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第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体
悪魔の直伸⑧
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大体の時点で本気の悪人としか考えられない直伸がまさかあの殺人ダービーに関与していたとは……
「今日は引っ込むぞ!」
「へい!」
「ちょっと待ちなさい!!」
追いかけようとすると雪が寂しそうな顔をしていたのに気づき、ヒナは優しい顔に戻して雪を再び抱き締めてあげたのである。するとヒナは足元に何らかの紙が落ちているのに気づいたのである。
「……何これ!!?最低!!」
紙の内容はあの例の殺人ダービーの主催こそ兵篭その人であったが、なんとこのダービーの発案者および興行収入の権限は直伸にあるという紹介であったのだ。なんと関与だけでなく発案したというまさしく史上最低の人物があの直伸であった。
「もはや完全に許せない!!ああいう人がヘラヘラしながら政治をしているのが本当に腹立たしいわ!!」
「ヒナさん!私……」
「大丈夫よ雪ちゃん、必ずあの人をこらしめてあげるからね……」
そしてヒナは直露に電話を掛けたのである。勿論ダービーの件などについての報告である。
「…………本当に芯の腐った野郎だな!!許すことはできない!!ヒナちゃん、明日のためにその雪ちゃんという子を連れて民宿にもどって休んでね。」
「ありがとう直露くん。この子は一旦連れて帰るからね……!!」
そして雪も携帯で誰かに連絡をして旅館に向かうことになったのだ。
夜、食堂で集まったヒナ、直露、直摩、支援者、日紙家の面々の元に二人の若そうな夫婦がやって来たのである。
「すみません、雪がお世話になりまして。」
どうやら夫婦は雪の両親であった。雪から事情を大体聞き、感謝の気持ちを伝えにやってきたようである。
「今回、我々の親族が直伸の手にかけられて3人も失ったことについて本当に親身になってくださりありがとうございます……三女も義理の息子も彼(義理の子)の伯父も感謝してると思います……」
雪の父は涙を流し、同じく涙を流す母の横でお礼を言った。旅館の人々も涙を流して悲しみに溢れていた。
「雪ちゃん、明日は大事な土曜日だから必ず直伸の全貌を地域の方々に明かしてやる。だから今は僕達を見守ってほしい……明日こそ最終決戦の日だ!!」
雪は直露に対して正座しながら深く頭を下げた。
「よろしくお願いします!!」
直露も正座して頭を下げた。
「こちらこそ!!」
雪の両親は直露の方を向いて必ず無念を晴らしてくれると信じて頭を下げて、これに気付いた直露も頭を下げて任せてくださいという表情をしたのであった。
「今日は引っ込むぞ!」
「へい!」
「ちょっと待ちなさい!!」
追いかけようとすると雪が寂しそうな顔をしていたのに気づき、ヒナは優しい顔に戻して雪を再び抱き締めてあげたのである。するとヒナは足元に何らかの紙が落ちているのに気づいたのである。
「……何これ!!?最低!!」
紙の内容はあの例の殺人ダービーの主催こそ兵篭その人であったが、なんとこのダービーの発案者および興行収入の権限は直伸にあるという紹介であったのだ。なんと関与だけでなく発案したというまさしく史上最低の人物があの直伸であった。
「もはや完全に許せない!!ああいう人がヘラヘラしながら政治をしているのが本当に腹立たしいわ!!」
「ヒナさん!私……」
「大丈夫よ雪ちゃん、必ずあの人をこらしめてあげるからね……」
そしてヒナは直露に電話を掛けたのである。勿論ダービーの件などについての報告である。
「…………本当に芯の腐った野郎だな!!許すことはできない!!ヒナちゃん、明日のためにその雪ちゃんという子を連れて民宿にもどって休んでね。」
「ありがとう直露くん。この子は一旦連れて帰るからね……!!」
そして雪も携帯で誰かに連絡をして旅館に向かうことになったのだ。
夜、食堂で集まったヒナ、直露、直摩、支援者、日紙家の面々の元に二人の若そうな夫婦がやって来たのである。
「すみません、雪がお世話になりまして。」
どうやら夫婦は雪の両親であった。雪から事情を大体聞き、感謝の気持ちを伝えにやってきたようである。
「今回、我々の親族が直伸の手にかけられて3人も失ったことについて本当に親身になってくださりありがとうございます……三女も義理の息子も彼(義理の子)の伯父も感謝してると思います……」
雪の父は涙を流し、同じく涙を流す母の横でお礼を言った。旅館の人々も涙を流して悲しみに溢れていた。
「雪ちゃん、明日は大事な土曜日だから必ず直伸の全貌を地域の方々に明かしてやる。だから今は僕達を見守ってほしい……明日こそ最終決戦の日だ!!」
雪は直露に対して正座しながら深く頭を下げた。
「よろしくお願いします!!」
直露も正座して頭を下げた。
「こちらこそ!!」
雪の両親は直露の方を向いて必ず無念を晴らしてくれると信じて頭を下げて、これに気付いた直露も頭を下げて任せてくださいという表情をしたのであった。
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