田舎土魔法使いの成り上がり ~俺は土属性しか使えない。孤独と無知から見出した可能性。工夫と知恵で最強に至る~

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第18話 始まりを知る 始祖と6人の弟子

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ダンジョンの件から、2日後。



俺はリンに手伝ってもらって、図書館に来た。













「すまないな、リン」

「べべべ別に!!たまたま暇だったのよ!」



「そうか?クリスさんやエリと約束、あったんじゃないのか?」















「ああああ、あれはただ半年前から一緒に見ようって言ってた劇があったから・・・・」



「まじか。貴重なタイミングですまないな。今度なんでも言う事聞くよ」











「なななな!!何でも!?」

「ああ、何でもだ。」









「ししし仕方ないわね。今日は貴方に付き合うわよ!」



「…良い友達を持ったよ、俺は。」















リンに手伝いをお願いしたのには訳がある。



リンは、過去の大戦について詳しい。

それを教えて欲しいのと、神様に言われた事を調べたかったのだ。





ちなみに神様の事は誰にも言っていない。

何て言っていいのか、思いつかずにいたのだ。















とにかく、過去の大戦や6人の弟子とかについて調べれば、やるべき事は分かるかもしれない。







そう思って、親友の力を借りる。



「リン。まず最初の大戦を教えてくれ。俺は無知だ。」





「OK。良いわよ。」



そう言って、語り始めてくれた。















~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



その昔、機械と呼ばれる物を使用していた時代に、突如邪悪な存在が生まれたという。



それは魔物と呼ばれ、動物や無生物に特別な力が宿り、生まれるという。



それにより多くの人間は蹂躙され、死んでいった。



更に時代が進み、多くの命が費えた。

しかし、今から3000年前に始祖の魔法使いという人間が生まれ、魔物と対抗し始めた。



その者は魔法を使い、魔物を倒し、平和な場所を増やしていったという。



3000年前に生まれた始祖の魔法使いから始まり、それぞれの属性の火・水・風・土・光・闇の6つの使徒が広めていった技法。



人間に託された邪悪な者への対抗手段。

それがこの世界の魔法だ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
















「ありがとうリン。ここまでは、俺も十分に知っている。それ以外に知っているか?」



「そうね・・・。各個人の情報ならこんな感じかな?」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・始祖の魔法使い

他者と交流を控え、他者を慈しむ。全ての属性を使い、森羅万象を操る頂点の者。

子供時代は機械と共に生きたという逸話も。今となってはその機械という物も解らない





・火の弟子アグニ

非常に乱暴者だが戦闘において右に出るモノがいない。何度も火の中から蘇る。

広範囲を焼く力で魔物を一番多く滅したという。





・水の弟子レン

怒る事を知らない、汚れなき乙女。全てを癒す力を持ち、万物の母たる威厳があった

時に何もかもを流す激流で、始祖を助けたという





・風の弟子シルフ

気まぐれで自由。高速で動き切られた敵は気付かず絶命するという。剣の達人。

何度も始祖を裏切るも、最後は共に戦い邪悪を討ったという。





・光の弟子オルト

未来が見えるという目を持ち、光の速さにて愛槍で貫いていく絶世の美形

博愛主義で邪悪な者まで助けようとし、絶命している。



・闇の弟子ハデス

オルトの幼馴染で他者を受け入れない。オルトに連れられ、始祖と出会い魔法を学ぶ

弟子の中で最高の才を持ち、最後の戦いで敵を滅し姿を消した。



・土の弟子

全てを受け止め、戦場を止めた。万物の成り立ちを知り、そして共にあった者


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






















え?



「…リン。土が…非常に短いが?」



土の弟子に至っては名前すらない。扱いが悪すぎないだろうか。



「一般的にこれしかないのよ」

「何故だ?」
「資料が無いのよ」

「それまた何故だ?」



「多分、口伝だからじゃない?同じ属性の弟子から弟子に伝わっていくのが、この話の大元だけど土魔法は生きている人が少ないから・・・」


「むう・・・」

「ごめんね、これくらいで・・・」




「いや、リンには感謝しかない。これしかないって事が判ったんだ。十分だよ」



「うふ。嬉しい。役に立てたね。」
「リンはいつでも役に立ってくれてるよ。すまないな。」













そんな話をしているとユナが来た。



「あの・・・お話し中、ごめんね」



「おお、ユナか。」

「ユナ、久し振りー」



「…久し振り。あのね。今、聞いててアル君に関係する本、私知ってるかも…。」





「本当か!?助かるよ!!」





「そ、それなら明日持ってくるね。リンちゃんも居てくれると・・・う、嬉しい。」



「いるいる!ありがとうユナ!」





明日もまた、勉強会の様だ。

持つべきものは、やはり友だな





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