【完結】友達未満恋人以上そんな関係ありですか?

はゆりか

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2人の出会いは…

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今日も今日とて変わらない光景。

「今日もカッコいいですわ♡ユア様」
「今日は一段と可愛いね。キュア」

早くもあのお茶会から2週間が経ちました。

もう。学校全体公認となったバカップ……みんな憧れの恋人同士。
いつも私は2人の姿を見てユア様の恋心も冷めてきました…

……嘘です。

近くにいる事が多くなり今まで知らなかったユア様をみて何故だか胸をときめかせています。

こんなバカップ…愛し合って2人の姿を見ているのに…
自分でも自分ことが良くわかりません…

目の前のユシン様も相変わらずキュアに熱い視線を度々送っています。

2人の世界に入っているバカップ………


……すいません。
言い換えるの面倒なので私の心のまま話させて頂きます。


2人の世界に入っているバカップル。
私とユシン様は一緒にいる必要性とは何でしょう?


「あっ。そういえば…」
私は2人にずっと聞こうと思っていた事を急に思い出しました。

毎回聞こうと思いつつ2人のバカップルぶりに砂を吐いてしまい忘れてしまっていたので、今日は思い出して偉いですわ。私。


急に声を出した私にみんな注目する。

「私、以前から気になっていたのですが、2人の出会い…というか馴れ初めはどんなものだったのですか?」
「あぁ。そう言えば聞いてなかったな…」

ユシン様が私の言葉にノリノリで乗っかってきました。


「そう言えば話してなかったわね。」
「運命的な出会いだったよ。」

運命的…
その言葉に胸が少しツキリと痛みます。

私にとって私とユア様の出会いも運命的でしたわ…


「最初の出会いは…私が階段を踏み外して落ちそうになってしまって…」

あぁ…典型的な胸キュン的なやつですね…
ちょうどそこに居合わせたユア様が助けてくださったのね…
確かに運命的…

「受け身を取ろうとして…」

ん?

「身体を反転させたら」

んん??

「そこにちょうどいたユア様に回し蹴りしてしまって…」

んんん???

「気絶してしまったユア様を保健室に連れて行ったのが出会いね。」

ツッコミどころ満載なのですが?
どこからツッコんだら良いですか?

横を見ると流石のユシン様も戸惑っておりますよ…

「保健室で目覚めた時、まず最初に謝るのが普通だと思うけど開口1番が『なんでよけなかったんですか?』だったからね。流石に驚いたよ。」

「だってふつう上から人が落ちてきたら避けるでしょう?」
「いやいや。普通助けるよ。」
「えっ。もしかしてあの時私を助けようとしてくれていたんですか?」
「落ちて来るのが見えて支えようとしたら回し蹴りだからね。」
「もぅ。ユア様って本当に優しいのね。」


イチャイチャ…イチャイチャ…

このバカップル…出会いからしておかしいぞ…
あぁ…ツッコミたい…

相手が…相手がユア様でなければ確実に突っ込んでいるのに…
ユア様の前ではできなくなってしまう…

私が1人悶々としていると、

「……それが出会いで付き合い始めたのか?」
ユシン様が半ば諦めた感じで2人に尋ねた。

「いや。その時はまだ…」
「そうですわね。その時はまだ特になんの意識もしていなかったわ。」

バカップルは顔を見合わせてキャッキャと昔?を懐かしんでいる

「次の出会いはパルム教授のベルクテロス理論の特別講習でしたわね。」
「そうだね。中々パルム教授の授業の素晴らしさを共有できる人がいなくて…特別講習で再会して話して意気投合して…」

「あぁ…あの授業は理論的には素晴らしいとは思うが私は考え方があわない。」

3人は急に難しい話を始める。


パルム教授のベルクテロス理論…
パルム教授は26歳と若くして教授となり、とてもイケメンな教授です。
その先生見たさに受講している人は多いのですが…

知っている難しい単語を繋げて話しているような呪文のような授業… 

出席した人を片っ端から眠りに誘う。

私もパルム教授の授業に出ると3分ともたない



その先生のあだ名は眠りのパルム…
または、子守唄のパルム…



いうならば…

たった一つの理論を紐解く見た目はイケメン、頭脳は変人、
 その名は、子守唄のパルム。


って感じです。

…………?

…なにかしら?
今、急に眼鏡をかけて青いジャケットに赤い蝶ネクタイをつけた7歳位の男の子が私の脳裏に過りましたが…誰かしら?

そんな知り合いはいないわよね…
不思議だわ。
まぁ…忘れましょう。

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