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第11章・新たな武器と過酷な道のり
8月までに……②
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とりあえず時間をかけて歩く四人。幸い竜太の息子は竜太がエレーラと戦う前に近くのベンチに座らせていたので怪我はなく、竜太も怪我はあるが怪我はないという。
「お姫様の攻撃など痛くないものよ!」
とりあえずヒナが竜太の怪我した右腕の腫れをつついたのである。
「痛っ!!何する!?」
「ごめんなさい。もう大丈夫かなと思って…………」
「痛いやんか(笑)。」
竜太はやはり丸くなっていた。だがエレーラの攻撃のダメージは少し大きいようで身体に時々痛みが走っているのが表情から分かるのであった。
「(やっぱり痛めてるわ……大丈夫かしら?)」
ヒナは心配しながら山を降りるのだがまたもやあの二人である。
「今度は待ち伏せだっ!!」
「逃がさんぞ、竜太!!」
「ああ、またあなたたちですか……」
少し竜太は呆れていた。北條と菅野の二人が待ち伏せしていたのである。しかもまた一人連れがいたのである。
「ハハハ、こいつは俺の従兄っ!!」
どうやら菅野の従兄であるようだ。つまり彼もまた菅野、北條と通じて竜太とも縁戚関係にある(遠いが)。
「お初だっ!私は菅野の母親の兄の子である南兵軽妙造(みなみひょうがる・たえぞう)だっ!!お前の銃術を見抜いたっ!!」
「つまり……これは……」
妙造が竜太を見抜いたと言ったが竜太は剣術で妙造に切りかかったのである。
「わああ!!お前ら、竜太が剣を使えるだと言ってないだろ!?」
「(大体分かるやろ……)」
竜太はまた呆れた。どうやら妙造は剣技を使えることをなぜか知らなかったようだ。とはいえ大体分かるだろ……と竜太のように突っ込みたくなるが……
「くそぉ!ヘイグ!!ギャレット!!退さーんっ!!!」
「(早っ!!)」
竜太はいつも以上に突っ込んでいるような気がしたのである。しかし親戚とはいえ相変わらず血の気の高さと退散の早さにだけは感心していた(?)のであった。
「竜太君……あの人達は……」
「アホなだけや……」
どうやら彼らは勢いだけで現れるようである。アラドマウンテンでヒナと別れてからは何かと現れるようになったといい、竜太いわく『結婚できない嫉妬』ではないかと予想する(ただし、竜太の子供は竜太と血は繋がっていない)。
「まあ、元気そうで何よりだと……」
親戚だからこそ強くは批判しない。それが竜太の優しさではあるが……
「あいつら邪魔やわあ!!」
直露は批判を強めていた。だが本当だと言わんばかりか竜太は何も直露にきつく言わなかったのである。
「お姫様の攻撃など痛くないものよ!」
とりあえずヒナが竜太の怪我した右腕の腫れをつついたのである。
「痛っ!!何する!?」
「ごめんなさい。もう大丈夫かなと思って…………」
「痛いやんか(笑)。」
竜太はやはり丸くなっていた。だがエレーラの攻撃のダメージは少し大きいようで身体に時々痛みが走っているのが表情から分かるのであった。
「(やっぱり痛めてるわ……大丈夫かしら?)」
ヒナは心配しながら山を降りるのだがまたもやあの二人である。
「今度は待ち伏せだっ!!」
「逃がさんぞ、竜太!!」
「ああ、またあなたたちですか……」
少し竜太は呆れていた。北條と菅野の二人が待ち伏せしていたのである。しかもまた一人連れがいたのである。
「ハハハ、こいつは俺の従兄っ!!」
どうやら菅野の従兄であるようだ。つまり彼もまた菅野、北條と通じて竜太とも縁戚関係にある(遠いが)。
「お初だっ!私は菅野の母親の兄の子である南兵軽妙造(みなみひょうがる・たえぞう)だっ!!お前の銃術を見抜いたっ!!」
「つまり……これは……」
妙造が竜太を見抜いたと言ったが竜太は剣術で妙造に切りかかったのである。
「わああ!!お前ら、竜太が剣を使えるだと言ってないだろ!?」
「(大体分かるやろ……)」
竜太はまた呆れた。どうやら妙造は剣技を使えることをなぜか知らなかったようだ。とはいえ大体分かるだろ……と竜太のように突っ込みたくなるが……
「くそぉ!ヘイグ!!ギャレット!!退さーんっ!!!」
「(早っ!!)」
竜太はいつも以上に突っ込んでいるような気がしたのである。しかし親戚とはいえ相変わらず血の気の高さと退散の早さにだけは感心していた(?)のであった。
「竜太君……あの人達は……」
「アホなだけや……」
どうやら彼らは勢いだけで現れるようである。アラドマウンテンでヒナと別れてからは何かと現れるようになったといい、竜太いわく『結婚できない嫉妬』ではないかと予想する(ただし、竜太の子供は竜太と血は繋がっていない)。
「まあ、元気そうで何よりだと……」
親戚だからこそ強くは批判しない。それが竜太の優しさではあるが……
「あいつら邪魔やわあ!!」
直露は批判を強めていた。だが本当だと言わんばかりか竜太は何も直露にきつく言わなかったのである。
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