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第3章 灼熱の砂海を渡る一輪の花
第190話 淡々と処理します
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大剣を抜いたクレアが甲板を駆けていく。甲板には数十人の兵士がいるが、彼女のスピードに誰も反応できない。両腕を引いたクレアの目前に立ち尽くす銀色の右手を持つ帝国兵士の姿が見えた。
「グっ…… グバアアアアア!!!!」
「……」
静かに剣を突き出したクレア、彼女の大剣は兵士の体をいとも簡単に貫いた。クレアは静かに黙ったまま大剣を横に振りく。大剣は簡単に帝国兵士の体を引き裂く、甲板に血と臓物がばら撒かれて帝国兵士は膝をついて倒れた。
どこからともなく現れたクレアと彼女によって突如として失われた同僚の姿に、周囲の帝国兵士達は愕然として動けないでいた。表情は青ざめ圧倒的なクレアの存在に彼らは恐怖に震えていた。
「…… 次ですね」
大剣を構えたクレアは冷静に淡々と周囲にいる、帝国兵士達との距離を詰めて剣を振り抜いていく。彼女は密集して立って居る帝国兵士達へと向かって大剣を振り抜いた。
「「「「ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」」」」」
帝国の兵士の腕や足が甲板に転がる、クレアの一振りで五人ほどの帝国兵士が倒れた。表情を一つ変えずにクレアは静かに黙って振り向くとまた駆け出す。彼女は次々に甲板を血と肉片で染めていく。
「グハ!!!」
足で一人の帝国兵士を蹴り上げたクレアだった。左腕のない彼は仰向けに転がり右手で左肩を押さえている。クレアは彼の足元に立って大剣を肩に担ぎ左手を彼に向けた。
「クソが!!!! 貴様何者だ!!! ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「…… 全て消します…… 何も残しません」
クレアの左手から光の剣が伸びて肩を押さえる腕ごと胸を貫いた。甲板がさらに血で染まりその上にちぎれた右手首が浮かんでいく。
表情一つ変えずにクレアは静かに視線を左右に動かし心の中で残りの帝国兵士を数えるのだった。
砂上船に衝突されても折れずに残ったマストに設置された見張り台がある。そこに弓を持った女性の帝国兵士二人が立って居た。左手が銀色に変化した彼女達は矢をつがえ斜め下に弓を構える。二人の視線の先には甲板に立つクレアが見える。
「あんたのそのかわいい顔に傷つけてやるよ…… グギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
弓を構えた女性の背後から、猛スピードで何が飛んで来て彼女の頭を横からマストに押しつけた。マストと手に押しつぶされ帝国兵士の頭が破裂した。マストには肉片と血液が垂れ流されていく。
見張り台には獣化全解放で赤いオーラを纏い巨大化したグレンが乗り込んでいた。女性兵士の頭を叩き潰したのはグレンだった。彼は右肩に月樹大剣を担ぎ、一人残った女性ヒシの頭をわしづかみしていた。
「やめろ! やめろおおおおおおおおおお!!!! ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
頭を掴んだ左腕伸ばグレンはし女性兵士の体を見張り台の外へつるした。苦痛で顔を歪ませて必死にグレンに叫び足をバタバタと動かす女性兵士だった。
グレンは右手に持った大剣を横に振った。彼女の腕と体にグレンの大剣に叩きつぶされた。女性の左腕が肘から先が斬り落とされ甲板へと落下していった。
「ギイイイイイイイイイイイイイイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
左手を強く握ったグレンはそのまま女性兵士から手を離した。彼女は甲板へと落下し叩きつけられた。下を見て広がる血だまりを確認するグレンだった。
顔をあげ周囲を見渡したグレンは小さくうなずいた。砂上船には衝撃で折れなかった三本のマストが残っていた。それぞれのマストには血がついていたり、横に伸びた棒には帝国兵士が巻き付きぶら下がっていた。
