創造魔法って強すぎません?

毛玉

文字の大きさ
8 / 17
王都と武闘会

ミリアの強化

しおりを挟む

 フフタフの街を出て数日たち、創志はミリアのステータスを見た事がないなと思い、ミリアに聞いてみた。

「ミリアのステータスってどれくらいなの?」

「あ、今から一緒に旅に出るのに、わからないと不便でしたね。今から書きますから、ちょっと待ってください」

 ミリアがステータスを、書こうとしているときに、あれ?そういえば鑑定のスキルを創ったら、いちいち書かなくてもステータス見れるくね?と創志は思い

「ちょっと待ってミリア、書かなくても見れるかもしれないから」

 ミリアが頭に?を浮かべていると

「創造:鑑定」

「出来たかな?ステータス」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ステータス
 Lv測定不能


 名前 榊原創志

  HP   測定不能

  MP  測定不能

  STR  測定不能

  VIT  測定不能

  スキル
   魔力操作・アイテムボックス・鑑定

  魔法
   創造魔法・全属性魔法


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「お、出来たみたいだなミリア、鑑定で見てもいいか?」

 と創志が聞くと

「ソウシさん今何したんですか?」

 とミリアに言われたので

「鑑定のスキルを、創ったんだよ」

「スキルを作った?どういうことですか?」

「そのまんまの意味だよ、俺の創造魔法で鑑定のスキルを創ったってこと」

 創志にとっては普通のことなのだが、スキルを創るなどという、意味のわからないことにミリアが混乱していると

「……ミリア?」

 と創志に声をかけられ、混乱から冷めたミリアは

「はぁ、ソウシさんには常識は当てはまりませんね」

 と、あきれた感じで言われ、創志は自分がチートなのをわかっていたこともあり、苦笑いをするしかなかった。

「と、とりあえず鑑定も創ったし、ミリアのステータスを確認するぞ」

 創志がそういうと「どうぞ」とミリアに言われたので、鑑定でミリアのステータスを見ることにした、

「鑑定」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ステータス
 Lv1


 名前 ミリア

  HP  50

  MP  50

  STR  20

  VIT  15

  スキル
   算術

  魔法
   なし


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 …………………え、弱くね?

 創志のの最初の感想はこれだった。

「ミリアのステータスは、周りの人と比べて低いのか?」

 おれはみリアのステータスを見て、疑問に思ったことを聞いた。

「?だいたい平均ぐらいだと思いますよ?」

「そうか」

 なるほどな、俺ってスキルだけじゃなくステータスも、チートだったってわけか…

 でもミリアのあのステータスじゃ不安だなーなんか手っ取り早く強くなれないもんかねー
 ………………まてよ、俺の全属性魔法に付与魔法があったような、これに創造魔法を組み合わせたら…………うん、いける!いけるぞ!

「ミリアのステータスをいじってもいいか?」

「え!?ソウシさんそんなことも出来るんですか!?」

「あぁ、俺の創造魔法と付与魔法を使えばな!」

 創志に笑顔でそう言われ、みりあは顔を赤くしながら、「では、お願いします」と呟いた。

「創造:スキル:スキルオーブ作成」

 多分できたよな、

「ステータス」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ステータス
 Lv測定不能


 名前 榊原創志

  HP  測定不能

  MP  測定不能

  STR  測定不能

  VIT  測定不能

  スキル
   魔力操作・アイテムボックス・鑑定・スキルオーブ作成

  魔法
   創造魔法・全属性魔法


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 よし!あとは、

「スキルオーブ作成×10」

 創志がそう言うと、丸い水晶玉のようなものが10個地面に転がった。

「あとはこのスキルオーブに、『付与魔法:鑑定』『付与魔法:アイテムボックス』」

 鑑定とアイテムボックスはあると便利だよな。てゆーかなんで、スキルオーブには付与できるのに、人に直接付与できなんだろー?
…………まーいっか、難しいことは考えないでおこう。

「よし、ミリアこっちに来てくれ!
…………………ミリア?」

「はっ!すみません、今行きます」

 ミリアは創志が、創造魔法でものを作るのに見とれて、反応が遅れたのだった。

「じゃあやるぞ、後ろを向いてくれ」

 創志からそう言われ、ミリアが後ろを向いた。創志はミリアが後ろを向いたのを確認すると、スキルオーブをミリアの背中に押しつけた。
 するとスキルオーブはミリアに吸い込まれた。

「!?」

「ごめん、痛かったか?」

「いえ、少し驚いただけです。でもこれでスキル付与できたんですかね?」

 ミリアにそう言われたので、創志は

「鑑定」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ステータス
 Lv1


 名前 ミリア

  HP  50

  MP  50

  STR  20

  VIT  15

  スキル
   算術・鑑定・アイテムボックス

  魔法
   なし


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ちゃんとスキルになっているみたいだぞミリアも見てみろよ」

 創志にそう言われみりあは自分でもステータスを確認し、驚いていた。

「すごい、ほんとにスキルを習得してる。あれ?アイテムボックス?あの伝説のスキルの?………………はぁ、ソウシさんといると自分の常識が壊れていきます」

 (あ、そういえばアイテムボックスって伝説のスキルだったっけ?)創志は、アイテムボックスが伝説のスキルだと、最近冒険者に聞いて知ったので、忘れていたのだった。

「と、とりあえず次はミリアのステータスをあげていくね」

「そ、そんなことまで出来るんですか!?」

「まーこれもスキルオーブを使うんだけどね、ちょっとまってて」

 創志はそう言い、スキルオーブにスキルを付与し始めた。

「付与魔法:全ステータス10倍」

「よし、じゃあこれも付与するから後ろ向いて」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 それからミリアに様々なスキルを付与した結果のミリアのステータスがこちら!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ステータス
 Lv1


 名前 ミリア

  HP  500

  MP  500

  STR  200

  VIT  150

  スキル
   算術・鑑定・アイテムボックス・全ステータス10倍・棒術

  魔法
   水属性魔法初級、神聖属性魔法初級、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…………うん、これでミリアもチートの仲間入りだね!

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……

タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―

ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」 前世、15歳で人生を終えたぼく。 目が覚めたら異世界の、5歳の王子様! けど、人質として大国に送られた危ない身分。 そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。 「ぼく、このお話知ってる!!」 生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!? このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!! 「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」 生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。 とにかく周りに気を使いまくって! 王子様たちは全力尊重! 侍女さんたちには迷惑かけない! ひたすら頑張れ、ぼく! ――猶予は後10年。 原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない! お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。 それでも、ぼくは諦めない。 だって、絶対の絶対に死にたくないからっ! 原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。 健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。 どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。 (全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。

猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。 復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。 やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、 勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。 過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。 魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、 四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。 輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。 けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、 やがて――“本当の自分”を見つけていく――。 そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。 ※本作の章構成:  第一章:アカデミー&聖女覚醒編  第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編  第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編 ※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位) ※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。

処理中です...