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第47話 説明求む!
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ギルドから帰り、大急ぎで待ち合わせていたFクラスの宿舎に来た、アルピエロ。
そこにいたのは少し存在感が薄いが、美人。Fクラスの先輩、セリ。
「待たせましたか?」
「ううん、今来たとこ。」
「ふふ。嬉しいなー。」
「え?」
「なんかデートみたい」
「…いやいや」
「えー。前だってアル君をダンジョンに送って、その後に先生も送ったし。そしてまた今回だって都合のいい女になってあげるのにぃ?酷くなぁい?」
「…言い方勘弁してくださいよー。」
「ふふふ。それじゃ行こうかー。」
「はい、ありがとうございます。」
お願いしたのは国の端にあるダンジョン。ミノタウルスのダンジョンだ。俺の足なら1週間、馬車なら一日だが、セリ先輩なら1時間もかからない。本当に有難い。この飛行能力は本当にすごい。
「先輩、本当にありがとうございます。」
「良いのよー。恩をいっぱい売っといて、私のお願い断れない様にするんだから。見てなさいよー。」
「もう…断れませんよ。」
「ッ!なら私と付き合って。今すぐに。」
「・・・最近こればっかり。」
「え?他にも?」
「・・・・ああ、まあ。」
「くそー。やっぱりか。うかうかしてられんなー。…アル君、今日私とお泊りする?何かの呪縛から卒業しちゃう?ああ~。私休憩したいかもな~。」
「ななな、何を!帰りますよ!!」
「むー。都合よすぎない?足にだけ使ってー。」
「だから他でお願い聞きますよ。おッ。着いた。ちゃちゃっと行ってきます。」
「もー。毎回流されてるー。私、本気だよー!」
そんな発言を聞き流しながら、俺はミノタウルスのダンジョンの奥に入っていく。
ここだ。ココで俺は死にかけた。相手を侮り、自分を過信した。良い教訓を得た、素晴らしい経験だ。…もう一度と言われると、絶対に断るが。
そう思いながら、最下層に来る。その時は2日かかったのに、今は攻略後のダンジョンに生まれる魔法陣で一発だ。これはダンジョン攻略後に出現する、入口と最深部を結ぶ魔法陣であった。なんとも有り難いが…何故このようなモノが生まれるのだろうか。純粋に疑問に感じてしまう。
最深部まで来ると、グラムのダンジョンでやった様に壁を探る。同じようにうっすらと印を見つけたので、手のひらを合わせる。すると扉が生まれ出でる。高揚感が、脳内の何かが、止まらない。
その扉を開き、中に入ると豪華な宝箱を見つけた。
今回、落ち着いてみると、非常に繊細な模様が入っており、その規則正しい模様は人間の御業とは思えなかった。どうやって作るんだろう。そんなどうでもいい考えは徐々に中身の方への興味で消えていく。
気分の高揚が止まらない。何の報酬なんだろうか。それを考えると胸がドキドキする。
さあ、開こうか。自分の成長とのご対面だ。顔が緩んで仕方ない。
ギイイィィィィィ
開いてみると、そこにはまた巻物が有った。手を伸ばすと、光り始める。・・・どんな報酬なのか。そう期待しながら待っていると声が聞こえてきた。
【潜土のスキルを得ました。】
え?何?
ごめん!もう一回!!
聞こえたけど!
なんなら説明が欲しい!