「よし! 上は片付いたな。じゃあ戻るかな…… よっと!!!」
グレンはマストから飛び下り、甲板に大きな音を立てて着地した。クレアは彼の前方で大剣を握って静かに立って居た。
「あっ!?」
背後の音に振り返るクレア、彼女はは音の原因を見ると優しくにっこりと微笑み駆け寄っていく。
「空の片付けは終わりましたか?」
「あぁ。問題なくな。もう上から余計なことしてくるやつはいねえな。そっちは?」
「こっちも片付きましたよ。ほら!」
体を斜めにして手で甲板を指すクレアだった。甲板の中央から船首にかけて動かなくなった帝国兵士が転がり無数の血だまりが出来ていた。血だまりには銀色の手や足が浮かび砂漠の太陽に照らされ星のように輝いていた。
「うん!?」
甲板を見ていたグレンが何かに気づいた。非武装の船員が怯えた様子で甲板の端に固まっていた。集まっている船員は二十人ほどだ。
「船員はどうする?」
「うーん……」
船員を指さし尋ねるグレンにクレアは彼らを見ながらしばらく考える。二人の仕草から自分達の処遇を決める相談がされているのを感じ取り船員たちは不安そうに二人を見つめていた。
「本来なら口を封じるべきですが…… さすがに犠牲が多すぎるので今回は見逃します! 彼らは帝国人じゃなくてランドヘルズやサウンドロックの人達ですしね」
「そうか…… じゃあ後は…… あいつだけだな」
「えぇ。でも、まだ居るみたいですね」
クレアが顔を前に向け船員たちに背を向け歩き出しグレンも続く。二人が離れると船員たちはホッと胸を撫でおろすのだった。
「じゃあさっさと救命ボートで逃げな」
「そうですね。残ったら巻き込まれますよ」
二人の言葉に船員たちは蜘蛛の子を散らすように走って逃げだした。競い合うようにして救命ボートを下ろし砂上船から逃げて行った。
船員が逃げ始めるとグレンとクレアは船体の中央から船尾へ向かって歩き出した。すぐに四人の帝国兵士が前を塞ぐ。道を塞いだのは女性二人と男性二人の四人の帝国兵士で、四人とも両手と両足が銀色に変化していた。男性の一人は剣を右手に持ち、もう一人は手斧に丸い盾を持っている。女性は長い柄の斧にもう一人は両手に剣を持っていた。
「待ちな……」
盾と手斧を持つ男性兵士と両手に剣を持った女性兵士が一歩前に出た。女性兵士が右腕を前に突き出しクレアに剣先を向けて止まるように命令する。
「なっ!? グハ!!!」
「なんで私が待つんですか。邪魔ですよ」
クレアの姿が彼女の視界から消えすぐに目の前に現れた。女性兵士の目の前に出現した時点で、クレアは体勢を低くして剣先を彼女に突き出していた。大剣は女性兵士の体を貫通した。女性兵士の体はくの字に曲がり口の端から血が流れる。左手を剣から離して人さし指を縦クレアは横に向けた。
クレアの指先から隣にいる斧と盾を持った男性兵士へと光の剣が伸びて行く。
「グバアッ!!!!!!」
男性兵士はなんとか反応し、盾で光の剣を防ごうとした。しかし、光の剣は盾をあっさりと貫通し男性兵士の首筋に突き刺さった。男性兵士の首に穴が開き光の剣を伝って血がポタポタと地面を赤く染めていく。
「なっ何を!?」
「クソ!?」
残った二人が武器を構えた。クレアはニヤリと笑うと大剣を女性兵士の体から素早く抜いて大剣を消した。彼女はそのまましゃがんだ。大きな影が五人の人間を覆った。
「「グアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」」
クレアの後ろからグレンが月樹大剣を横に振り抜いた。グレンの大剣は女性兵士の腕から胸を切り裂き、大剣はそのまま横にいた男性兵士の首を跳ね飛ばす。
女性兵士の胸から上と左腕が下に落ち、跳ね飛ばされた男性兵士の頭は甲板を転がる。二人は仰向けに倒れて血が甲板を流れていく。
「あぁ。俺達がこいつらを待つ必要なんてないよな」
グレンが大剣を戻し肩にかつぐ。クレアは静かに顔をあげる、グレンは彼女の前に回り込んで左手を出した。クレアはグレンの左手をつかんで立ち上がる。
「えぇ…… 危ない!!」
「おっと!」
