204 / 554
悪口禁止令
しおりを挟む
グインが失神してしまってから数分後、グインは意識を取り戻していた。
「お、おお。」
「大丈夫ですか?父上。」
「ああ、大丈夫だ。っしかし、何でこんなことに。」
「あれ?覚えていませんか?」
「ああ、お前さんにお金をもらうところまでは覚えているんだけどな。」
「それじゃあ、もう一回、袋を開けてください。」
そして、グインはもう一回袋を開けるが、中に入っているのはやはり、黒金貨100枚だった。
「アインよ。これは黒金貨ではないか?」
「そうですよ。」
「何でこんなに量があるんだ?これだけでも、結構な額になるぞ。」
黒金貨一枚が日本円にして千億なので、100ということは10兆円ということになる。
「はい。久しぶりの親孝行なので、できるだけ多いほうがいいかなと思ってこの額を持ってきました。」
「持って来ぎだ。」
「そうですか?」
「本当に大丈夫なのか?さっき、セシルも言っていたが、最近公爵ではないのだろう?」
「はい。最近は公爵をやめ、ほかのことをやっています。」
「やっぱり。それではこの黒金貨100枚という出費はまずいのではないか?」
「そんな事有りません。今の仕事の関係上、黒金貨は集めようと思えばいつでも集められます。」
「何だって?」
「まず、私が公爵をやめた理由ですが、この国の王に今の自分の領地を使って王をやってみないか?といわれたからです。つまり、今の僕はこの国の隣国の王ですね。」
「隣国の王だと?もしもそれが本当だったら、私は態度を改めなければならない。」
「そうですか…しかし、本当に隣国の王を今はやっているのです。」
「そうか。ちなみに力は?」
「それは王と2人の公爵から口止めを食らっているので、言えません。」
「なるほど…あの3人が口止めをするということは私たちの国の合計戦力よりも強いのか。」
「言えません。」
「分かった。それでは、これは返しておこう。さすがにこの黒金貨100枚で戦争を始められたくはないのでな。」
「それは大丈夫です。ここに来たのは本当に親孝行をするために来ましたし、この国とはすでに不可侵条約を結んでいますから。子供からのプレゼントくらい受け取ってください。」
「そうか?でも、こんな大金ではアインの国の生活が苦しくなるのではないか?」
「そんなことはありません。言ってしまえば僕の副業だけでも年間100黒金貨以上稼いでいますから。」
「そ、そうなのか。すごいな。」
「ありがとうございます。それではそろそろ時間なので帰らせてもらいますね。このお金は何に使っても良いですからね。」
「そうか、とりあえずはセシルと協力をして、このお金の使い道を考えるよ。」
「はい。あと、家族なので大丈夫だと思いますけど、この国の王たちが僕の悪口を言うと取調べを行うようにするそうです。まぁ、家族なので、多少の悪口は大丈夫でしょうけど。」
「そうか。何か条件はあるか?」
「多分、殺すや、潰す。あいつの領土を滅ぼしてやるとかを言わなければ良いと思いますよ。そもそも家の中をどうやって調べているのかは分かりませんが。」
「そうか。それじゃあ、たまに帰って来るんだよ。」
「はい。分かりました。」
そしてアインは転移魔法で国へと帰っていった。
「お、おお。」
「大丈夫ですか?父上。」
「ああ、大丈夫だ。っしかし、何でこんなことに。」
「あれ?覚えていませんか?」
「ああ、お前さんにお金をもらうところまでは覚えているんだけどな。」
「それじゃあ、もう一回、袋を開けてください。」
そして、グインはもう一回袋を開けるが、中に入っているのはやはり、黒金貨100枚だった。
「アインよ。これは黒金貨ではないか?」
「そうですよ。」
「何でこんなに量があるんだ?これだけでも、結構な額になるぞ。」
黒金貨一枚が日本円にして千億なので、100ということは10兆円ということになる。
「はい。久しぶりの親孝行なので、できるだけ多いほうがいいかなと思ってこの額を持ってきました。」
「持って来ぎだ。」
「そうですか?」
「本当に大丈夫なのか?さっき、セシルも言っていたが、最近公爵ではないのだろう?」
「はい。最近は公爵をやめ、ほかのことをやっています。」
「やっぱり。それではこの黒金貨100枚という出費はまずいのではないか?」
「そんな事有りません。今の仕事の関係上、黒金貨は集めようと思えばいつでも集められます。」
「何だって?」
「まず、私が公爵をやめた理由ですが、この国の王に今の自分の領地を使って王をやってみないか?といわれたからです。つまり、今の僕はこの国の隣国の王ですね。」
「隣国の王だと?もしもそれが本当だったら、私は態度を改めなければならない。」
「そうですか…しかし、本当に隣国の王を今はやっているのです。」
「そうか。ちなみに力は?」
「それは王と2人の公爵から口止めを食らっているので、言えません。」
「なるほど…あの3人が口止めをするということは私たちの国の合計戦力よりも強いのか。」
「言えません。」
「分かった。それでは、これは返しておこう。さすがにこの黒金貨100枚で戦争を始められたくはないのでな。」
「それは大丈夫です。ここに来たのは本当に親孝行をするために来ましたし、この国とはすでに不可侵条約を結んでいますから。子供からのプレゼントくらい受け取ってください。」
「そうか?でも、こんな大金ではアインの国の生活が苦しくなるのではないか?」
「そんなことはありません。言ってしまえば僕の副業だけでも年間100黒金貨以上稼いでいますから。」
「そ、そうなのか。すごいな。」
「ありがとうございます。それではそろそろ時間なので帰らせてもらいますね。このお金は何に使っても良いですからね。」
「そうか、とりあえずはセシルと協力をして、このお金の使い道を考えるよ。」
「はい。あと、家族なので大丈夫だと思いますけど、この国の王たちが僕の悪口を言うと取調べを行うようにするそうです。まぁ、家族なので、多少の悪口は大丈夫でしょうけど。」
「そうか。何か条件はあるか?」
「多分、殺すや、潰す。あいつの領土を滅ぼしてやるとかを言わなければ良いと思いますよ。そもそも家の中をどうやって調べているのかは分かりませんが。」
「そうか。それじゃあ、たまに帰って来るんだよ。」
「はい。分かりました。」
そしてアインは転移魔法で国へと帰っていった。
41
あなたにおすすめの小説
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
異世界亜人熟女ハーレム製作者
†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です
【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる