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ウ冠にRで寮と読む、そんなこともまだ知らない僕達
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知り合いのいない寮に飛び込んで2週間
大学も始まり、寮での友人も出来はじめ楽しい大学生ライフを過ごしていたある日
友人のマッシュルームカットのTが「今週末、寮生大会ってのがあるぞ」と言ってきました。
「なんの大会?」と尋ねると
「大会というか会議らしい」
なるほど会議かまぁ自治寮だから会議もあるわな
と得心いっているとTが「なにをするのかDさんに聞いてみようぜ」と言ってきた
先日行われた新人歓迎会の事を思い出すと一抹の不安があるのも確かなので、同じ部屋の先輩のDさんに尋ねてみることにした。Dさんは寮の幹部ではないので気楽に質問ができるのだ。
「Dさん勉強部屋かな?」
我々の寮は基本5人3部屋となっており、テレビがある遊び部屋、2段ベッドが3つある寝る部屋・机が置いてある勉強部屋になっている
Dさんは勉強している様子はないのだが、勉強部屋によく座っている穏やかな先輩だ。
勉強部屋にいくと案の定Dさんはそこに座っていた。
「Dさーん、今週やる寮生大会ってどんな感じですか?」と軽く質問すると
「・・・」Dさんは無言である。
Tと顔を見合わせているとようやくDさんは口を開いた
「どんな感じかというと、こう・・・おっしょい、おっしょい朝まで言ってる感じかなぁ・・・憂鬱だなぁ・・・」
と非常に憂鬱そうな顔で妙なことを言うのがおかしくて、私もTも笑いながら
「なんですかそれは?え?ちょっとまってください、朝までやるんですか?!なんで?!」
とDさんにつっこむと
「朝までやるんだよ、2日連続で。驚くよな確かに」
とさらに衝撃的な事実を伝えてきた・・・
「ちょっとまってくだいさい、2日も徹夜して何をするんですか?会議的な物なんですよね?!」
Tも二徹は想定外だったようでさらにDさんに質問した。
Dさんはまた無言になった後こういった
「何をするというか、う~んおっしょい、おっしょい言ってるんだよなぁ・・・朝までなぁ・・・」
(そんな訳ないだろ!!)という思いに駆られながらもそうかもしれないとも思った。奴らならやりかねないという狂気は、確かに奴らに感じていたのだ。寮に巣くう幹部達の狂気じみた、今までの常識の通用しない感じは新入生歓迎コンパで感じていたのだ。
そんな不安そうな我々をみてDさんは
「寝ても怒られないから大丈夫だよ。多少なら席を外しても大丈夫だし」
どうってことないよ、と言うことを我々に伝えたかったのだろう。
最後にこう言ってくれた
「金曜日の夜からだから、それまでに夜食買っといた方が良いよ。食うしか無いからね暇で」
大学も始まり、寮での友人も出来はじめ楽しい大学生ライフを過ごしていたある日
友人のマッシュルームカットのTが「今週末、寮生大会ってのがあるぞ」と言ってきました。
「なんの大会?」と尋ねると
「大会というか会議らしい」
なるほど会議かまぁ自治寮だから会議もあるわな
と得心いっているとTが「なにをするのかDさんに聞いてみようぜ」と言ってきた
先日行われた新人歓迎会の事を思い出すと一抹の不安があるのも確かなので、同じ部屋の先輩のDさんに尋ねてみることにした。Dさんは寮の幹部ではないので気楽に質問ができるのだ。
「Dさん勉強部屋かな?」
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Dさんは勉強している様子はないのだが、勉強部屋によく座っている穏やかな先輩だ。
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「Dさーん、今週やる寮生大会ってどんな感じですか?」と軽く質問すると
「・・・」Dさんは無言である。
Tと顔を見合わせているとようやくDさんは口を開いた
「どんな感じかというと、こう・・・おっしょい、おっしょい朝まで言ってる感じかなぁ・・・憂鬱だなぁ・・・」
と非常に憂鬱そうな顔で妙なことを言うのがおかしくて、私もTも笑いながら
「なんですかそれは?え?ちょっとまってください、朝までやるんですか?!なんで?!」
とDさんにつっこむと
「朝までやるんだよ、2日連続で。驚くよな確かに」
とさらに衝撃的な事実を伝えてきた・・・
「ちょっとまってくだいさい、2日も徹夜して何をするんですか?会議的な物なんですよね?!」
Tも二徹は想定外だったようでさらにDさんに質問した。
Dさんはまた無言になった後こういった
「何をするというか、う~んおっしょい、おっしょい言ってるんだよなぁ・・・朝までなぁ・・・」
(そんな訳ないだろ!!)という思いに駆られながらもそうかもしれないとも思った。奴らならやりかねないという狂気は、確かに奴らに感じていたのだ。寮に巣くう幹部達の狂気じみた、今までの常識の通用しない感じは新入生歓迎コンパで感じていたのだ。
そんな不安そうな我々をみてDさんは
「寝ても怒られないから大丈夫だよ。多少なら席を外しても大丈夫だし」
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