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第五章 ハッピーエンド
最後の復讐
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私はサァッと血の気が引いて話を遮るように叫んだ。そしたらラートが近づいてきて「うるさいから、俺の話が終わるまでしゃべるな」といって薬を飲ませた。私はその薬を飲むと声が出せなくなっていた。それを見たロークはまた椅子に戻り静かに座って話を続け始めた。
「俺はまずアリウム家と一緒に活動していた冒険者だ。けどトライゾンという名字もある。
一緒に活動していたときにアリウム家にお邪魔したんだよ。.....アリウム家は歪だったよ。結論から言うとな。アネモネ、お前が親に「お皿を洗った」って見せに来たんだよ。そしたら母親はその皿を見た瞬間にアネモネに投げつけた。しかも俺の目の前で、そしてそれ以外にも殴るわ蹴るわで大暴れ、俺は気分が悪くなって家を一旦出たんだよ、そして戻ると母親がアネモネを抱きしめていたんだ。まさに飴と鞭だな。帰ったあとに色々考えてアリウム家をこのまま野放しにするわけには行かないと思って火事を起こした。」
私は黙りこくった。サァッと血の気が引いて青ざめていた。顔は下を向いていて顔がとても重かった。けど髪と髪の隙間からルヒトが見えた。ルヒトは心配そうにこちらを伺っているもののどうしたらいいかわからない、というような顔をしていた。
「違う.....違う違う違う‼私は幸せだったの‼ずっと‼だって私がちゃんとしていたら家族は‼私は幸せだったの‼私はお母さんとお父さんの言うことを聞いていたらずっと‼ずっとずっとずぅーっと幸せだったの‼私の家族は歪じゃない‼幸せな形だった‼それなのにそれを壊したあなた達が許せない‼だから復讐するの‼だから殺すの!!!!」
そう強く言うとルヒトは後ずさりをして青ざめていた。私はなぜルヒトが後ずさりをするのかよくわからなかった。ラートの方を見ると頭を抱えて重いため息を付いていた。
「ね...ねえ?アネモネ、「私と友だちになろう」って言ったのは嘘だったってこと?あれは自分自身の意志じゃなくてまさか親に言われて?」
私は黙りこくった。違うと言えば嘘になるからだ。そしたらルヒトはとても目を真っ赤にして涙をこらえようとしていたが涙がまぶたから溢れてしまっていた。
「やっぱりヨルムンのところへ預けたけどダメだったんだな。洗脳から解けていたらちゃんと話そうと思っていたんだが、もう話すよ。ここまで自分の力で来たと思っているが本当は誘導したんだ、我々が。」
誘導?....確かに今思うとおかしなところがあった。普通はこんな不用意に情報を残さないはずだ。つまり自分が殺した人は皆んな自分のために死んだってことか?...なんで、なんで....なんでそんなに私の幸せの邪魔をしたいんだ。
「ちょっとでもまともになっていたらよかったんだけどな...俺もここまで来てみすみす殺されるわけには行かない。俺はお前を殺すよ。....もう仲間も殺されたしな、ここで殺られる訳には行かないんだ。」
「よく言うよ。私の家族を壊しておいて、洗脳じゃない、私は....私は幸せだったんだから‼」
もう訳が分からなかった。なんであいつはそんなに悲しそうな顔をしながら剣を向けているのかも、ルヒトだって、なんで泣いてるのかも、わからなかった。...認めるよ、私はお母さんにルヒトと友だちになれって言われたからなった。だけど何が悪い。ルヒトはお母さんが何も言わなかったらこのまま一人ぼっちだった。私達はいいことをした。何が悪い。
そして最後の復讐が始まった。やっぱりガウルがとても強かったためラートになっても強さは変わらなかった。多分ラートはこのまま押し切れると思っているのだろう。だけどそうは行かない。私は腕力が無いから小さい剣だけど機動力とスピードはある。だからラートの思ったままには行かせない。だけど長引かせるわけにも行かなかった。私のほうが体力もないしよく動く。だから短期戦に持ち込まないといけなかった。
殺し合いが始まってから何秒立ったのだろう。もう話もしていない。もう剣が交わる音しか聞こえない。一秒一秒がとても長く感じる。だけどチャンスがあった。ラートはこんなに長引くとは思っていなかったらしく剣筋が荒くなってきている。私は前に立ち、剣を構えた。ラートも剣を構え、一騎打ちになった。勝負は一瞬これで決まる。先ず最初動いたのはラートだった。剣を大きく振りかざしている。普通はこんな大ぶりをしたら剣は遅くなるのだがラートは腕力があったのでスピードは変わらなかった。そして私ラートの後ろに回り、ラートの背中を狙った。だが剣を刺す瞬間にラートが振り返った。予想していたのだ。私が必ず後ろに回るはずと、その瞬間私は「勝った」と思った。そしてラートが私に剣で斬りかかる前にラートの背中にナイフが刺さった。そうだ、私は後ろに回る瞬間にナイフをラートに向けて投げていた。ラートは血を吐いて前倒しに倒れた。
