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第11章・新たな武器と過酷な道のり
誰もいない廃校
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翌朝、ヒナは起きると廃校内は相変わらず静かであった。山の中に囲まれた場所に位置するためか人気は異常に少ない。この日はゲートボールしにきた高齢の人たちが集まってきており、ヒナも参加させてもらっていた。
「お嬢ちゃん、腰をもう少し下げて……」
「は、はい。」
腰を下げたヒナはナイスなプレーを連発し、ゲートボールなるスポーツ(この世界での名称は不明)を極めていた。そして昼過ぎに皆が帰るとヒナはまたもや退屈となり、とりあえず昼飯を済ませたのである。
「とにかく何もすることないなあ。」
この旅の最初の問題である『することがない』。山の中に囲まれている上、コンビニしかなくて他には名所やスポットなどがないのである。しかも戦いもなく、何して時間を潰せばいいのかも分からない。
「本当に何なんだこれは……」
本当に何なのかは分からないが、ヒナにとって廃校でボーッと時間を過ごすのは苦痛でしかなかったのである。とりあえずトイレに行くと剣を持った大きな熊が居たのである。
「やった!!時間潰しに戦お!!」
しかしヒナも剣を見せた瞬間、熊は逃げ出してしまったのである。ヒナはつまらなさそうな顔をしていた。夜もカップラーメンを食べたがさすがにずっと同じ物だと飽きてくるのである。
「明日は裏の山でも上りにいくかな……」
実はヒナは山の登山口らしきものを発見していたのである。翌朝、早速ヒナは登山口から山を登る……も怪物や猛獣は全くおらずどれだけ平和やねんとヒナは内心思ったのである。
「おっ!」
山道を抜けると滝が見えてきた。そしてよく見ると滝の近くにも古い校舎があった。その校舎に行くと木造タイプで横に長く延びており、教室も散らかっていなかったのである。
「異世界の廃校なのに自分の世界とリンクしていて良いわね。」
自身の世界とよく似ているとヒナは感心していた。だが、このままこの場所に留まればいつかはお金もつきてなにも出来なくなってしまう。ヒナはそれに関する恐怖感があった。
「ああ、困った。」
再び校舎に戻ったヒナは困り果てていた。このままでは良くないと感じてはいたが嵐が発生しそうな雰囲気があったので外に出られなくなってきたのである。
「うわぁ!!天気が荒れてる!!」
嵐がやってきた。一度嵐が来ると数日間は外に出られないのでしばらく足止めを食らうことになる。ヒナは静かに過ごしていたがその間にどうすればいいかを考えていたのである。
「お嬢ちゃん、腰をもう少し下げて……」
「は、はい。」
腰を下げたヒナはナイスなプレーを連発し、ゲートボールなるスポーツ(この世界での名称は不明)を極めていた。そして昼過ぎに皆が帰るとヒナはまたもや退屈となり、とりあえず昼飯を済ませたのである。
「とにかく何もすることないなあ。」
この旅の最初の問題である『することがない』。山の中に囲まれている上、コンビニしかなくて他には名所やスポットなどがないのである。しかも戦いもなく、何して時間を潰せばいいのかも分からない。
「本当に何なんだこれは……」
本当に何なのかは分からないが、ヒナにとって廃校でボーッと時間を過ごすのは苦痛でしかなかったのである。とりあえずトイレに行くと剣を持った大きな熊が居たのである。
「やった!!時間潰しに戦お!!」
しかしヒナも剣を見せた瞬間、熊は逃げ出してしまったのである。ヒナはつまらなさそうな顔をしていた。夜もカップラーメンを食べたがさすがにずっと同じ物だと飽きてくるのである。
「明日は裏の山でも上りにいくかな……」
実はヒナは山の登山口らしきものを発見していたのである。翌朝、早速ヒナは登山口から山を登る……も怪物や猛獣は全くおらずどれだけ平和やねんとヒナは内心思ったのである。
「おっ!」
山道を抜けると滝が見えてきた。そしてよく見ると滝の近くにも古い校舎があった。その校舎に行くと木造タイプで横に長く延びており、教室も散らかっていなかったのである。
「異世界の廃校なのに自分の世界とリンクしていて良いわね。」
自身の世界とよく似ているとヒナは感心していた。だが、このままこの場所に留まればいつかはお金もつきてなにも出来なくなってしまう。ヒナはそれに関する恐怖感があった。
「ああ、困った。」
再び校舎に戻ったヒナは困り果てていた。このままでは良くないと感じてはいたが嵐が発生しそうな雰囲気があったので外に出られなくなってきたのである。
「うわぁ!!天気が荒れてる!!」
嵐がやってきた。一度嵐が来ると数日間は外に出られないのでしばらく足止めを食らうことになる。ヒナは静かに過ごしていたがその間にどうすればいいかを考えていたのである。
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