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第一章
第18話 いざ幽霊船へ!
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砂のダンジョンを出てルギアスの街へ行き、ロットンさんの紹介でステキなコテージに泊まった俺とミルティア。
月の明かりがほんのりとあたりを照らす中で、俺とミルティアは少ししんみりとしてしまった。
「アナト……"時の砂"も見つからなかったね……」
「今のところ"神獣の爪"しかないな……」
本当にこんなことをしていて自分は治るのだろうか。
考えたくないが最悪のことを考えてしまうアナト。
このまま死んだらどうしよう……。
もうミルティアでいいから死ぬ前に1回だけお願い……ダメだダメだダメだ。
そのまま夢に落ちた俺。
そこには厳しかった母さんがいて、俺は子供の姿だった。
「アナト!早くしなさい!」
「う、うん」
「返事は"はい"よ!アナト!」
「はい」
幼いころの記憶……あまり笑ってる顔は記憶にないな……。
「ほら、アナト。頑張ってね。やればできるわ!」
「はい、母さん」
子供のころの真面目な自分……。
「アナト!」「アナト?」「アナト!?」
「うわぁ」
汗びっしょりで起き上がる俺……。
嫌な夢見ちゃったな。
起き上がり、枕元に置いてあったタオルで体を拭いてウッドデッキに出てみた。
空を見上げると……
「月が、綺麗だな」
「そうだね」
……またこうやって突然声をかけてくる。
「驚かないね?」
「寝床にいなかったからな。いると思ったんだ。なんでかわからなかったけど」
なんだろうな、距離感って言っていいのかな?
ワイワイしたいときはそばにいてくれて、悪夢を見てうなされているときには隣にいなくて、こうして落ち着きたいときにはいてくれる。
くそっ、ありえない。
俺の好みはナイスバディなお姉さんだぞ……ごめんなさいウソです。
本当は小柄で大人しい娘がいいです……。
……えっ?
「ふふっ。やっとアナトもボクの素晴らしさに気づいたのかな?」
配置してある長椅子に座ってこちらを見ながら俺を見つめているミルティア。
「……そうかもしれないな」
「えっ?」
正面に腰を下ろしながら乗っかってみた。
なんだよ。驚くなよ。
「いや、嫌な夢を見たから。そばにいてくれて、落ち着くよ」
「えぇ……」
なんだよその反応は。嫌なのかよ。
「ダメ、ダメだよアナト。ボクは神様だよ?そんなっ」
「うるせ~よ、バカミルティア」
「むぅ。もうっ、アナトのアホ~!」
「いてぇ」
思いっきり頬をひっぱたかれた。
痛い……。
涙が出る……。今晩だけは泣いていいかな?
「あっ……ごめん」
「いいよ……」
「……怖い?」
「あぁ」
「大丈夫だよ」
「……」
「大丈夫。ボクがついてる。きっと上手くいくさ」
「……」
「だからね。元気出して行こう」
オレンジ色のちっちゃいそいつは俺の隣に座りなおして優しく俺の肩を抱きしめてくれた。
ハンカチも貸してくれた。
不覚にも落ち着いた……。
もう少し胸が大きかったらとか思った俺はきっと罰当たりだ。
翌朝……。
「さぁ、次はどこだ?」
「よかった。落ち着いたみたいだね」
俺を見上げながら安堵した声をあげるミルティア。
「あぁ」
素直にありがとうなと言えないのは今までを考えたら仕方ないよな?
「次は"境界の羅針盤"だね。これはダンジョンじゃないと思う」
「思う?」
「うん。話に聞いたんだけど、昔沈没した船。それについてたらしいんだ。その船を探しに行こう!」
なんだって船にそんなものをつけたんだよ。次元の向こうを示されて向かった先が海底とか言うんじゃないだろうな。怖っ。
「海へ?」
「あぁ」
「潜る?」
「あぁ」
「む~り~~~およげねぇ~~~」
一気に萎えた。
「あはははははは。大丈夫大丈夫。ボクに任せてよ。水中でも活動できる道具は持ってるから、それを貸してあげるからさ!」
そう言いながら鞄から魔道具を取り出した。
これは本当にあのバカミルティアなのか?
昨日のは夢でそこから異次元に迷い込んだとかじゃないだろうな!?