「俺はまずアリウム家と一緒に活動していた冒険者だ。けどトライゾンという名字もある。
一緒に活動していたときにアリウム家にお邪魔したんだよ。.....アリウム家は歪だったよ。結論から言うとな。アネモネ、お前が親に「お皿を洗った」って見せに来たんだよ。そしたら母親はその皿を見た瞬間にアネモネに投げつけた。しかも俺の目の前で、そしてそれ以外にも殴るわ蹴るわで大暴れ、俺は気分が悪くなって家を一旦出たんだよ、そして戻ると母親がアネモネを抱きしめていたんだ。まさに飴と鞭だな。帰ったあとに色々考えてアリウム家をこのまま野放しにするわけには行かないと思って火事を起こした。」
私は黙りこくった。サァッと血の気が引いて青ざめていた。顔は下を向いていて顔がとても重かった。けど髪と髪の隙間からルヒトが見えた。ルヒトは心配そうにこちらを伺っているもののどうしたらいいかわからない、というような顔をしていた。
「違う.....違う違う違う‼私は幸せだったの‼ずっと‼だって私がちゃんとしていたら家族は‼私は幸せだったの‼私はお母さんとお父さんの言うことを聞いていたらずっと‼ずっとずっとずぅーっと幸せだったの‼私の家族は歪じゃない‼幸せな形だった‼それなのにそれを壊したあなた達が許せない‼だから復讐するの‼だから殺すの!!!!」
そう強く言うとルヒトは後ずさりをして青ざめていた。私はなぜルヒトが後ずさりをするのかよくわからなかった。ラートの方を見ると頭を抱えて重いため息を付いていた。
「ね...ねえ?アネモネ、「私と友だちになろう」って言ったのは嘘だったってこと?あれは自分自身の意志じゃなくてまさか親に言われて?」
私は黙りこくった。違うと言えば嘘になるからだ。そしたらルヒトはとても目を真っ赤にして涙をこらえようとしていたが涙がまぶたから溢れてしまっていた。
「やっぱりヨルムンのところへ預けたけどダメだったんだな。洗脳から解けていたらちゃんと話そうと思っていたんだが、もう話すよ。ここまで自分の力で来たと思っているが本当は誘導したんだ、我々が。」
誘導?....確かに今思うとおかしなところがあった。普通はこんな不用意に情報を残さないはずだ。つまり自分が殺した人は皆んな自分のために死んだってことか?...なんで、なんで....なんでそんなに私の幸せの邪魔をしたいんだ。
「ちょっとでもまともになっていたらよかったんだけどな...俺もここまで来てみすみす殺されるわけには行かない。俺はお前を殺すよ。....もう仲間も殺されたしな、ここで殺られる訳には行かないんだ。」
「よく言うよ。私の家族を壊しておいて、洗脳じゃない、私は....私は幸せだったんだから‼」
もう訳が分からなかった。なんであいつはそんなに悲しそうな顔をしながら剣を向けているのかも、ルヒトだって、なんで泣いてるのかも、わからなかった。...認めるよ、私はお母さんにルヒトと友だちになれって言われたからなった。だけど何が悪い。ルヒトはお母さんが何も言わなかったらこのまま一人ぼっちだった。私達はいいことをした。何が悪い。
そして最後の復讐が始まった。やっぱりガウルがとても強かったためラートになっても強さは変わらなかった。多分ラートはこのまま押し切れると思っているのだろう。だけどそうは行かない。私は腕力が無いから小さい剣だけど機動力とスピードはある。だからラートの思ったままには行かせない。だけど長引かせるわけにも行かなかった。私のほうが体力もないしよく動く。だから短期戦に持ち込まないといけなかった。
殺し合いが始まってから何秒立ったのだろう。もう話もしていない。もう剣が交わる音しか聞こえない。一秒一秒がとても長く感じる。だけどチャンスがあった。ラートはこんなに長引くとは思っていなかったらしく剣筋が荒くなってきている。私は前に立ち、剣を構えた。ラートも剣を構え、一騎打ちになった。勝負は一瞬これで決まる。先ず最初動いたのはラートだった。剣を大きく振りかざしている。普通はこんな大ぶりをしたら剣は遅くなるのだがラートは腕力があったのでスピードは変わらなかった。そして私ラートの後ろに回り、ラートの背中を狙った。だが剣を刺す瞬間にラートが振り返った。予想していたのだ。私が必ず後ろに回るはずと、その瞬間私は「勝った」と思った。そしてラートが私に剣で斬りかかる前にラートの背中にナイフが刺さった。そうだ、私は後ろに回る瞬間にナイフをラートに向けて投げていた。ラートは血を吐いて前倒しに倒れた。
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