召喚されたら【忌み子】でした。〜処刑から逃げ出して仲間と神探しの旅に出ています探さないでください〜

クリオネ

文字の大きさ
29 / 49

二十九話 馬鹿にしてるだろッ!

しおりを挟む
(神に会う方法がまだ見つかってないなんて一言も言ってないんだけど?)

スピカも嬉しそうに飛びながら意地悪そうな顔をして私を見てくる。

「意地悪だな~....って‼あるの⁉」

「そんな話聞いたこと無いんだが....」

(それはそうよ!知っている人はごくわずかなんだから!)

「ほへ~、それで?その方法って?」

(....軽く言ってくれるわね。まぁいいわ、それでその方法は――
すべての属性に嫌われし者。属性集まる地に、神に会えし者となる。)

….覚悟はしていたけど壮大だな。これからが長くなりそう....でもたった一文だけか、すべての属性に嫌われし者?なんで嫌われし者なんだろう?好かれし者とかじゃダメなのかな?

「短いな。」

レイド兄さんが頭を抱えて言った。

(でもこれだけしかほんとに無いのこれ以外にもなにかないか探したわよ?)

「でもこれだけでもわかっただけでもいい方でしょ!」

「.....少し寝る前に探してみるか。」

私はレイド兄さんの急な一言に少し驚いた。

「えっ?どうやって探すの?ここ、なにもないよ?」

スピカとレイド兄さんが意地悪そうな顔を私に向ける。

「スピカ。」

(はーい!買っておいてよかったわね!)

『アイテムボックス』

スピカが『アイテムボックス』に手をのばすと、分厚い本が出てきた。それも2,3冊じゃない。2桁は軽くいってる。

「どっ!どうしたのこの本⁉なんでこんなたくさん⁉」

レイド兄さんは一冊の本も取り、広げた。

「ディルが《黒 闇属性》だろ?そこでちょっと気になってよ、属性の事を書いてある本を片っ端から買ってきた。」

スピカもほんと持って本を開いた。

(最初は使いどきがわからずにレイドさんから受け取ったけど、まさかこんな時に役立つなんてね。私もびっくりよ。)

二人共本を開いて読み始めたので、私も本を取り開いた。

馬鹿のために作られた属性講座~!猿でもわかる!これでわからなかったらもう手遅れ!放っておこうね!☆

私は怒りに身を任せて本を閉じた。あまりにも大きな音だったので二人の本を見ていた目線が私に向いた。

「うおっ、なんだよいきなり大きい音出して。」

(びっくりしたわ~)

「なんでこんな馬鹿にするような本を買ってくるの⁉流石にこれはないでしょ⁉」

「片っ端から買ったから俺も何買ったかわからねぇんだよ。」

そうして、レイド兄さんは私の持っていた本を見て大爆笑した。

「まじか!俺こんな本買ってたんだな~!でもディルの引きもなかなかだぞ‼」

レイド兄さんが私にグットポーズをする。

「グッ!じゃ無いんだけど‼グッ!じゃ‼」

「まぁまぁ落ち着け。ほら、この本なら問題はないだろ?」

レイド兄さんが私に分厚い本をん渡してくる、そしてレイド兄さんがスピカに馬鹿にしたような本を渡してしまった。レイド兄さんが渡してくれた本が開いてみるとまともな内容で安心した。
そこからしばらく経ち、もう寝ようとした時にスピカがある本を教えてきた。

(ねぇ、この本で少し気になるところがあるの....)

スピカは私達に 属性の研究記 という本を見せてきた。

(このページのここ!)

そう言ってスピカ指を指して見せたのが 属性の神殿 だった。
私とレイド兄さんはその部分を覗き込んだ。

「なにそれ?」

そのページを見ると 赤の神殿・青の神殿・緑の神殿・黄の神殿・黒の神殿 の事が書かれてあった。けどただ名前と簡単な場所しか記されてなく、説明などは全く書かれていなかった。

(属性に嫌われるとか、全く関係ない可能性もあるけど行ってみる価値はあると思うの。)

「確かに、今の所これしか特に無いもんね。」

私はスピカの提案に頷く。

「そうだな。」

レイド兄さんもスピカの提案に頷いた。スピカは二人の承諾を聞き、嬉しそうに本を全部、スピカが持っていた本以外を『アイテムボックス』にしまった。

(じゃあ決定ね‼じゃあ次の目的地は青の神殿がここからだと近いから....そこに決定で良いかしら?)

「うん。いいよ!」

「俺も賛成だ。じゃあ明日に向けて今日はもう寝たほうが良いな。」

そうして私達は野宿をして朝を迎えた。追手が来るか心配だったけど結構イニーから離れてたから追っては来なかった。でもブーヨの森から少し外れていたからゴブリンが5匹ぐらい出てきてあのときは本当にビビった。まぁ、簡単に倒せたんだけどね?そして私達は準備をし、大雑把な地図とたった一個しか買っていないコンパスを頼りに、青の神殿に向かった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。

樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。 ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。 国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。 「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」

『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』

放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。 「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」 身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。 冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。 「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」 得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。 これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~

香木陽灯
恋愛
 「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」  実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。  「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」  「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」  二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。 ※ふんわり設定です。 ※他サイトにも掲載中です。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】 田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。

捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています

h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。 自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。 しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━? 「おかえりなさいませ、皇太子殿下」 「は? 皇太子? 誰が?」 「俺と婚約してほしいんだが」 「はい?」 なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。

その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?

行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。 貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。 元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。 これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。 ※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑) ※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。 ※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。

処理中です...