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第7章・Enemy search(敵探し)
松浦と日紙家①
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緊迫した表情で見つめていたヒナはあることに気づいたのである。
「日紙……?直露くんの実家のことかな?」
「君は直露を知っているんだね!彼は従兄だよ!!偶然の縁だな。」
松浦はヒナが日紙家を知っていると分かると彼女に対して優しい表情を見せて話をはじめたのである。
「僕の今の姓は母方の姓だよ。」
男性は日紙家の時代の松浦を知っているのか話をしっかり聞いている。
「松浦君はなぜ日紙家から離れたのかね?跡継ぎになれたのではないのか?」
「小さい頃には既に松浦家にいましたよ。だって直伸の父親に僕の父と兄は殺されましたからね…………」
なんとあの逮捕された直伸は代々犯罪をおかしていたというのだ。しかしヒナは直伸の父親が殺人犯というのは初耳だった。それどころか大変な事実が判明する。
「事件自体揉み消されてしまいましたからね……ですがあなたの共犯から聞かせてもらいましたからね……日紙直銅(ひかみ・ちょくどう)さん!!!」
「松浦君、いや……日紙直豪(ひかみ・ちょくごう)だったかな……なかなか捜査熱心な人物だ……!」
「一応元警備隊ですからね!」
竜太と松浦の上司はなんと日紙家の出であり、あの快楽殺人犯・日紙直伸の実父であったのだ!!
「親子代々で殺人とかおかしい人達だわ……やっぱり負の遺伝子か……!!?」
「お嬢さん、人聞きの悪いことを……!ただ単に都合が悪いから一族であれど消したというのが真実ですよ……」
「都合が悪いから消すだなんて……最低だわあなたは!!」
ヒナの怒りは沸いてきたが、この様子を見た直銅は笑いながら語る。
「他人の命より自らの儲けが大切です!!」
「最低だわ……最低すぎる……!!」
当然直銅の人間性はこれだが、息子の悪実績を考えれば親子揃って最低で済まないレベルである。
「僕はずっと父親がいなかった!!寂しく感じました……でも母には迷惑をかけたくないからと僕はここまで頑張ってきました!!だけどあなたに父らが殺されたと聞いたときは悔しかった!!知ったのは9歳の時でしたがそれまでは知らされていなくて悲しい思いをしながらも父親が帰るのをまっていた。だからはじめて父親の“死”を意識したとき悲しさは溢れて止まらなかった……」
「フン!私は戦うことが大好きでね……他人の不幸すぎる発言などが許せないです!!」
「他人の不幸は関係ないんか……最低やな!」
直銅は気をいれたのである。ヒナは小刀を握るも直銅は無視をしている。そして松浦は一言言うと周りが檄を飛ばしてくれた。
「父親のために頑張るしかない!!」
「だったら!頑張っていきましょう!!」
「俺も応援したるし!」
「ヒナさん、竜太さん、ありがとうございます。」
直銅への怒りを秘め、ヒナは戦いに挑もうとしたのであった。
「日紙……?直露くんの実家のことかな?」
「君は直露を知っているんだね!彼は従兄だよ!!偶然の縁だな。」
松浦はヒナが日紙家を知っていると分かると彼女に対して優しい表情を見せて話をはじめたのである。
「僕の今の姓は母方の姓だよ。」
男性は日紙家の時代の松浦を知っているのか話をしっかり聞いている。
「松浦君はなぜ日紙家から離れたのかね?跡継ぎになれたのではないのか?」
「小さい頃には既に松浦家にいましたよ。だって直伸の父親に僕の父と兄は殺されましたからね…………」
なんとあの逮捕された直伸は代々犯罪をおかしていたというのだ。しかしヒナは直伸の父親が殺人犯というのは初耳だった。それどころか大変な事実が判明する。
「事件自体揉み消されてしまいましたからね……ですがあなたの共犯から聞かせてもらいましたからね……日紙直銅(ひかみ・ちょくどう)さん!!!」
「松浦君、いや……日紙直豪(ひかみ・ちょくごう)だったかな……なかなか捜査熱心な人物だ……!」
「一応元警備隊ですからね!」
竜太と松浦の上司はなんと日紙家の出であり、あの快楽殺人犯・日紙直伸の実父であったのだ!!
「親子代々で殺人とかおかしい人達だわ……やっぱり負の遺伝子か……!!?」
「お嬢さん、人聞きの悪いことを……!ただ単に都合が悪いから一族であれど消したというのが真実ですよ……」
「都合が悪いから消すだなんて……最低だわあなたは!!」
ヒナの怒りは沸いてきたが、この様子を見た直銅は笑いながら語る。
「他人の命より自らの儲けが大切です!!」
「最低だわ……最低すぎる……!!」
当然直銅の人間性はこれだが、息子の悪実績を考えれば親子揃って最低で済まないレベルである。
「僕はずっと父親がいなかった!!寂しく感じました……でも母には迷惑をかけたくないからと僕はここまで頑張ってきました!!だけどあなたに父らが殺されたと聞いたときは悔しかった!!知ったのは9歳の時でしたがそれまでは知らされていなくて悲しい思いをしながらも父親が帰るのをまっていた。だからはじめて父親の“死”を意識したとき悲しさは溢れて止まらなかった……」
「フン!私は戦うことが大好きでね……他人の不幸すぎる発言などが許せないです!!」
「他人の不幸は関係ないんか……最低やな!」
直銅は気をいれたのである。ヒナは小刀を握るも直銅は無視をしている。そして松浦は一言言うと周りが檄を飛ばしてくれた。
「父親のために頑張るしかない!!」
「だったら!頑張っていきましょう!!」
「俺も応援したるし!」
「ヒナさん、竜太さん、ありがとうございます。」
直銅への怒りを秘め、ヒナは戦いに挑もうとしたのであった。
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