ヒナの国造り

市川 雄一郎

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第17章・ステラガーデン死刑台編

演説中の謀反

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 演説中のグリーンウッドフィールドはご満悦の様子だが少し離れた場所にいたある人物はじっとグリーンウッドフィールドの姿を見つめていたのである。


 「・・・・・・」


 そして服の懐を少し見つめるダグラスだったが背後から強烈な蹴りが彼を襲う。


 “ドカッ!!”


 「ぐっ!!」


 ダグラスは吹っ飛ばされた。そして起き上がるも目の前にいたのは清亘達であった。


 「てめえ・・・何を企んでやがる!?ずっと怪しいと思っていたら・・・やっぱりな!!」


 「・・・清亘さん・・・いや、タツさん。さすがですぜ・・・!!」


 「てめえの目がグリーンウッドフィールド様への殺意にしか見えないからだ・・・!!」


 タツは既に見抜いていたようだ。タツの顔は今までに見たことのない恐い表情であった。


 「お前、この場で粛清しなければならんな。かわいい弟のような存在だった・・・お前を消すのは辛いが・・・お前には死んでもらうぞ!!ダグっ!!!」


 「タツさん・・・どうしても・・・あの人の事が許せない・・・父を殺したのはあの人じゃないのに・・・なぜか許せないのです。あなたを兄と慕っていましたがここであなたを倒します。」


 清亘家対周参見野家・・・死刑執行の片隅で誰にも気づかれない戦いが始まった。


 「いくぞぉっ!!ダグっ!!!」


 するとタツは身体をドリルのように回転すると地面に潜った。ダグラスは辺りを見渡してどこから出てくるか探るも自分の真下から出てきたタツに頬を殴られたのである。


 “どかっ!!”


 「うっ・・・!?」


 「俺はドリル使いだというのを分かっていてもどこから出てくるか分からない!!お前はどうやって勝つのだ!?」


 「匂い・・・で見抜けますよ・・・タツ!!」


 突然そう言い出すとダグラスはブルテリアに変身したのである。服を着たブルテリアのダグラスはタツに飛びかかったのである。


 “ガブッ!!”


 「ぐっ・・・てめえ!!効くじゃねえか。」


 ダグラスのタツの右肩への噛みつきは強烈なものであった。タツは顔をしかめたがすぐに不適な笑みを浮かべた。


 「ああ・・・10年前に比べてお前強くなったなあ。やはりへの復讐心からだな。」


 タツのその一言にダグラスは頷いたのであった。
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