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第16章・ステラガーデン編
竜太VSレンジ②
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竜太にとある重要な話をするレンジ。その彼の目付きは恐ろしいものがあった。
「この世界を滅ぼさないと消えない歴史が存在する。それはこの世から隠匿しなければならない歴史・・・と一部のやつらはいう。」
「隠匿しなければならない歴史?」
剣で交え合いながら話は続く。喋りながら戦う二人の器用さにキララと菊三朗は感心していたのであった。するとレンジはおかしな発言をしたのである。
「俺は生前から出会った人間の“過去”“未来”“前世”“先祖”が分かるのだ。そうだ・・・霊能力だ。この世界でもわずか数人しか持ち合わせていない『特殊な力』だ。」
「何が言いたい?」
「お前の父方がその“隠匿しなければならない歴史”に深く関わる一族であることももう見抜いた・・・!!」
「あんたも・・・そういう目で見るのか・・・」
突然目の色が変わった竜太はジャンプしてレンジを斬りつけたのである。
“ザクッ!!”
「!?ぐ・・・!!」
するとレンジの服に血が染まりその場で倒れたのであった。
「・・・俺の勝ちか・・・?」
「ああ・・・俺の負けだ・・・」
竜太はそう質問するとレンジは即答したのである。そしてレンジは続けて言う。
「本当はお前と戦えて良かったよ。俺はお前が世界を固めてくれると信じているし、そういう未来が見えたんだ・・・!!」
「国を・・・“固める”?」
「ああ・・・そうだ。それとお前、色々な人から父方の“血筋”を汚れていると揶揄されただろう?」
「・・・揶揄された。」
「大丈夫だ・・・お前の血筋は汚れてなんかいないよ・・・!!」
「!?」
「そういうことを言ってきた連中どもがお前の先祖達を悪者扱いしてきた・・・決してお前の先祖達は悪いことも汚れたこともしていない。俺が言うんだ・・・信じろ!!」
レンジの言葉に竜太は頷く。するとレンジはある事実を言ったのだ。
「俺達は・・・ある悪魔に洗脳されて自滅した。もし洗脳がなければ我々の国も王家も滅びなかった。もちろん俺もレオナルドもテップルもブレーザーや他の兄弟達も死ななかったはずだ・・・」
「!?」
レンジの言葉にキララが反応した。
「すまんな・・・キララ、菊三朗。お前達子孫に迷惑をかけてしまった。竜太とかいうお前・・・この世界を・・・破壊してくれ!!」
「!?」
竜太はレンジの言葉に驚き、キララと菊三朗はレンジの言葉に耳を傾けてなにかを思うような目をしていたのである。
「もう世界は汚れるところまで汚れてしまった・・・苦しい生い立ちを生きてきた竜太よ、お前なら世界を変えることが出来る。それよりも世界を揺るがす“何か”をお前がしてくれる未来が見えたから・・・頼む!!俺は“あっち”へ帰るから・・・あとは頼むぞ!!」
「いや・・・俺の父方について・・・教えてほしい!!まだ待ってほしい・・・!!」
「お前の・・・?フフフ・・・“正しい歴史”さ・・・」
笑顔で最後のメッセージを残したレンジは消えたのであった。竜太は最後に呟いた。
「“正しい歴史”・・・」
「竜太さん・・・」
天を仰ぐ竜太をキララは心配しながら見つめていた。竜太の父方にどのような秘密があるのかはレンジの口から明かされることはなかったのである。そして長い一日は終わりを迎えようとしていたのだ。
「この世界を滅ぼさないと消えない歴史が存在する。それはこの世から隠匿しなければならない歴史・・・と一部のやつらはいう。」
「隠匿しなければならない歴史?」
剣で交え合いながら話は続く。喋りながら戦う二人の器用さにキララと菊三朗は感心していたのであった。するとレンジはおかしな発言をしたのである。
「俺は生前から出会った人間の“過去”“未来”“前世”“先祖”が分かるのだ。そうだ・・・霊能力だ。この世界でもわずか数人しか持ち合わせていない『特殊な力』だ。」
「何が言いたい?」
「お前の父方がその“隠匿しなければならない歴史”に深く関わる一族であることももう見抜いた・・・!!」
「あんたも・・・そういう目で見るのか・・・」
突然目の色が変わった竜太はジャンプしてレンジを斬りつけたのである。
“ザクッ!!”
「!?ぐ・・・!!」
するとレンジの服に血が染まりその場で倒れたのであった。
「・・・俺の勝ちか・・・?」
「ああ・・・俺の負けだ・・・」
竜太はそう質問するとレンジは即答したのである。そしてレンジは続けて言う。
「本当はお前と戦えて良かったよ。俺はお前が世界を固めてくれると信じているし、そういう未来が見えたんだ・・・!!」
「国を・・・“固める”?」
「ああ・・・そうだ。それとお前、色々な人から父方の“血筋”を汚れていると揶揄されただろう?」
「・・・揶揄された。」
「大丈夫だ・・・お前の血筋は汚れてなんかいないよ・・・!!」
「!?」
「そういうことを言ってきた連中どもがお前の先祖達を悪者扱いしてきた・・・決してお前の先祖達は悪いことも汚れたこともしていない。俺が言うんだ・・・信じろ!!」
レンジの言葉に竜太は頷く。するとレンジはある事実を言ったのだ。
「俺達は・・・ある悪魔に洗脳されて自滅した。もし洗脳がなければ我々の国も王家も滅びなかった。もちろん俺もレオナルドもテップルもブレーザーや他の兄弟達も死ななかったはずだ・・・」
「!?」
レンジの言葉にキララが反応した。
「すまんな・・・キララ、菊三朗。お前達子孫に迷惑をかけてしまった。竜太とかいうお前・・・この世界を・・・破壊してくれ!!」
「!?」
竜太はレンジの言葉に驚き、キララと菊三朗はレンジの言葉に耳を傾けてなにかを思うような目をしていたのである。
「もう世界は汚れるところまで汚れてしまった・・・苦しい生い立ちを生きてきた竜太よ、お前なら世界を変えることが出来る。それよりも世界を揺るがす“何か”をお前がしてくれる未来が見えたから・・・頼む!!俺は“あっち”へ帰るから・・・あとは頼むぞ!!」
「いや・・・俺の父方について・・・教えてほしい!!まだ待ってほしい・・・!!」
「お前の・・・?フフフ・・・“正しい歴史”さ・・・」
笑顔で最後のメッセージを残したレンジは消えたのであった。竜太は最後に呟いた。
「“正しい歴史”・・・」
「竜太さん・・・」
天を仰ぐ竜太をキララは心配しながら見つめていた。竜太の父方にどのような秘密があるのかはレンジの口から明かされることはなかったのである。そして長い一日は終わりを迎えようとしていたのだ。
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