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学園編
世の中には知らない方が身のためであることが多分にあるのです
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さて皆さん前回は森で喜びの舞を一人舞っていたオレは突然第三者からの接触があり3つの未来の岐路に立たされているのである
①逃げる
②シラを切る
③白状する
①や②を選んだとして、オレはこの神出鬼没な奴に対して逃げられるのか・・・
いや、無理だっ・・・
そして、残ったものと言えば・・・
③の白状するだが・・・
くっ!ここで大いなる野望が潰えるというならばいっそのこと殺せ~!
・・・ふっ、男にはやらねばならん時がある
それが今だったというだけだ
腹を決めようではないか
①逃げる
②シラを切る
③白状する◀️
「・・・カイルなぜ、オレだとわかった?」
オレが奴に問いかけると表情一つ変えずに淡々と答えた
「まあ、色々とございますが、大きく分けて3つですね。まず一つ目が場所です。この場に生きて立っていられるのは公爵家の方々もしくは我々のような使用人だけです。邸内にいる使用人の顔は全て把握しております」
「い、生きて・・・?」
「はい、そうです」
「・・・・・ふ、二つ目は?」
一発目から爆弾を投げてきた奴に思わず被爆してしまったオレは奴の目を見ると、それ以上踏み込むべきではないと判断した
「二つ目は、坊っちゃまがお召しになっているお召し物です。朝私が坊っちゃまにご用意したものでございます。」
「なるほど・・・」
確かにオレの世話はこいつが一手に引き受けている
当たり前のことすぎて何も反論できない
「そして、三つ目ですが・・・」
「三つ目は・・・・・?」
奴は三つ目の理由のところで謎にためた
一体どんな答えが返ってくるのかドキドキしながら待った
「三つ目は内緒でございます」
「・・・は?」
あろうことか奴は口に人差し指を持っていきいつもは浮かべない笑みを浮かべた
二重の意味でオレは気の抜けたような声を出した
「世の中には知らない方が身のためであることが多分にあるのです」
「・・・・・・・」
そして、笑顔のままプレッシャーをかけられたオレは声を発することができなかった
世の中の知らなくてもいいことってなんだろうか
オレは奴の笑顔を見ると段々と恐ろしくなってきたので、その感情ごと頭からポイっと投げ捨てた
「そ、それにしても何しに来たんだ?」
「そうでした。もうすぐ語学のお時間になりますので呼びに参りました」
「もう、そんな時間か」
それから、オレ達は屋敷に向かって歩き出した
屋敷が見えてきたころに後ろのカイルから呼び止められた
「坊っちゃま、そろそろそのショウユガオでモブメン?なお面を外された方がよろしいかと・・・」
「・・・あぁ、わかっていたとも!ちょうどオレも取ろうと思っていたところだ」
「左様でございますか」
いつから見ていたんだ!?
恐ろしくて、オレは奴がもしかしたら人間ではないのではないかと疑う
そして、怖いもの見たさにチラッと奴を見た
だが、そこにあったのは・・・
奴の目は物語っていた
お前絶対気づいていていなかっただろうと・・・
それを見てオレはなぜ恐いと思ったのかと白けた感情と悔しさや怒りといった感情が芽生えた
例え被害妄想だとしてもオレは段々と居たたまれなくなり奴から目を反らしながら面を外した
外したものは空間収納にいれておくが、分からないようにポケットから入れた
しかし、後ろからの視線はまるで分かっているといったものを感じた
飽くまで感じたというだけでバレたわけではないと、信じている
それから気を取り直して嫌いな勉強に対して無いやる気をひねり出す
『絶対いつかギャフンと言わせてやるっ!!』
今日も今日とて、決意を新たにするのだった
─────────────────────────────────────────────
ありがとうございました~
約1年振りの更新です(|||´Д`)
文才が欲しいです・・・
それでは皆様良いお年を~
①逃げる
②シラを切る
③白状する
①や②を選んだとして、オレはこの神出鬼没な奴に対して逃げられるのか・・・
いや、無理だっ・・・
そして、残ったものと言えば・・・
③の白状するだが・・・
くっ!ここで大いなる野望が潰えるというならばいっそのこと殺せ~!
・・・ふっ、男にはやらねばならん時がある
それが今だったというだけだ
腹を決めようではないか
①逃げる
②シラを切る
③白状する◀️
「・・・カイルなぜ、オレだとわかった?」
オレが奴に問いかけると表情一つ変えずに淡々と答えた
「まあ、色々とございますが、大きく分けて3つですね。まず一つ目が場所です。この場に生きて立っていられるのは公爵家の方々もしくは我々のような使用人だけです。邸内にいる使用人の顔は全て把握しております」
「い、生きて・・・?」
「はい、そうです」
「・・・・・ふ、二つ目は?」
一発目から爆弾を投げてきた奴に思わず被爆してしまったオレは奴の目を見ると、それ以上踏み込むべきではないと判断した
「二つ目は、坊っちゃまがお召しになっているお召し物です。朝私が坊っちゃまにご用意したものでございます。」
「なるほど・・・」
確かにオレの世話はこいつが一手に引き受けている
当たり前のことすぎて何も反論できない
「そして、三つ目ですが・・・」
「三つ目は・・・・・?」
奴は三つ目の理由のところで謎にためた
一体どんな答えが返ってくるのかドキドキしながら待った
「三つ目は内緒でございます」
「・・・は?」
あろうことか奴は口に人差し指を持っていきいつもは浮かべない笑みを浮かべた
二重の意味でオレは気の抜けたような声を出した
「世の中には知らない方が身のためであることが多分にあるのです」
「・・・・・・・」
そして、笑顔のままプレッシャーをかけられたオレは声を発することができなかった
世の中の知らなくてもいいことってなんだろうか
オレは奴の笑顔を見ると段々と恐ろしくなってきたので、その感情ごと頭からポイっと投げ捨てた
「そ、それにしても何しに来たんだ?」
「そうでした。もうすぐ語学のお時間になりますので呼びに参りました」
「もう、そんな時間か」
それから、オレ達は屋敷に向かって歩き出した
屋敷が見えてきたころに後ろのカイルから呼び止められた
「坊っちゃま、そろそろそのショウユガオでモブメン?なお面を外された方がよろしいかと・・・」
「・・・あぁ、わかっていたとも!ちょうどオレも取ろうと思っていたところだ」
「左様でございますか」
いつから見ていたんだ!?
恐ろしくて、オレは奴がもしかしたら人間ではないのではないかと疑う
そして、怖いもの見たさにチラッと奴を見た
だが、そこにあったのは・・・
奴の目は物語っていた
お前絶対気づいていていなかっただろうと・・・
それを見てオレはなぜ恐いと思ったのかと白けた感情と悔しさや怒りといった感情が芽生えた
例え被害妄想だとしてもオレは段々と居たたまれなくなり奴から目を反らしながら面を外した
外したものは空間収納にいれておくが、分からないようにポケットから入れた
しかし、後ろからの視線はまるで分かっているといったものを感じた
飽くまで感じたというだけでバレたわけではないと、信じている
それから気を取り直して嫌いな勉強に対して無いやる気をひねり出す
『絶対いつかギャフンと言わせてやるっ!!』
今日も今日とて、決意を新たにするのだった
─────────────────────────────────────────────
ありがとうございました~
約1年振りの更新です(|||´Д`)
文才が欲しいです・・・
それでは皆様良いお年を~
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