ヒナの国造り

市川 雄一郎

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第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体

直伸拘束作戦①

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選挙活動最終日である土曜日ではあるが一応ながらヒナと直露達は高槻とともに直伸拘束に向けた連合を組んで協力することになった。尚、実際には選挙活動中にこのようなことをするのはヒナの世界では許されていないのである。

しかし、直伸はもう勝利を確信したのか現在どこにいるのかは分かっておらず、直露達も早く見つけないといけないが手がかりをつかめず悩んでいたのである。するとヒナはあることに気付いたのである。

「直伸さんの家の場所とか行きつけの店の場所とかが判れば早いことみつかるかもしれませんよ!」

「あら、そういやそうだな。その辺を重要な位置として探してみようじゃないか……!」

「でも国外に行っていたら捕まえられたせんぜ!」

「何?でもやつは選挙中は地域から絶対出ない。必ず捕まえることはできるはず!!」

自信を持つ直露は『必ず捕まえる』と表現したがこれには自信があったからである。どうも直露は昨日夜に彼の拠点などを調べて数ヶ所にポイントがあると知ったのでそこに搾ってから少しずつ調べていくという計画である。幸い直伸は選挙期間中はどこもいかないので周辺なら勿論土地勘をつかんだ人は周りにいるので安易に見つけれると自信をつかんだのである。

しかし一時間経ち、まだ見つからない。ヒナは見つからないことにピリピリしていたのである。

「ヒナさん、どうしました?」

「ごめんね雪ちゃん、必ずあの人を見つけてみせるからね!!」

周りにまでピリピリさせていたヒナは少し悪いなと思い、なんとか気持ちを落ち着けようとしたのである。すると二人の目の前に小さなコテージがあった。ヒナと雪は堂々とそのコテージ内に入っていったのである……

一方、直露達は二上達を連れて直伸を探しに来ていたのである。今は直露達と行動している二上は自分の勘もふまえて怪しい場所を探していたのである。

「普段は何もないときは家から出てくつろいでいると聞いていますが、ここまで探しても見つからないとは……」

さすがの二上達でも判らないとなると手を上げなくてはいけない。だが直伸を選挙で通したくない……直露には焦りと責任感でいっぱいであった。するととある洞窟を発見したので中に入ることにしたのである。

「なんだこのトンネル……電気は無いし、中の木のような棒も錆びれているじゃないか……」

年季が入っているのか中はボロボロであるがトンネル自体は短く、外に出ると海岸沿いの道に出たのである。道の横には線路もあり、レジャースポットらしき雰囲気さえ漂っている。

「こんな場所はじめてみたなあ……一度調べてみよう!!」

直露達は走り出した。何か手懸かりがあるのだとそう信じて……!!
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