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番外編 それから…
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ーーーーー数年後。
約2年前。アロンが学園を卒業して、サムル陛下から侯爵位を叙爵した。
アロンは[アローン・ハウル]から[アローン・マックウィン]と家名が変わった。
アロンは、マックウィン侯爵となり、ここ数年で大きく成長したロン商会を手掛けながら貴族としての責務を全うしている。
ロン商会が手がけるコインランドリーやコンビーニ。そして写真スタジオは国民に受け入れられ、規模が日に日に拡大している。
近々、国外にも出店する話が出てきている。
フォーンもここ数年でエリアを拡大し、まだ平民には手が届かないものの、貴族内ではフォーンを持っていなければ時代遅れと言われる位に浸透している。
そして何よりロン商会の製品のレンタル業は好調で、似たような商業をする商会も増え国内は色々な意味で以前よりも豊かになってきている。
…そんな中、私、カロリーナ・ミスドナも無事学園を卒業する事ができました。
長く…でもとても充実した4年間だった。
色々あったけど,その全てが私を成長させてくれた。
入学前は,卒業後にこんな幸福が待っているとは夢にも思っていなかった。
リナと学園を後にする私をアロンが迎えにきてくれる。
「卒業おめでとう。カロン」
「アロン…ありがとう」
私がお礼を言うと、アロンはフワッと私を抱き上げる。
「やっとだ。やっとこの時が来た。全く…僕はカロンには待たされてばかりで気が狂いそうだったよ」
フフ…
アロンのはしゃぎ様に私は思わず笑ってしまう。
「待っていたのはアロンだけじゃないわ。私もずっとこの時を楽しみに待っていたのだから」
私がそう言うと、アロンは私をグッと抱き寄せてこれでもかと言うくらいにキスをする。
「あー。もう我慢できない。もうカロンと離れたくない…ねぇカロン。もうこのまま僕の家に一緒に帰らない?」
アロンが甘えたように言う。
フリフリに振った尻尾と垂れた耳が見える。
可愛い。
「マックウィン侯爵様…少しくらい我慢してください。」
そんな私たちを冷めた目で見ながらリナがビシッと言う。
そんなリナをアロンは睨みつける。
「そんな睨みつけられても私は痛くも痒くもありません。紳士たるもの1日位我慢してください。どうせ明日になったら嫌でもずっと共に居られるのですから」
「その1日が長いんだよ。」
「カロリーナ様は明日を万全に迎えるために準備があるのです。いつも以上に綺麗になったカロリーナ様をご覧になりたくないのですか?」
「う…」
リナの言葉に言葉を詰まらせるアロン。
そう…私達は明日結婚する。
10歳のあのアロンのプロポーズから約10年。
ここまで色々なことがあった。
アロンとの事を忘れようとした事もあった。
でも、アロンのおかげでやっとあの時の約束を明日、叶えることができる。
結婚式当日。
私は、今まで以上にか身体を磨き上げて、純白のドレスに純白のベールを被る。
胸元にはアロンから初めてもらったペンダントをつけた。
10歳の誕生日にアロンからもらったペンダントは結婚式につけるには正直合わない様に思える。
けど、これは私たちの思い出の品だからどうしてもこの場でつけたかった。
家族や友人、商会のみんなにサムル陛下。元国王陛下やウィストン公爵…
沢山の人に見守られて私達は永遠の夫婦の誓いをした。
それからすぐに子宝にも恵まれて、最終的に私は2男3女の子供を授かった。
アロンに愛され、子供たちに癒され…私は最高に幸せな人生をそれから歩んだ。
私の人生を振り返って言えること…
それは、どんな辛いことがあっても未来を諦めないこと。
生きていたらその先何があるかなんてわからない。
人生いいことばかりではない。
でも、逆に辛いことばかりでもない。
どんな時でも自身の裏で自分のために頑張ってくれている人がいるという事をいつも忘れてはいけない。
そして、私も自分自身の幸せはもちろん。自分以外の人の幸せのためにこれから頑張っていきたいと思う。
大好きなアロン…
大切な子供たち…
そして私達を見守ってくれた皆様に…
これからの幸せを心からお祈り申し上げます。
カロリーナ・マックウィン
約2年前。アロンが学園を卒業して、サムル陛下から侯爵位を叙爵した。
アロンは[アローン・ハウル]から[アローン・マックウィン]と家名が変わった。
アロンは、マックウィン侯爵となり、ここ数年で大きく成長したロン商会を手掛けながら貴族としての責務を全うしている。
ロン商会が手がけるコインランドリーやコンビーニ。そして写真スタジオは国民に受け入れられ、規模が日に日に拡大している。
近々、国外にも出店する話が出てきている。
フォーンもここ数年でエリアを拡大し、まだ平民には手が届かないものの、貴族内ではフォーンを持っていなければ時代遅れと言われる位に浸透している。
そして何よりロン商会の製品のレンタル業は好調で、似たような商業をする商会も増え国内は色々な意味で以前よりも豊かになってきている。
…そんな中、私、カロリーナ・ミスドナも無事学園を卒業する事ができました。
長く…でもとても充実した4年間だった。
色々あったけど,その全てが私を成長させてくれた。
入学前は,卒業後にこんな幸福が待っているとは夢にも思っていなかった。
リナと学園を後にする私をアロンが迎えにきてくれる。
「卒業おめでとう。カロン」
「アロン…ありがとう」
私がお礼を言うと、アロンはフワッと私を抱き上げる。
「やっとだ。やっとこの時が来た。全く…僕はカロンには待たされてばかりで気が狂いそうだったよ」
フフ…
アロンのはしゃぎ様に私は思わず笑ってしまう。
「待っていたのはアロンだけじゃないわ。私もずっとこの時を楽しみに待っていたのだから」
私がそう言うと、アロンは私をグッと抱き寄せてこれでもかと言うくらいにキスをする。
「あー。もう我慢できない。もうカロンと離れたくない…ねぇカロン。もうこのまま僕の家に一緒に帰らない?」
アロンが甘えたように言う。
フリフリに振った尻尾と垂れた耳が見える。
可愛い。
「マックウィン侯爵様…少しくらい我慢してください。」
そんな私たちを冷めた目で見ながらリナがビシッと言う。
そんなリナをアロンは睨みつける。
「そんな睨みつけられても私は痛くも痒くもありません。紳士たるもの1日位我慢してください。どうせ明日になったら嫌でもずっと共に居られるのですから」
「その1日が長いんだよ。」
「カロリーナ様は明日を万全に迎えるために準備があるのです。いつも以上に綺麗になったカロリーナ様をご覧になりたくないのですか?」
「う…」
リナの言葉に言葉を詰まらせるアロン。
そう…私達は明日結婚する。
10歳のあのアロンのプロポーズから約10年。
ここまで色々なことがあった。
アロンとの事を忘れようとした事もあった。
でも、アロンのおかげでやっとあの時の約束を明日、叶えることができる。
結婚式当日。
私は、今まで以上にか身体を磨き上げて、純白のドレスに純白のベールを被る。
胸元にはアロンから初めてもらったペンダントをつけた。
10歳の誕生日にアロンからもらったペンダントは結婚式につけるには正直合わない様に思える。
けど、これは私たちの思い出の品だからどうしてもこの場でつけたかった。
家族や友人、商会のみんなにサムル陛下。元国王陛下やウィストン公爵…
沢山の人に見守られて私達は永遠の夫婦の誓いをした。
それからすぐに子宝にも恵まれて、最終的に私は2男3女の子供を授かった。
アロンに愛され、子供たちに癒され…私は最高に幸せな人生をそれから歩んだ。
私の人生を振り返って言えること…
それは、どんな辛いことがあっても未来を諦めないこと。
生きていたらその先何があるかなんてわからない。
人生いいことばかりではない。
でも、逆に辛いことばかりでもない。
どんな時でも自身の裏で自分のために頑張ってくれている人がいるという事をいつも忘れてはいけない。
そして、私も自分自身の幸せはもちろん。自分以外の人の幸せのためにこれから頑張っていきたいと思う。
大好きなアロン…
大切な子供たち…
そして私達を見守ってくれた皆様に…
これからの幸せを心からお祈り申し上げます。
カロリーナ・マックウィン
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