田舎土魔法使いの成り上がり ~俺は土属性しか使えない。孤独と無知から見出した可能性。工夫と知恵で最強に至る~

waru

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第48話 私を知っているか?

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ミノタウルスのダンジョンから帰ると、もう夜であった。

「すみません、セリ先輩。こんな時間まで・・・」

「良いのよ~。今度買い物ね。何にしようかなー?食べ物にしよっかなー。アクセサリーも良いよねー?」

非常にご機嫌な先輩を他所に、明日の行動の為、早く寝る事にした。

「ねー、アル君・・・。いない!…もー。都合よすぎない?」


次の日・・・

「おはよー、アル君」
「おはよ、アル」

「朝から運命。おはようアル君。」
「おっは~。」

「おはよ、皆。昨日は急いでダンジョン行ってごめんな。」

「いんだよー。私らがお世話になってるし。」

「私は従う」
「昨日のダンジョンどうだったー?」

「報酬貰ったけど、よくわからん。潜土って言われたけど、何の事やら・・・・」

皆一瞬考える。

「んんー。わかんないね?」
「なんだろう…?」

「私、考えるのはちょっと…」
「カナも~。」

駄目か。まあ、ゆっくり調べて行こう。

「今日はギルドかな~?」
「先生どうなんだろう。」

「休級なら、一度お見舞いに行こう。ウチのクラスのお見舞い祭りはそろそろ終わったろう。」

そう言って学園に来た。指定の時間に、取り合えず自分のクラスの自分の席に着く。今日も休級するんだろうなと思いながら報告を待つ。

すると、教師が来た。それはよく知った人間であった。

ザワザワと教室が落ち着かなくなる

「おい、黙って座ってろ。殴るぞ?・・・・よし。落ち着いたな。サガが重症になったのは皆知っているな。代わりの教師として来た者だ。」








「…名前はダリア。シスターをやっていた。」

再度、クラス内がざわついていく。

「先生!サガ先生はもう来れないの?」

「…シスターに勉強教えられるの?」

「えー。サガ先生好きなのにぃ」
「昨日お見舞い行ったら、帰って来るって・・・・・」



「…おい、勝手に話すな。まず教えてやろう。私はサガ程甘くない。その身体に教え込むぞ?あと、サガは帰ってくる。サガは私の教え子だ。尻拭いをしてやるだけだ。」



「あとは・・・お前!」

「は・・・はい!」

「シスターに授業できるかって言ったな?強さを見せれば良いのか?ああ?」

アルがその場を収めようとする。
「ダリアさん、勘弁してくれ。サガが入院して皆心配してたんだ。いつもの調子じゃ皆が混乱する。」

「おお、アルか。ソイツが舐めた口を叩くのでな、つい・・・・」


「アルピエロ君、知り合い?」
「ああ、神について勉強した時にお世話になったシスターだ。多分サガの数倍は強い。」

「おいおい、サガはそんなに強くなったのか?」

「…それ以上みたいだ。迂闊な事を言うなよ?皆。」


「・・・アル君が言うなら」
「アルピエロ君が言ってるし・・」

「カナもちゃんとする!」
「私はアル君に従う。」


「なんだお前、随分と慕われているな。」

「そんな事ないですよ、友達は少ない方です。」

「まあ、いい。今回サガが休んでいる時に、少しでもお前らを強くしようと思ってな。サガから頼まれたんだ。『あいつらを頼みます』ってな。あのどうしようもなかったサガの頼みだ。可愛いもんでつい受けた。」



「だからな、サガを鍛えた時にやった事をしようと思ってな。」



クラス一同が静まり返る。


アルが決死の思いで確認する。だが空気は物語っていた。聞こうが聞かまいが、良い結果は待っていないという事を。


「せ・・・・先生。何をするんですか?」

「お、アルはもうちゃんと生徒だな。」


「私とずっと組み手をするんだ。朝から晩まで、な。」





地獄が始まる予感がする。
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