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Lesson.5 物語の終わり
113.リナの推論
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「そうだね。ちょっと話が散らかってきていた。整理していこう。
ユニカは、日記にわざわざ『光だからと言って正義というわけではない』と書いている。
つまり、ユニカは光の魔法使いに危害を加えられていると推測できる。
それは、もちろんリーリウムではなく、マリアだ。」
ヴィオラもヘンリクスも大きく頷く。
「国中の魔力を吸い取ろうとしているのが、仮に正義ではなくなったマリアの仕業だとすると、マリアは他人の魔力を利用しなくてはいけないくらいの大掛かりな何かをしようとしていたってことになる。
それは何か?
私の予測は『ユニカの不老不死』じゃないかと思う。
実際、アレクサンデルの晩年の日記で、ユニカが少しずつ若返っているような記述もあったしね。
それで、何か問題が生じたから、ユニカは日記帳を通じて、君たちに助けを求めたんじゃないだろうか?」
「しかし、先ほども話していたが、マリア様は亡くなっているのだろう?」
「リーリウムが光の魔法使いである以上は、そう考えるのが自然だ。
だから、今、ユニカが何に直面しているのかは、私にも分からない。
ただ、おそらく本人ではないにしても、マリアが関わっているのは間違いないと思う。
わざわざ日記に光の魔法使いについて記述するくらいだからね。」
「ですが、どうやってユニカ様の居場所を突き止めれば良いのでしょうか?」
リーリウムの問いに、リナは「うまくいくかわからないけど……」と前置きをして、ユニカの日記帳を手に取った。
「おそらくこの日記帳は、対になった魔道具だと考えられる。
こっちが本体で、もう一冊、おそらくかなり小型のメモ帳みたいなものがあるはずだ。
ユニカは、そちらのメモ帳に日記を記して、こちらに反映させているのではないかと思う。」
「なるほど。それで、日記の内容が書き加えられていたのですね。」
ヴィオラは、知らない間に日記の内容が増えている、まるで怪奇現象のような状態に薄気味悪さを感じていた。
しかし、タネを明かしてみれば、魔道具である日記帳の機能のというだけで、どうということはない。
それが分かり、ヴィオラは誰にも気づかれないように小さくを息を吐いて、胸をなでおろした。
「この日記帳と、仮にサブ手帳と呼ぶけれど、ユニカの持つサブ手帳は、何らかの繋がりを持っている。
だから、それをたどればユニカの元へたどり着けるはずだ。」
「どうやってたどるのですか? 先ほど言っていた、探索魔法でしょうか?」
リーリウムは、このような状況にも関わらず、闇の魔法使いが次はどのような魔法を使うのか、好奇心が抑えられない。
「いや、そんな大げさな魔法を使わなくても、この日記帳から発せられた魔力の流れを見つければいいだけだよ。
探索魔法は、どこから、どんな魔力が、どれくらいの強さで存在しているのかまで知ることができるけど、今回はこの日記帳に繋がっている魔力をたどるだけだからね。」
リナはリーリウムにきちんと解説をすると、日記帳をそっとテーブルの中央に置き、その上に手をかざした。
「見ていてね。」
リナがそう言うと、日記帳がほのかに輝き出した。
その光は、日記帳にかざされたリナの手を通り抜け、まるで糸を撚るように一本の細い線となる。
光の線は部屋の壁を通り抜け、遥かむこうまで続いていた。
ユニカは、日記にわざわざ『光だからと言って正義というわけではない』と書いている。
つまり、ユニカは光の魔法使いに危害を加えられていると推測できる。
それは、もちろんリーリウムではなく、マリアだ。」
ヴィオラもヘンリクスも大きく頷く。
「国中の魔力を吸い取ろうとしているのが、仮に正義ではなくなったマリアの仕業だとすると、マリアは他人の魔力を利用しなくてはいけないくらいの大掛かりな何かをしようとしていたってことになる。
それは何か?
私の予測は『ユニカの不老不死』じゃないかと思う。
実際、アレクサンデルの晩年の日記で、ユニカが少しずつ若返っているような記述もあったしね。
それで、何か問題が生じたから、ユニカは日記帳を通じて、君たちに助けを求めたんじゃないだろうか?」
「しかし、先ほども話していたが、マリア様は亡くなっているのだろう?」
「リーリウムが光の魔法使いである以上は、そう考えるのが自然だ。
だから、今、ユニカが何に直面しているのかは、私にも分からない。
ただ、おそらく本人ではないにしても、マリアが関わっているのは間違いないと思う。
わざわざ日記に光の魔法使いについて記述するくらいだからね。」
「ですが、どうやってユニカ様の居場所を突き止めれば良いのでしょうか?」
リーリウムの問いに、リナは「うまくいくかわからないけど……」と前置きをして、ユニカの日記帳を手に取った。
「おそらくこの日記帳は、対になった魔道具だと考えられる。
こっちが本体で、もう一冊、おそらくかなり小型のメモ帳みたいなものがあるはずだ。
ユニカは、そちらのメモ帳に日記を記して、こちらに反映させているのではないかと思う。」
「なるほど。それで、日記の内容が書き加えられていたのですね。」
ヴィオラは、知らない間に日記の内容が増えている、まるで怪奇現象のような状態に薄気味悪さを感じていた。
しかし、タネを明かしてみれば、魔道具である日記帳の機能のというだけで、どうということはない。
それが分かり、ヴィオラは誰にも気づかれないように小さくを息を吐いて、胸をなでおろした。
「この日記帳と、仮にサブ手帳と呼ぶけれど、ユニカの持つサブ手帳は、何らかの繋がりを持っている。
だから、それをたどればユニカの元へたどり着けるはずだ。」
「どうやってたどるのですか? 先ほど言っていた、探索魔法でしょうか?」
リーリウムは、このような状況にも関わらず、闇の魔法使いが次はどのような魔法を使うのか、好奇心が抑えられない。
「いや、そんな大げさな魔法を使わなくても、この日記帳から発せられた魔力の流れを見つければいいだけだよ。
探索魔法は、どこから、どんな魔力が、どれくらいの強さで存在しているのかまで知ることができるけど、今回はこの日記帳に繋がっている魔力をたどるだけだからね。」
リナはリーリウムにきちんと解説をすると、日記帳をそっとテーブルの中央に置き、その上に手をかざした。
「見ていてね。」
リナがそう言うと、日記帳がほのかに輝き出した。
その光は、日記帳にかざされたリナの手を通り抜け、まるで糸を撚るように一本の細い線となる。
光の線は部屋の壁を通り抜け、遥かむこうまで続いていた。
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