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第3章 灼熱の砂海を渡る一輪の花
第179話 想定された裏切り
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砂塵回廊の地上部。帝国軍旗レッドホークをなびかせた二隻の砂上船が静かに岸壁へと近づきタラップが下ろされた。
分厚い板のタラップをロックと十人の軍服をまとい持つ兵士が降りて来た。兵士たちは背中に腰に剣を刺し背中に丸い小さな盾や短い槍を背負っている。
兵士の一人は後ろ手に縛られたミナリーを連れ彼女の手から伸びた縄を持っている。彼女は上下白の囚人服を着せられ目隠しにさらにフードの深くかぶされていた。
「うん!? 一人か……」
岸壁の中央には両手にトレイを持ったクロースが一人でたたずんでいた。クロースにロック達が近づくと彼女は頭をさげて笑った。ロックはクロースを見て口を開く。
「帝国軍第三統合軍。上級中尉ロックだ」
「わたくしはクロースですわ。」
「約束通りミナリーを連れ来た。さあプロメテウスの鍜治場へ案内しろ」
「ではこちらに……」
クロースはトレイをロックへ差し出した。トレイには直径二センチほどの白く輝く魔石が二十個ほど置かれていた。
「これは……」
「鍜治場は最下層にありますのよ。それを使って転送いたします」
トレイに置かれた居たのは転送魔法が込められた魔石である。これは砂塵回廊見学用に用意されている魔石で砂塵回廊内であれば自由に階層を移動できる。ロックはトレイを受けとり部下たちにまわす。
全員が受け取りトレイがクロースの元へと戻って来た。
「ではご案内いたしますわ」
トレイを受け取ったクロースはロック達を先導して歩きだした。ロックは歩くクロースの背中に声をかける。
「グレゴリウスやオリビアはいないのか?」
「皆は下で待っています」
振り向いて笑顔で答えるクロースだった。クロースの案内でロック達は第一階層と牢獄の町を抜け、第八十二階層にある鍜治場へ向かうのだった。
「こちらですわ」
手で前を指して振り向くクロースだった。クロースの案内でロック達は第八十二階層の鍜治場の前へとやってきた。ドーム型をした高い天井の部屋へとロック達は足を踏み入れた。
クロースに先導され慎重に前へと進むロック達、鍜治場へと続く巨大な扉は開かれている。
「グレゴリウス…… 隣にオリビアか…… 他の二人はやつらの仲間だな」
部屋の中央にオリビアとグレゴリウスが立って居てすぐ後ろにキティルとメルダが居る。オリビアは骨付きの肉を頬張っていた。
「おっお従姉ちゃん……」
「大丈夫だ。任せておけ……」
「オッオッちゃん…… うん!」
グレゴリウスはオリビアの背中服をギュッと握った。オリビアは彼が握った手にそっと自分の手を置いてはげますのだった。落ち着いた近づくロックをグレゴリウスは静かに見つめていた。
クロースがオリビアの前に立ち止まり横に動いてオリビアを手で指した。
「こちらがオリビアにグレゴリウス様ですわ」
「ロックだ」
「おぉ…… オリビアだ。よろしく…… クチャクチャ……」
「なっ!?」
オリビアは握っていた骨付き肉を持ち替えて右手をロックへ差し出し握手した。握手が終わったロックは自分の右手を見て驚いた顔をする。すぐに彼は慌てた様子でハンカチを取り出して右手を拭く。
「下品な…… 勇者め……」
手を拭きながらオリビアを睨むロックだった。彼女は手に持っていた骨付き肉の油がついたまま、彼と握手したのだ。ふとロックはオリビアたちを見て何かに気づいた。彼はすぐにオリビアに向かって叫ぶ。
「グレンとクレアはどこだ? それに蜘蛛女は?」
「彼らはサンドロックの防衛に戻ったよ。君達が裏切るかも知れないからとね」