立ち上がったクレアが叫んだ。グレンは彼女が声をあげるよりも早く振り返っていた。振り返りながら彼は肩に担いでいた大剣を大きく横に振った。グレンの前に細長い剣が飛んできており、彼の大剣は剣を弾いた。甲板と砂上船に大きな音が響く。
「グっ…… グバアアアアア!!!!」
「……」
静かに剣を突き出したクレア、彼女の大剣は兵士の体をいとも簡単に貫いた。クレアは静かに黙ったまま大剣を横に振りく。大剣は簡単に帝国兵士の体を引き裂く、甲板に血と臓物がばら撒かれて帝国兵士は膝をついて倒れた。
どこからともなく現れたクレアと彼女によって突如として失われた同僚の姿に、周囲の帝国兵士達は愕然として動けないでいた。表情は青ざめ圧倒的なクレアの存在に彼らは恐怖に震えていた。
「…… 次ですね」
大剣を構えたクレアは冷静に淡々と周囲にいる、帝国兵士達との距離を詰めて剣を振り抜いていく。彼女は密集して立って居る帝国兵士達へと向かって大剣を振り抜いた。
「「「「ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」」」」」
帝国の兵士の腕や足が甲板に転がる、クレアの一振りで五人ほどの帝国兵士が倒れた。表情を一つ変えずにクレアは静かに黙って振り向くとまた駆け出す。彼女は次々に甲板を血と肉片で染めていく。
「グハ!!!」
足で一人の帝国兵士を蹴り上げたクレアだった。左腕のない彼は仰向けに転がり右手で左肩を押さえている。クレアは彼の足元に立って大剣を肩に担ぎ左手を彼に向けた。
「クソが!!!! 貴様何者だ!!! ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「…… 全て消します…… 何も残しません」
クレアの左手から光の剣が伸びて肩を押さえる腕ごと胸を貫いた。甲板がさらに血で染まりその上にちぎれた右手首が浮かんでいく。
表情一つ変えずにクレアは静かに視線を左右に動かし心の中で残りの帝国兵士を数えるのだった。
砂上船に衝突されても折れずに残ったマストに設置された見張り台がある。そこに弓を持った女性の帝国兵士二人が立って居た。左手が銀色に変化した彼女達は矢をつがえ斜め下に弓を構える。二人の視線の先には甲板に立つクレアが見える。
「あんたのそのかわいい顔に傷つけてやるよ…… グギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
弓を構えた女性の背後から、猛スピードで何が飛んで来て彼女の頭を横からマストに押しつけた。マストと手に押しつぶされ帝国兵士の頭が破裂した。マストには肉片と血液が垂れ流されていく。
見張り台には獣化全解放で赤いオーラを纏い巨大化したグレンが乗り込んでいた。女性兵士の頭を叩き潰したのはグレンだった。彼は右肩に月樹大剣を担ぎ、一人残った女性ヒシの頭をわしづかみしていた。
「やめろ! やめろおおおおおおおおおお!!!! ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
頭を掴んだ左腕伸ばグレンはし女性兵士の体を見張り台の外へつるした。苦痛で顔を歪ませて必死にグレンに叫び足をバタバタと動かす女性兵士だった。
グレンは右手に持った大剣を横に振った。彼女の腕と体にグレンの大剣に叩きつぶされた。女性の左腕が肘から先が斬り落とされ甲板へと落下していった。
「ギイイイイイイイイイイイイイイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
左手を強く握ったグレンはそのまま女性兵士から手を離した。彼女は甲板へと落下し叩きつけられた。下を見て広がる血だまりを確認するグレンだった。
顔をあげ周囲を見渡したグレンは小さくうなずいた。砂上船には衝撃で折れなかった三本のマストが残っていた。それぞれのマストには血がついていたり、横に伸びた棒には帝国兵士が巻き付きぶら下がっていた。
「よし! 上は片付いたな。じゃあ戻るかな…… よっと!!!」
グレンはマストから飛び下り、甲板に大きな音を立てて着地した。クレアは彼の前方で大剣を握って静かに立って居た。
「あっ!?」
