初恋△(トライアングル)

存在感の薄い者

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追究編

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彼女の次の言葉に僕は謎という崖に突き落とされた・・・

「そうだぁ!ねぇユウ君、君は何か他人には言えない秘密ってあるぅ?」

いきなりそんなことを聞かれたためこれまでの諸々の疑問が一瞬で霧散し、新たな疑問が生まれる

「突然何でそんなことを?」
「それがねぇ・・・君がぁユリちゃんの他人に言えない秘密を知っちゃったからだよぉんっ♪」

とまるでこの状況がこの上なく嬉しいと言った風な態度だ

「えっと、秘密ってそのー・・・多重人格ってやつ?」

「そぉう!それぇ」

言いにくそうに指摘すると思わずと言った感じで彼女は僕の方に指をつきつけながら返事をかえしてくる

「・・・そっからどうしてさっきの質問に?」
「フフフフッ・・・だ・か・ら、お互いの秘密を知ってたら他には言いふらせ無くなるって意味だよぉ」

彼女は何かいたずらを思いついたかのような顔で楽しそうに言う

「なるほど・・・」
「それでぇヒミツ持ってるぅ?あるよねぇ人間なんだものぉ」

納得した顔でいると彼女から催促された
それをかわす為に、決めポーズ&流し眼で回答する

「この僕が女の子に秘密なんて持っているわけないじゃないか!」

彼女はこちらに微笑みながら、おもむろにベッドから身を乗り出して顔を近づけてきた

「――っ!」

反射的に少し後ろに引いてしまってから、突然迫ってきた彼女の顔を至近距離で眺める
その顔は、空に昇ったばかりの月の光をはじいて肌は匂い立つように白く輝き、対照的に下ろした髪は黒くつやつやしていた
そのコントラストが妙に艶めかしく見える

そして唇は血のように赤く瑞々しそうで、ちょっと勝気な眉のすぐ下には黒目がちな瞳があり、キラキラ光ってまるで宝石のようだ
しかしその宝石もこの世で1つしかないように特別で魅惑的な輝きを放ち、こんなふうに間近で見つめられるとドキドキして何も言葉を発せられなくなる

そんな風に思っていると鼻先で甘い吐息を漂わせながら彼女は爆弾を投下した

「こんなに間近でユリちゃんの顔に見つめられるとドキドキするでしょぉ?」
「・・・・・・・・っ!!」

唐突に思っていたことを言いあてられ言葉に詰まる

「それで、ヒ・ミ・ツ教えてくれるよねぇ?」

彼女の妖艶な笑顔の迫力と心の動揺でつい、反射的に頷いてしまった
その反応を見て満足そうに彼女は体を元の位置に戻す
気づいた時にはもう遅く言うしかない状況に置かれていた
溜息をついてから今まで親友にしか言ったことが無かった秘密を打ち明ける決心を固める

「えっと、僕の秘密は・・・」
______________________________________
ここまで読んで下さりありがとうございました
リラちゃんは何気に悪女ですね
次は如月君の秘密の真相が判明します!

次回は明日です
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