「無礼な……」
ロックの顔を見たクレアはニヤリと笑った。
「それに…… 鍜治場を引き渡すだけなら私達だけ良いだろう? 君はクレアお姉ちゃんにはーいって渡されないと泣き出す子供か? グレン君と同じだな」
「チッ! まぁいい。プロメテウスの鍜治場はどこだ?」
オリビアはロックを挑発する。ロックはオリビアの態度に不機嫌そうに鍜治場の場所を聞く。
「あそこだよ」
右手を伸ばしオリビアは鍜治場へと続く開かれた大きな扉の先を指した。ロックは扉を見つめて小さくうなずく。
「よーし! 行くぞ」
ロックは扉を指して振り向き部下に指示をだす。オリビアは歩き出そうとする彼を止めた。
「待て! 先にミナリーを解放しろ」
「ダメだ。お前が嘘を言っているという証拠はないだろう?」
首を横に振りオリビアの前を通りすぎていった。悔しそうにオリビアは立ち去るロック達を見つめていた。扉へと向かうロック達の後をオリビアたちはついていく。兵士達が監視をするように時折オリビアたちに振り返る。
「止まれ! この中か?」
「あぁ。一緒に行ってやろうか?」
「いや…… 誰か中へ入れ! お前たちはそこから動くな」
扉の手前でロック達は立ち止まる、オリビアたちは彼らの五メートルほど後方で止まった。ロックの指示で二人の兵士が扉の向こうへと駆けて行った。しばらくして二人の兵士たちが戻って来た。兵士の一人が敬礼し嬉しそうにロックに報告をする。
「ありました。賢者の石も生きているようです」
「そうか…… よし!」
嬉しそうに拳を握って笑うロックだった。オリビアは彼を見て口を開く。
「じゃあ…… 約束だ。ミナリーを離せ」
「あぁ…… そうだな…… おい!」
右手をあげたロック、ミナリーの横に居た彼女のフードと目隠しを外した。
「おっお従姉ちゃんじゃない!!!」
グレゴリウスが声をあげた。フードの下に居たのはミナリーではなく別人だった。ロックはミナリーと体格が似た兵士に彼女に変装させていたのだ。
「どういうつもりだ? ロック!」
「お前達には何も渡さないということだ!!」
「クソ!」
ロックが右手を上げると兵士たちは腰にさした剣や背負った槍を抜いた。ミナリーに変装していた兵士は背中に隠していたショートソードを握った。
動揺しながらもオリビアたちは武器に手をかけた。ロックはその様子を見て勝ち誇りニヤリと笑った……
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「うあああああああ!!」
悲鳴が聞こえロックは熱気に両腕で顔をおおう、扉の向こうの壁から炎が噴き出しミナリーに変装していた兵士を焼いたのだ。
「なっ!? 炎が!? 何をした」
視線を前に戻してオリビアに向かって叫ぶロックだった。
「トラップフレイムです。クレアさんの言う通りで仕込んでおいてよかったです」
「なっ!? クレアだと」
杖をロックに向けキティルが答えた。トラップフレームは下級の炎魔法で、壁や地面などに炎の罠を設置する。この罠を起動する方法は時限式かもしくは自らの魔法で起動する。
動揺するロックにクロースは微笑んで勝ち誇った表情を浮かべる。
「ふふふ…… クレアの言った通りですわね…… アランドロは素直に取引には応じない。あわよくば両方を狙うって……」
「あぁ。おかげでこっちは準備万端だ……」
「えぇ。ゴミ掃除を始めるわよ!!」
クロースはハルバードを構え、メディナは矢をつがえる。残った骨を加え腹をさすってロックにメイスを向けるオリビアだった。
「チッ…… バレていたというのか…… もういい! 全員即座に銀細工を解放しろ!!!」
剣を抜きロックは指示を叫ぶ。同時に兵士達の手や足が銀色へと変わっていく。兵士達は左右の手足のどちか一つが銀色になり手首やくるぶしまで銀色だが、ロックは違い左腕の肩の近くまで銀色に変わっている。
