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17話

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「これは王家の者がはめる指輪だ」

……は?王族がはめる!?

「シャリーナは『愛し子』だ。『愛し子』の存在はたくさんのものに狙われるだから、リミアと相談しシャリーナを私とリミアの養女として王族に迎えることにした」

うぇぇぇえー!!王族になる!?ほんとに!!?

「大丈夫。籍を王族に置くだけだ。レアノアやビートとお前を離したりはしない。」

「お兄様。…」    「ジル」

「私もレアノアやビートと一緒でシャリーナを守りたいんだ。勝手に決めて悪いと思っている。けれど、これがシャルを守る最善の方法だったんだ」

「お兄様、いえ、陛下 ありがとうございます」

「ありがとうございます」

レアノアは目に涙を浮かべビクトールと頭を深々とさげた

……つまり、私は籍は王族に置くから戸籍上はお母様とお父様の娘じゃなくなるけど、生活は今まで通りこの家で家族と暮らせるわけね…

「指輪はサイズが自動で調節される 
これからはずっと指輪を付けていなさい」

「あい!」

王様は返事をした私の頭を満足そうな笑顔で優しく撫でた

王様も右手の人差し指に私と同じ指輪をはめていた

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