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ユア様と…
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勉強会の約束をした翌日。
約束の図書館へと向かいます。
キュアは委員会の急用が入ったとの事で遅れてくるとの事です。
私はキュアに『待っているから一緒に行こう』と言ったのですが、先に行っていて欲しいと言われて気分が乗りませんが1人で図書館に向かっています。
一歩一歩が重いです。
私1人。あの2人と会う理由はあるのでしょうか?
ゆっくり歩いてきましたが図書館に着いてしまいました。
後ろを振り向きますが、キュアが来る気配はありません。
私は大きく溜息をはくと図書館のドアを開きます。
広い図書館ですが、利用者は数人程度。
私は目立つ2人の姿を探します。
そして私の目に入ってきたのは…
「ユア様?」
ユア様1人だけでした。
私はあまりの事に立ち尽くしてしまう。
急に胸が高鳴る。
そんな私に気づくユア様…
私は緊張からビクリとしてしまう。
「マリア嬢…あれ?キュアは?」
なまえ…
な…まえ…
私の名前…呼ばれましたよ‼︎
皆さん聴きました?
ユア様がわたくしの名前を…‼︎‼︎
「マリア嬢?」
はっっ。
「すみません。キュアですね。
えっと…キュアは委員会で急用ができて遅れてきます。」
「そうか…」
ユア様は少し残念そうな顔をする。
私の胸がチクリと痛む。
「えっと…ユシン様は?」
「あぁ。ユシンはなんか兄上様に呼ばれて何処かに行ってしまってね。またすぐ来るかと思うけど…」
兄上様?
あぁ。4棟生に確か第3王子がいましたね。
サウザンドル学園は全4年制の学園です。
でも、最終学年の4棟生は卒業後の自身の実技…長子は跡を継ぐ為。それ以外は就職活動?の為、ほぼ自由登校です。
第3王子は確か…公爵家に婿養子に入ると聞いた事があります。
あんまり興味がないので詳しくは知りませんが…
いやっそんな事よりっっ
この状況どうしましょうか…
ユア様と2人きりってっっ
何のご褒美ですか?
「どうしたの?マリア嬢?立ったままで…
折角だから座って先に勉強はじめよう?」
ヤバい…ヤバいヤバいヤバい……
ユア様が優しい。
ユア様が私を見て私に話しかけてくれてる。
ユア様が…
ユア様が……
マジで神様ありがとう。
今この時を感謝します…
ウチの農地で実った野菜大量にお供えしときます。
何処に座ったらいい?
ユア様の隣?
いや。それはダメでしょう。
真正面…
それは軽く死ねる…
心臓止まるわ。
やっぱ斜め向かいがベストかな…
いやでも近くない?
近すぎない?
少し離れて椅子1つ飛ばした斜め向かいがいいかな…
猛スピードで頭をフル回転させて答えを導き出してそこに座る。
「…マリア嬢?何か遠くない?」
ユア様がポカンと私を見つめる。
ユア様のレア顔ゲトーーー
かわいい…
幸せ……
ぶぁふぁっはっっ
私が幸せに浸っていると、私の真後ろから図書館に相応しくない変な笑い声が聞こえる。
幸せな時間の終息を伝える笑い声…
その犯人を私は知っている。
「ユシン様…お早いお戻りで…」
私は振り返る事なく小声で言う。
「邪魔したな。ククッッ」
ユシン様は必死に笑いを堪えた顔をしながら私の隣に座った。
私の隣に座る理由あります?
空いてる席は沢山ありますよ?
あぁ…私の幸せなひと時を返して…
約束の図書館へと向かいます。
キュアは委員会の急用が入ったとの事で遅れてくるとの事です。
私はキュアに『待っているから一緒に行こう』と言ったのですが、先に行っていて欲しいと言われて気分が乗りませんが1人で図書館に向かっています。
一歩一歩が重いです。
私1人。あの2人と会う理由はあるのでしょうか?
ゆっくり歩いてきましたが図書館に着いてしまいました。
後ろを振り向きますが、キュアが来る気配はありません。
私は大きく溜息をはくと図書館のドアを開きます。
広い図書館ですが、利用者は数人程度。
私は目立つ2人の姿を探します。
そして私の目に入ってきたのは…
「ユア様?」
ユア様1人だけでした。
私はあまりの事に立ち尽くしてしまう。
急に胸が高鳴る。
そんな私に気づくユア様…
私は緊張からビクリとしてしまう。
「マリア嬢…あれ?キュアは?」
なまえ…
な…まえ…
私の名前…呼ばれましたよ‼︎
皆さん聴きました?
ユア様がわたくしの名前を…‼︎‼︎
「マリア嬢?」
はっっ。
「すみません。キュアですね。
えっと…キュアは委員会で急用ができて遅れてきます。」
「そうか…」
ユア様は少し残念そうな顔をする。
私の胸がチクリと痛む。
「えっと…ユシン様は?」
「あぁ。ユシンはなんか兄上様に呼ばれて何処かに行ってしまってね。またすぐ来るかと思うけど…」
兄上様?
あぁ。4棟生に確か第3王子がいましたね。
サウザンドル学園は全4年制の学園です。
でも、最終学年の4棟生は卒業後の自身の実技…長子は跡を継ぐ為。それ以外は就職活動?の為、ほぼ自由登校です。
第3王子は確か…公爵家に婿養子に入ると聞いた事があります。
あんまり興味がないので詳しくは知りませんが…
いやっそんな事よりっっ
この状況どうしましょうか…
ユア様と2人きりってっっ
何のご褒美ですか?
「どうしたの?マリア嬢?立ったままで…
折角だから座って先に勉強はじめよう?」
ヤバい…ヤバいヤバいヤバい……
ユア様が優しい。
ユア様が私を見て私に話しかけてくれてる。
ユア様が…
ユア様が……
マジで神様ありがとう。
今この時を感謝します…
ウチの農地で実った野菜大量にお供えしときます。
何処に座ったらいい?
ユア様の隣?
いや。それはダメでしょう。
真正面…
それは軽く死ねる…
心臓止まるわ。
やっぱ斜め向かいがベストかな…
いやでも近くない?
近すぎない?
少し離れて椅子1つ飛ばした斜め向かいがいいかな…
猛スピードで頭をフル回転させて答えを導き出してそこに座る。
「…マリア嬢?何か遠くない?」
ユア様がポカンと私を見つめる。
ユア様のレア顔ゲトーーー
かわいい…
幸せ……
ぶぁふぁっはっっ
私が幸せに浸っていると、私の真後ろから図書館に相応しくない変な笑い声が聞こえる。
幸せな時間の終息を伝える笑い声…
その犯人を私は知っている。
「ユシン様…お早いお戻りで…」
私は振り返る事なく小声で言う。
「邪魔したな。ククッッ」
ユシン様は必死に笑いを堪えた顔をしながら私の隣に座った。
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空いてる席は沢山ありますよ?
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