「なっなんだ!? 銀色に…… スフィアと同じ……」
「これは銀細工だ…… グレゴリウス以外は殺してかまん! 行け!」
ロックの号令で一斉に兵士達はオリビアに襲い掛かるのだった。
分厚い板のタラップをロックと十人の軍服をまとい持つ兵士が降りて来た。兵士たちは背中に腰に剣を刺し背中に丸い小さな盾や短い槍を背負っている。
兵士の一人は後ろ手に縛られたミナリーを連れ彼女の手から伸びた縄を持っている。彼女は上下白の囚人服を着せられ目隠しにさらにフードの深くかぶされていた。
「うん!? 一人か……」
岸壁の中央には両手にトレイを持ったクロースが一人でたたずんでいた。クロースにロック達が近づくと彼女は頭をさげて笑った。ロックはクロースを見て口を開く。
「帝国軍第三統合軍。上級中尉ロックだ」
「わたくしはクロースですわ。」
「約束通りミナリーを連れ来た。さあプロメテウスの鍜治場へ案内しろ」
「ではこちらに……」
クロースはトレイをロックへ差し出した。トレイには直径二センチほどの白く輝く魔石が二十個ほど置かれていた。
「これは……」
「鍜治場は最下層にありますのよ。それを使って転送いたします」
トレイに置かれた居たのは転送魔法が込められた魔石である。これは砂塵回廊見学用に用意されている魔石で砂塵回廊内であれば自由に階層を移動できる。ロックはトレイを受けとり部下たちにまわす。
全員が受け取りトレイがクロースの元へと戻って来た。
「ではご案内いたしますわ」
トレイを受け取ったクロースはロック達を先導して歩きだした。ロックは歩くクロースの背中に声をかける。
「グレゴリウスやオリビアはいないのか?」
「皆は下で待っています」
振り向いて笑顔で答えるクロースだった。クロースの案内でロック達は第一階層と牢獄の町を抜け、第八十二階層にある鍜治場へ向かうのだった。
「こちらですわ」
手で前を指して振り向くクロースだった。クロースの案内でロック達は第八十二階層の鍜治場の前へとやってきた。ドーム型をした高い天井の部屋へとロック達は足を踏み入れた。
クロースに先導され慎重に前へと進むロック達、鍜治場へと続く巨大な扉は開かれている。
「グレゴリウス…… 隣にオリビアか…… 他の二人はやつらの仲間だな」
部屋の中央にオリビアとグレゴリウスが立って居てすぐ後ろにキティルとメルダが居る。オリビアは骨付きの肉を頬張っていた。
「おっお従姉ちゃん……」
「大丈夫だ。任せておけ……」
「オッオッちゃん…… うん!」
グレゴリウスはオリビアの背中服をギュッと握った。オリビアは彼が握った手にそっと自分の手を置いてはげますのだった。落ち着いた近づくロックをグレゴリウスは静かに見つめていた。
クロースがオリビアの前に立ち止まり横に動いてオリビアを手で指した。
「こちらがオリビアにグレゴリウス様ですわ」
「ロックだ」
「おぉ…… オリビアだ。よろしく…… クチャクチャ……」
「なっ!?」
オリビアは握っていた骨付き肉を持ち替えて右手をロックへ差し出し握手した。握手が終わったロックは自分の右手を見て驚いた顔をする。すぐに彼は慌てた様子でハンカチを取り出して右手を拭く。
「下品な…… 勇者め……」
手を拭きながらオリビアを睨むロックだった。彼女は手に持っていた骨付き肉の油がついたまま、彼と握手したのだ。ふとロックはオリビアたちを見て何かに気づいた。彼はすぐにオリビアに向かって叫ぶ。
「グレンとクレアはどこだ? それに蜘蛛女は?」
「彼らはサンドロックの防衛に戻ったよ。君達が裏切るかも知れないからとね」
「無礼な……」
ロックの顔を見たクレアはニヤリと笑った。
「それに…… 鍜治場を引き渡すだけなら私達だけ良いだろう? 君はクレアお姉ちゃんにはーいって渡されないと泣き出す子供か? グレン君と同じだな」
