコンをなぜか厳しい目で睨み付けたのであった。
◆◆◆翌日◆◆◆
昼休みの時間となり、とりあえずログインして異世界へと行く虎丞であった。そして昨日のスカーレットの父・サザムがいるビルへと向かう途中に少し角刈りで穏やかな顔つきの男性とすれ違ったのである。
「(ん、この人どこかで見たことが・・・?)」
するとその瞬間に男性のズボンポケットから何かが落ちたので拾ったのである。
「あ、すみません・・・こ・・・ってこれは!?」
なんと落ちたのは男性の名刺だったのだがその名前を見て虎丞は驚いたのである。
「う・・・浦剛三・・・!?」
すると名刺を落としたのに気付いた男性が虎丞の元にやって来たのである。
第9話・終わり
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる