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3度目の発行と、再びの奴隷商
しおりを挟むその後、2人は近くにあった街へ行き、冒険者ギルドに向かった。
「「ごめんくださ~い。」」
2人が入ると、相変わらず、あれがあった。
「あれ?あいんさ…」
1人の冒険者がアイン様と言いそうになったところで他の冒険者に頭を殴られていた。
「お前!前の連絡覚えてないのか!」
「あ!そうだった。」
そして、2人は何かを納得したように、その場から離れていった。
(これはエリが裏で手を回しておいてくれたのか?)
実際そうだし、アインにとっても、何も迷惑ではなかったので、アインはエリに連絡を取るのをやめた。
「今の人たちどうしたんだろう。」
「さぁ?まぁ良いじゃん。それより僕は冒険者登録がしたいな。」
「あれ?アイン君って、冒険者じゃなかったの?」
「うん。何かおかしかったかな?」
「いや、あれだけ強いからもう、冒険者だと思っていたよ。」
「そんなこと無いよ。もう、気がついているかもしれないけど、僕の家って結構裕福な家だったんだ。だから、昔から英才教育は受けていたんだけど、実際に冒険者になるのは禁止されていたんだ。」
「そうだったんだ…まぁ、アイン君は強いからすぐにランクが上がるかもね。」
「そうなると良いね。」
アインにとって、今回の冒険者登録は3回目だったので、妙にやりなれていて、受付嬢に疑われたが、さっきの2人が受付嬢と少し話をすると、3枚目の冒険者カードを渡された。
(うん。ちゃんとFランク。)
アインは、自分の兵が受付嬢に何かを言っていたので、もしかすると、ランクを上げて登録しろと脅迫していたのでは?と、不安になっていたのだった。
「よし、これで僕もこれからは冒険者の仲間入りだ!」
「うん。私と同じだね。」
「そうだね。それじゃあ、さっき倒したオークを見せて、依頼を達成してきなよ。」
「うん。」
そう言いながら、ヘレナは受付に向かって行った。
(よし、今のうちに。)
アインは、ヘレナが完全に依頼達成の話を受付嬢に言うのに、全力になっているのを確認すると、空間魔法内から、いくつかの装備と、多額の金を出した。
(よし、金は集まったし、装備も集まった。後は、少し奴隷を買えばいいだろう。)
アインにとって、奴隷とは進化するものだと思っている。
実際にアインの城において、力の強さで言ったら、城内の中のトップ10の中にアインが直接買った奴隷が全員いるからだった。
(まぁ、向こうの奴隷ほど強化は出来ないが…)
こんなことを考えていると、ヘレンが帰ってきた。
「アイン君。無事に依頼達成できたよ。」
「良かったな。それじゃあ、次はどこ行こうか?」
「う~ん。私はどこでもいいよ。」
「本当?実は僕、奴隷が欲しいんだ。」
そういうと、ヘレンは一瞬、アインとの距離をとった。
「ど、どうして…」
「あれ?なんか勘違いしている?旅をするならできるだけ人数は多いほうが良いし、それに、奴隷だったら、絶対に裏切らないからね。」
アインが、こうやって説明をすると、もう一回近づいてくれた。
「そういうことだったのね。勝手な先入観なんだけど、貴族が奴隷を買うって言うと、あまり良い印象が抱けないんだ。」
「まぁ、確かにそういう貴族は多いしね。あと、僕の家の場合は裕福なだけであって、別に貴族の一家じゃないからね?」
「あれ?そうだったの?」
「そうだよ。まぁ、それでも一般人よりは圧倒的にお金を持っているからそのお金で買うよ。」
「やっぱりすごいんだね?アイン君の家って。」
「まぁ、一般人と比べれば良いほうにすんでいるとは思っているよ。別にそれで傲慢になったりはしないけど。」
「確かにアイン君からは、あまり傲慢って言う雰囲気が出てないね。」
「まぁ、とにかく奴隷は買うことにしてあるから、許可をもらいたかったんだ。それで、奴隷もメンバーの中に入れて良い?」
「良いよ。でも、信用の出来る奴隷をつれて来てね。」
「了解。それじゃあ、今日はいったんお開きにしようか。今日中に奴隷を買っておくから、明日になったら挨拶して?」
「良いわよ。私は奴隷を馬鹿にするような人種ではないから。」
「そういってもらえると助かるよ。それじゃあ、また明日。」
「うん。また明日。」
こうして、2人は分かれていった。
アインはこの足のまま、奴隷商に行くことにした。
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