間違いなく【潜土】と言われた気がする。
…取り合えず叫んでみる。
「潜土!・・・せーんど。・・・・センド!!・・・・何なんだろ。どういった事で発動するものなんだろう?」
何度か試みても、全く正解が判らない。少し考えても、頭が思考を止めてしまう。
・・・頭良い人に聞こう。
断念が早いアルであった。
・・・前のゴーレム召喚でも感じた。
この報酬のシステム、非常にわかりにくい。せめてやり方だけでも判る様になってくれたら良いのに。そう思うと同時に自責の念が生まれる。
「少し欲張りだな、気を付けよう」
自分で自分を戒める。なんせ神様からの贈り物だ。謙虚に行こう。先輩を待たせているので、すぐに魔法陣で入口に戻る。
「お待たせしました、先輩」
「女を待たしたなー。今度何か買ってもらうかなー。指輪かなー?」
「勘弁して下さい。学生に買えるモノなら買いますよ?」
「ホント?じゃあ、デートの約束だね!」
「またこんな話に・・・」
アルは自分の魅力という発想には成らず、何かの流行という事に考えを休止した。
メンドクサイ
人と関わりたくて友達を増やしたかったのに、関わりを強められると少し面倒だ。なんとも人には言えない気持ちが生まれ始めた。その気持ちが強くなっているのは事実かも知れない。
そこにいたのは少し存在感が薄いが、美人。Fクラスの先輩、セリ。
「待たせましたか?」
「ううん、今来たとこ。」
「ふふ。嬉しいなー。」
「え?」
「なんかデートみたい」
「…いやいや」
「えー。前だってアル君をダンジョンに送って、その後に先生も送ったし。そしてまた今回だって都合のいい女になってあげるのにぃ?酷くなぁい?」
「…言い方勘弁してくださいよー。」
「ふふふ。それじゃ行こうかー。」
「はい、ありがとうございます。」
お願いしたのは国の端にあるダンジョン。ミノタウルスのダンジョンだ。俺の足なら1週間、馬車なら一日だが、セリ先輩なら1時間もかからない。本当に有難い。この飛行能力は本当にすごい。
「先輩、本当にありがとうございます。」
「良いのよー。恩をいっぱい売っといて、私のお願い断れない様にするんだから。見てなさいよー。」
「もう…断れませんよ。」
「ッ!なら私と付き合って。今すぐに。」
「・・・最近こればっかり。」
「え?他にも?」
「・・・・ああ、まあ。」
「くそー。やっぱりか。うかうかしてられんなー。…アル君、今日私とお泊りする?何かの呪縛から卒業しちゃう?ああ~。私休憩したいかもな~。」
「ななな、何を!帰りますよ!!」
「むー。都合よすぎない?足にだけ使ってー。」
「だから他でお願い聞きますよ。おッ。着いた。ちゃちゃっと行ってきます。」
「もー。毎回流されてるー。私、本気だよー!」
そんな発言を聞き流しながら、俺はミノタウルスのダンジョンの奥に入っていく。
ここだ。ココで俺は死にかけた。相手を侮り、自分を過信した。良い教訓を得た、素晴らしい経験だ。…もう一度と言われると、絶対に断るが。
そう思いながら、最下層に来る。その時は2日かかったのに、今は攻略後のダンジョンに生まれる魔法陣で一発だ。これはダンジョン攻略後に出現する、入口と最深部を結ぶ魔法陣であった。なんとも有り難いが…何故このようなモノが生まれるのだろうか。純粋に疑問に感じてしまう。
最深部まで来ると、グラムのダンジョンでやった様に壁を探る。同じようにうっすらと印を見つけたので、手のひらを合わせる。すると扉が生まれ出でる。高揚感が、脳内の何かが、止まらない。
その扉を開き、中に入ると豪華な宝箱を見つけた。
今回、落ち着いてみると、非常に繊細な模様が入っており、その規則正しい模様は人間の御業とは思えなかった。どうやって作るんだろう。そんなどうでもいい考えは徐々に中身の方への興味で消えていく。
気分の高揚が止まらない。何の報酬なんだろうか。それを考えると胸がドキドキする。
さあ、開こうか。自分の成長とのご対面だ。顔が緩んで仕方ない。
ギイイィィィィィ
開いてみると、そこにはまた巻物が有った。手を伸ばすと、光り始める。・・・どんな報酬なのか。そう期待しながら待っていると声が聞こえてきた。
【潜土のスキルを得ました。】
え?何?
ごめん!もう一回!!
聞こえたけど!
なんなら説明が欲しい!
間違いなく【潜土】と言われた気がする。
…取り合えず叫んでみる。
「潜土!・・・せーんど。・・・・センド!!・・・・何なんだろ。どういった事で発動するものなんだろう?」
何度か試みても、全く正解が判らない。少し考えても、頭が思考を止めてしまう。
・・・頭良い人に聞こう。
断念が早いアルであった。
・・・前のゴーレム召喚でも感じた。
この報酬のシステム、非常にわかりにくい。せめてやり方だけでも判る様になってくれたら良いのに。そう思うと同時に自責の念が生まれる。
「少し欲張りだな、気を付けよう」
自分で自分を戒める。なんせ神様からの贈り物だ。謙虚に行こう。先輩を待たせているので、すぐに魔法陣で入口に戻る。
「お待たせしました、先輩」
「女を待たしたなー。今度何か買ってもらうかなー。指輪かなー?」
「勘弁して下さい。学生に買えるモノなら買いますよ?」
「ホント?じゃあ、デートの約束だね!」
「またこんな話に・・・」
アルは自分の魅力という発想には成らず、何かの流行という事に考えを休止した。
メンドクサイ
人と関わりたくて友達を増やしたかったのに、関わりを強められると少し面倒だ。なんとも人には言えない気持ちが生まれ始めた。その気持ちが強くなっているのは事実かも知れない。
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