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学科を少なく
しおりを挟む残り3国となったところで、アインは他の国は兵に任せることにした。
「諸君。私は出来るだけ安全に戦える国を残しておいたから、がんばって、潰しておいてくれ。」
そして、アインは、超大量にいる兵を大体3等分して、各国に送った。
「よし、これで今日中に3国は落とせるだろう。」
そして、アインはとある場所へ向かった。
「失礼します。」
アインはそう言いながら、扉を開けた。
「おや?久しぶりに来たね?今まで何をやっていたのかな?」
そこにいる人物は若干怒っていた。
「すみません。私にも仕事というものがありまして、そちらのほうで手一杯なんですよ…」
「そうかいそうかい。でも、無断で休むのはどうなのかな~?」
「今回はそれについてで話があったので来ました。理事長」
そこにいたのは、アインが通っている学校の理事長だった。
「ふ~ん。学校の休みについての話ね。まぁ、なんとなく察しはついているよ。」
「そうですか…」
アインは、前に言っていた通り、受ける項目を減らすために来たのだった。
「それでは、本題にはいらさせていただきますね?」
「いいよ。」
「今回、私がお願いするのは、受ける学科を減らすことです。」
「あれ?減らすだけなの?なんかもう、卒業するのかと思っていた…」
「いえ、一応この年齢ですし、受けておかないと…」
「でも、君の場合、どの学科でも卒業までに必要な基準をクリアしているんだよね…」
「まぁ、冒険科に関しましては、この学校が持っている権力よりも強いですから。」
「うん?他のもだよね?」
「ええ。ですが、冒険科に関しましては、部下のがんばりによって、少なくとも、この大陸の冒険者ギルドの全権は持っていますから。」
「そうだね。話がそれてしまっているね。それで、何を受けるんだい?」
「冒険科ですね。さっき全権を持っていると言いましたが、冒険科だけには入っておこうかと…」
「それはまた何故?」
「正直、もう学校で習うことは無いのですが、冒険科は体も動かして楽しいですからね。」
「そんな理由で…というのはだめかな?」
「そんな事を言ったら、この学校を辞めることになりますよ?」
「おっと!それは困る。君からは多額のお金をもらっているんだから…」
アインは、この学校に授業料以外にも多くのお金を投資していた。
「汚い話にはなりますが、学校側からしたら、何とか僕を引きとどめたいんじゃないですか?」
「それもそうだね。それに、全然出ていないアイン君の学科が貴族科1つになったところであまり支障はないし。」
「ええ、ですからお願いしますね?まぁ、その冒険科も休むことがあるでしょうが。」
「君の立場上仕方ないことだとは思うが、出来るだけ来てよ?他の生徒に真似されたら困る。」
「この学校には、王が何人もいるのですか?」
「…それもそうだね。君のまねは容易にはできないね。」
「ええ、だから安心してください。真似する生徒はあまり出てこないだろうし、もしも無断欠席しても、家のほうがつらいこの方が多いんじゃないですか?」
「この学校は貴族の子が多いし、家で英才教育を受けるほうがつらい子も多いと思うよ。」
「まぁ、世間話もここまでにして、今日はさっきのことを報告に来ただけですから、帰りますね?」
「授業は…今日は冒険科は無いね。」
「ええ。それでは失礼します。」
そしてアインは、部屋から出て行った。
国の内部を変えるかも知れない会議のために
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