【完結】友達未満恋人以上そんな関係ありですか?

はゆりか

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勉強会

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私が変な事を考えている最中も、3人は難しい話をしています。

私は入っていけませんね…
知らない単語が私の耳を突き抜けて行きます。

人生を生きて行く中でその単語は必要なものなのかしら?

私は白熱して議論する3人をじっと見つめる。



あぁ…眠くなってくる…

「で、マリリンはどう思う?」

ウトウトし始めた私にユシン様が意地悪くニヤニヤしながら
私に振ってくる。

「はぃ?」

「ベルクテロス理論のバーク現象について…」
「いえ…そんな事よりその呼び方辞めていただきたいのですが…」


「マリリン?」

「えっユシン様マリアの事をマリリンと呼んでいるのですか?」
「いつの間そんな仲良く…」

バカップルが騒ぎ出す…

「マリリンと呼んで良いっていったのはマリリンだろ?」
「言ってませんしっっ」
「…で、ベルクテロス理論のバーク現象についてのマリリンの意見は?」

「…………全くわかりません。」
私は3人から目を逸らす。


「「「わからない???」」」


3人の声が重なる…

「バーク現象と言ったらベルクテロス理論の代表的な現象よ。」
「2棟生の次のテストには必須で出るのではなかったか?」
「バーク現象といえば○※△×◎※△…」

何やら3人が驚いて騒いでいます。

優等生は本当に違いますね…
私の様な平凡以下とはそもそもの頭の構成が違いますからね。

平凡以下の私はテストの点数なんて取らなくても良いのです。

進級さえできれば。

知ってますか?
赤点を取って再テストの方が色々簡単なのですよ。


私は騒ぐ3人をよそにそんな事を考えているとキュアが急に手を叩く。

「そうだっっ。私良い事を思いつきましたわ…
ユア様。ユシン様。次回のテストまで私達と勉強会をして下さいませ‼︎」


んんっっ???
テストまでまだかなり期間がありますが?


「そんな…ユア様もユシン様もお忙しいでしょうし。」
「マリアは毎回補習組じゃない。辛いでしょ?」
「いや…別に辛くは…」
「お2人は学年上位者ですよ。」
「キュアも学年上位者ですわよね?」

知ってますよ。
大体ユア様とユシン様は毎回3位以内ですし、キュアも5位を下回った事はありません。

私?
私は…秘密です。

まぁ下から数えた方が早いのは確かですよ。


「ねぇ。マリア?いい考えじゃない?」
キュアが目をキラキラさせて私を見つめる。


少なくてもキュアは教わらなくても充分ですよね?
何故そんな必死なのですか?


何としてでも断ろう。
私はやりたい事が沢山あるのよっっ
秘密の花園の本を読むとか…
秘密の花園の本を書くとか…
勉強なんつしてられるかっっ‼︎‼︎


キラキラ…
キラキラキラキラ…


うぅっっ…

「そ…そうね。ユア様とユシン様が大丈夫なら…」


私はキュアのおねだりビームに弱いのです。


「僕は大丈夫だよ。キュアといれる時間が増えて嬉しい。」
あぁ…さわやかなユア様の笑顔ゲット…

でもツッコませてください。
勉強会やろうがやらなかろうがバカップルが過ごす時間は変わらないと思いますよ。


「私もですわ。ユア様と一緒に勉強出来るなんて幸せ。」
なら、2人でやって頂けません?


「仕方ないからみてやるよ。」
ニヤニヤと意地悪そうな顔をして私を眺めるユシン様。

「いや。仕方ないならいいです…」
私が断るとその笑みは悪魔の笑みと変わる。

「とことんやってやるよ。楽しみだな。」

なんだか嫌な感じしかしません。
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