「チッ! まぁいい。プロメテウスの鍜治場はどこだ?」
オリビアはロックを挑発する。ロックはオリビアの態度に不機嫌そうに鍜治場の場所を聞く。
「あそこだよ」
右手を伸ばしオリビアは鍜治場へと続く開かれた大きな扉の先を指した。ロックは扉を見つめて小さくうなずく。
「よーし! 行くぞ」
ロックは扉を指して振り向き部下に指示をだす。オリビアは歩き出そうとする彼を止めた。
「待て! 先にミナリーを解放しろ」
「ダメだ。お前が嘘を言っているという証拠はないだろう?」
首を横に振りオリビアの前を通りすぎていった。悔しそうにオリビアは立ち去るロック達を見つめていた。扉へと向かうロック達の後をオリビアたちはついていく。兵士達が監視をするように時折オリビアたちに振り返る。
「止まれ! この中か?」
「あぁ。一緒に行ってやろうか?」
「いや…… 誰か中へ入れ! お前たちはそこから動くな」
扉の手前でロック達は立ち止まる、オリビアたちは彼らの五メートルほど後方で止まった。ロックの指示で二人の兵士が扉の向こうへと駆けて行った。しばらくして二人の兵士たちが戻って来た。兵士の一人が敬礼し嬉しそうにロックに報告をする。
「ありました。賢者の石も生きているようです」
「そうか…… よし!」
嬉しそうに拳を握って笑うロックだった。オリビアは彼を見て口を開く。
「じゃあ…… 約束だ。ミナリーを離せ」
「あぁ…… そうだな…… おい!」
右手をあげたロック、ミナリーの横に居た彼女のフードと目隠しを外した。
「おっお従姉ちゃんじゃない!!!」
グレゴリウスが声をあげた。フードの下に居たのはミナリーではなく別人だった。ロックはミナリーと体格が似た兵士に彼女に変装させていたのだ。
「どういうつもりだ? ロック!」
「お前達には何も渡さないということだ!!」
「クソ!」
ロックが右手を上げると兵士たちは腰にさした剣や背負った槍を抜いた。ミナリーに変装していた兵士は背中に隠していたショートソードを握った。
動揺しながらもオリビアたちは武器に手をかけた。ロックはその様子を見て勝ち誇りニヤリと笑った……
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「うあああああああ!!」
悲鳴が聞こえロックは熱気に両腕で顔をおおう、扉の向こうの壁から炎が噴き出しミナリーに変装していた兵士を焼いたのだ。
「なっ!? 炎が!? 何をした」
視線を前に戻してオリビアに向かって叫ぶロックだった。
「トラップフレイムです。クレアさんの言う通りで仕込んでおいてよかったです」
「なっ!? クレアだと」
杖をロックに向けキティルが答えた。トラップフレームは下級の炎魔法で、壁や地面などに炎の罠を設置する。この罠を起動する方法は時限式かもしくは自らの魔法で起動する。
動揺するロックにクロースは微笑んで勝ち誇った表情を浮かべる。
「ふふふ…… クレアの言った通りですわね…… アランドロは素直に取引には応じない。あわよくば両方を狙うって……」
「あぁ。おかげでこっちは準備万端だ……」
「えぇ。ゴミ掃除を始めるわよ!!」
クロースはハルバードを構え、メディナは矢をつがえる。残った骨を加え腹をさすってロックにメイスを向けるオリビアだった。
「チッ…… バレていたというのか…… もういい! 全員即座に銀細工を解放しろ!!!」
剣を抜きロックは指示を叫ぶ。同時に兵士達の手や足が銀色へと変わっていく。兵士達は左右の手足のどちか一つが銀色になり手首やくるぶしまで銀色だが、ロックは違い左腕の肩の近くまで銀色に変わっている。
「なっなんだ!? 銀色に…… スフィアと同じ……」
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