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第16章・ステラガーデン編
兄貴
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10月4日朝、黒石はある人物に連絡を入れていた。
「あ、兄貴。おはよう、俺だ!」
どうやら兄と思われる人物に連絡を入れていたようだ。すると二時間後、二人の男性が現れた。
●吉田太郎(慎太郎の長姉・“吉田みどり”の夫)
●ロア瓜吉(慎太郎の次姉“ロア聖麗”の夫)
「おぉ、こんにちは。しかも瓜吉アニキも来ていたのか。」
どうやら太郎が瓜吉を呼んだようである。太郎は元々グリーンウッドフィールドが経営していた会社の役員で瓜吉はグリーンウッドフィールドの秘書の経験があるようだ。その二人に何らかの協力を得ようとした黒石であったが……
「いやいや、死刑には協力したくないよな。」
「タロ兄、俺もちょっとそれだけは関わりたくないよ。」
「あら……」
黒石は目が点になったのである。しかし二人はグリーンウッドフィールドと関わりがあるとはいえ、裏社会に全く関わりない人物であった。それどころか二人共目を鋭くしては……
「慎太郎君、殺人的なことに関わっちゃダメだよ。常識でしょ?なあ瓜ちゃん!」
「ホントそれ。権力のために命を捨てるのってかっこいいと思っているのか?情けないしそんなことで命賭けるなという感じ……!!」
「…………」
すると太郎はさらに目を鋭くし、黒石に質問をした。
「最近、田平さんに連絡をしても通じないんだけどどうなっているか知っているか?」
「え、知らない…………」
「なら仕方ないが田平さんは今回の件について強く反対を示されている。そればかりかグリーンウッドフィールドさんとの関係すら断つ意思を見せている。」
「!!いつの間に!?」
「タロ兄、俺から言う。田平さんの母方はアラドシティという場所と関わりの強い家系でグリーンウッドフィールドさんの息子二人が犯罪者と判明し、彼らの母方がアラドシティとあってその町はめちゃくちゃな暴動が起きているんだよ。それであの人はもうグリーンウッドフィールドさんと関わりたくないんだそうだ。」
「え……!?でもアラドシティって実在しないんじゃ……」
「バカチン!!そりゃいつの地図を見たんだよ!!アラドシティは普通にあるぞ!!世間知らずで裏社会に繋がるお前は何も分かっちゃいないな慎太郎君!!」
「…………」
瓜吉の強い説教を受けて慎太郎はうつむいて黙り込んだのであった。
「今回、犯罪に関わらないよう慎太郎君に忠告する。もしした場合は分かっているな……!?」
太郎はめちゃくちゃ怖い顔をして黒石を睨み付けたのである。黒石はもはや身体が恐縮してしまい何も出来ずに言えずにいたのであった。
「じゃあ俺らは帰るからもし変なニュースを耳にしたら……その時は……ね……」
背を向けて黒石宅の玄関を開ける二人だったが『その時は……ね……の“ね”の部分』で太郎は後ろを振り返り黒石を恐ろしい目付きで睨み付けたのであった。黒石は二人がいなくなると玄関前で正座をしたまま動けずにいた。
「あ、兄貴。おはよう、俺だ!」
どうやら兄と思われる人物に連絡を入れていたようだ。すると二時間後、二人の男性が現れた。
●吉田太郎(慎太郎の長姉・“吉田みどり”の夫)
●ロア瓜吉(慎太郎の次姉“ロア聖麗”の夫)
「おぉ、こんにちは。しかも瓜吉アニキも来ていたのか。」
どうやら太郎が瓜吉を呼んだようである。太郎は元々グリーンウッドフィールドが経営していた会社の役員で瓜吉はグリーンウッドフィールドの秘書の経験があるようだ。その二人に何らかの協力を得ようとした黒石であったが……
「いやいや、死刑には協力したくないよな。」
「タロ兄、俺もちょっとそれだけは関わりたくないよ。」
「あら……」
黒石は目が点になったのである。しかし二人はグリーンウッドフィールドと関わりがあるとはいえ、裏社会に全く関わりない人物であった。それどころか二人共目を鋭くしては……
「慎太郎君、殺人的なことに関わっちゃダメだよ。常識でしょ?なあ瓜ちゃん!」
「ホントそれ。権力のために命を捨てるのってかっこいいと思っているのか?情けないしそんなことで命賭けるなという感じ……!!」
「…………」
すると太郎はさらに目を鋭くし、黒石に質問をした。
「最近、田平さんに連絡をしても通じないんだけどどうなっているか知っているか?」
「え、知らない…………」
「なら仕方ないが田平さんは今回の件について強く反対を示されている。そればかりかグリーンウッドフィールドさんとの関係すら断つ意思を見せている。」
「!!いつの間に!?」
「タロ兄、俺から言う。田平さんの母方はアラドシティという場所と関わりの強い家系でグリーンウッドフィールドさんの息子二人が犯罪者と判明し、彼らの母方がアラドシティとあってその町はめちゃくちゃな暴動が起きているんだよ。それであの人はもうグリーンウッドフィールドさんと関わりたくないんだそうだ。」
「え……!?でもアラドシティって実在しないんじゃ……」
「バカチン!!そりゃいつの地図を見たんだよ!!アラドシティは普通にあるぞ!!世間知らずで裏社会に繋がるお前は何も分かっちゃいないな慎太郎君!!」
「…………」
瓜吉の強い説教を受けて慎太郎はうつむいて黙り込んだのであった。
「今回、犯罪に関わらないよう慎太郎君に忠告する。もしした場合は分かっているな……!?」
太郎はめちゃくちゃ怖い顔をして黒石を睨み付けたのである。黒石はもはや身体が恐縮してしまい何も出来ずに言えずにいたのであった。
「じゃあ俺らは帰るからもし変なニュースを耳にしたら……その時は……ね……」
背を向けて黒石宅の玄関を開ける二人だったが『その時は……ね……の“ね”の部分』で太郎は後ろを振り返り黒石を恐ろしい目付きで睨み付けたのであった。黒石は二人がいなくなると玄関前で正座をしたまま動けずにいた。
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