背後の音に振り返るクレア、彼女はは音の原因を見ると優しくにっこりと微笑み駆け寄っていく。
「空の片付けは終わりましたか?」
「あぁ。問題なくな。もう上から余計なことしてくるやつはいねえな。そっちは?」
「こっちも片付きましたよ。ほら!」
体を斜めにして手で甲板を指すクレアだった。甲板の中央から船首にかけて動かなくなった帝国兵士が転がり無数の血だまりが出来ていた。血だまりには銀色の手や足が浮かび砂漠の太陽に照らされ星のように輝いていた。
「うん!?」
甲板を見ていたグレンが何かに気づいた。非武装の船員が怯えた様子で甲板の端に固まっていた。集まっている船員は二十人ほどだ。
「船員はどうする?」
「うーん……」
船員を指さし尋ねるグレンにクレアは彼らを見ながらしばらく考える。二人の仕草から自分達の処遇を決める相談がされているのを感じ取り船員たちは不安そうに二人を見つめていた。
「本来なら口を封じるべきですが…… さすがに犠牲が多すぎるので今回は見逃します! 彼らは帝国人じゃなくてランドヘルズやサウンドロックの人達ですしね」
「そうか…… じゃあ後は…… あいつだけだな」
「えぇ。でも、まだ居るみたいですね」
クレアが顔を前に向け船員たちに背を向け歩き出しグレンも続く。二人が離れると船員たちはホッと胸を撫でおろすのだった。
「じゃあさっさと救命ボートで逃げな」
「そうですね。残ったら巻き込まれますよ」
二人の言葉に船員たちは蜘蛛の子を散らすように走って逃げだした。競い合うようにして救命ボートを下ろし砂上船から逃げて行った。
船員が逃げ始めるとグレンとクレアは船体の中央から船尾へ向かって歩き出した。すぐに四人の帝国兵士が前を塞ぐ。道を塞いだのは女性二人と男性二人の四人の帝国兵士で、四人とも両手と両足が銀色に変化していた。男性の一人は剣を右手に持ち、もう一人は手斧に丸い盾を持っている。女性は長い柄の斧にもう一人は両手に剣を持っていた。
「待ちな……」
盾と手斧を持つ男性兵士と両手に剣を持った女性兵士が一歩前に出た。女性兵士が右腕を前に突き出しクレアに剣先を向けて止まるように命令する。
「なっ!? グハ!!!」
「なんで私が待つんですか。邪魔ですよ」
クレアの姿が彼女の視界から消えすぐに目の前に現れた。女性兵士の目の前に出現した時点で、クレアは体勢を低くして剣先を彼女に突き出していた。大剣は女性兵士の体を貫通した。女性兵士の体はくの字に曲がり口の端から血が流れる。左手を剣から離して人さし指を縦クレアは横に向けた。
クレアの指先から隣にいる斧と盾を持った男性兵士へと光の剣が伸びて行く。
「グバアッ!!!!!!」
男性兵士はなんとか反応し、盾で光の剣を防ごうとした。しかし、光の剣は盾をあっさりと貫通し男性兵士の首筋に突き刺さった。男性兵士の首に穴が開き光の剣を伝って血がポタポタと地面を赤く染めていく。
「なっ何を!?」
「クソ!?」
残った二人が武器を構えた。クレアはニヤリと笑うと大剣を女性兵士の体から素早く抜いて大剣を消した。彼女はそのまましゃがんだ。大きな影が五人の人間を覆った。
「「グアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」」
クレアの後ろからグレンが月樹大剣を横に振り抜いた。グレンの大剣は女性兵士の腕から胸を切り裂き、大剣はそのまま横にいた男性兵士の首を跳ね飛ばす。
女性兵士の胸から上と左腕が下に落ち、跳ね飛ばされた男性兵士の頭は甲板を転がる。二人は仰向けに倒れて血が甲板を流れていく。
「あぁ。俺達がこいつらを待つ必要なんてないよな」
グレンが大剣を戻し肩にかつぐ。クレアは静かに顔をあげる、グレンは彼女の前に回り込んで左手を出した。クレアはグレンの左手をつかんで立ち上がる。
「えぇ…… 危ない!!」
「おっと!」
立ち上がったクレアが叫んだ。グレンは彼女が声をあげるよりも早く振り返っていた。振り返りながら彼は肩に担いでいた大剣を大きく横に振った。グレンの前に細長い剣が飛んできており、彼の大剣は剣を弾いた。甲板と砂上船に大きな音が響く。
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