「どうしたんだ急に。なんかできる女みたいだぞ?」
「照れるなぁ。もともと女神だから万能だけど、誉め言葉は受け取っとくよ」
何やらにやけている。
褒めてないけどな……。
「なにか???」
「いよっ、さすが美しい女神様!」
「(ふふん)♪♪」
ちょろい……。
そうしてやってきたダンカ―の港。
その海は荒々しい。
「えっ、ここから行くのか?」
「うん、そうだよ。海底に沈んだんだから海に入っていかないと。じゃあ、これを使ってね」
海の中でも活動できるという道具……指輪をミルティアから渡された俺は、指にはめ、おそるおそる海に入るとなんとそのまま歩いて行けた。
走ることも可能だった。すげぇなこれ。
海の上の悪天候や高波には全く影響を受けず、俺たちは淡々と歩いていく。
いや、凄いいい天気だけど。
「おかしいなぁ、この辺りだって聞いたのに」
ミルティアはキョロキョロとあたりを見渡している。
「……」
「待って、待ってよアナト!」
俺は気にせず歩いていくが、ミルティアは慌ててついてくる。
「……」
「ちゃんと探すから!ねっ!」
なにかを焦っているようだが、これはいつものことだ。
きっとこれから何か起こるんだ。だったら無駄口を叩いてる暇はない。
俺は周囲を警戒する。でも周りには何もない……。
そんなはずはない。絶対に何かが起こる。
「あっ」
「どうした?」
急にミルティアが上を向いて目を細める。
「あれ!見て!あっち!」
「あれは……船底?でも、なんかボロボロだな」
ミルティアが指さした先にはボロボロの木組みが見える。
「そうだよ。あれだ。沈んだ船が……動いてる!?」
「はぁ?」
そう言いながらミルティアは走っていく。
沈没船が動いてるとか幽霊的な何かしか思い浮かばないんだが……。
自慢じゃないけど幽霊は苦手だぞ?
……もう1個高エネルギー結晶をくれないかな?聖属性で包めばイチコロじゃないか?
「というわけで幽霊船探索だね」
海面近くに見える木組みの真下まできたミルティアが良い笑顔で俺にそう宣言した。
「どういうわけだよ!」
「えぇとね。見ての通り沈没した船が動いているわけで」
「わけで?」
「幽霊船ってやつだろうね」
「ふぁあぁぁああああああっく」
「アナトどうしたの?落ち着いてアナト!」
頭を抱えてしゃがみこんだ俺に慌てるミルティア。
「幽霊怖い幽霊怖い幽霊怖い」
「またかよ!」
だって幽霊だよ?怖いだろ普通。叩くなよ。
「幽霊怖い幽霊怖い幽霊怖い」
「キミ、弱点多くない?虫もダメだったし」
「だって!」
ミルティアは呆れているが、怖いもんは怖い!
スケルトンなら慣れてるから問題ないけど、死体とか足がないやつは怖いんだ!
「いい年して恥ずかしい!」
「幽霊怖い幽霊怖い幽霊怖い」
「早く行け!!!!」
「いてぇ!ぎぃやぁあぁあぁぁああああ!!!」
こんなところで電撃はきついいいいいいいい。
じゃあ、行ってこ~い!!!
「うわぁ~!!!」
しかも水なのか風なのかわかんないけどバカミルティアの魔法で幽霊船の方に吹っ飛ばされる俺……。
「ふんっ、この前の仕返しだ!」
バカ女神め~~~~~~~。
月の明かりがほんのりとあたりを照らす中で、俺とミルティアは少ししんみりとしてしまった。
「アナト……"時の砂"も見つからなかったね……」
「今のところ"神獣の爪"しかないな……」
本当にこんなことをしていて自分は治るのだろうか。
考えたくないが最悪のことを考えてしまうアナト。
このまま死んだらどうしよう……。
もうミルティアでいいから死ぬ前に1回だけお願い……ダメだダメだダメだ。
そのまま夢に落ちた俺。
そこには厳しかった母さんがいて、俺は子供の姿だった。
「アナト!早くしなさい!」
「う、うん」
「返事は"はい"よ!アナト!」
「はい」
幼いころの記憶……あまり笑ってる顔は記憶にないな……。
「ほら、アナト。頑張ってね。やればできるわ!」
「はい、母さん」
子供のころの真面目な自分……。
「アナト!」「アナト?」「アナト!?」
「うわぁ」
汗びっしょりで起き上がる俺……。
嫌な夢見ちゃったな。
起き上がり、枕元に置いてあったタオルで体を拭いてウッドデッキに出てみた。
空を見上げると……
「月が、綺麗だな」
「そうだね」
……またこうやって突然声をかけてくる。
「驚かないね?」
「寝床にいなかったからな。いると思ったんだ。なんでかわからなかったけど」
なんだろうな、距離感って言っていいのかな?
ワイワイしたいときはそばにいてくれて、悪夢を見てうなされているときには隣にいなくて、こうして落ち着きたいときにはいてくれる。
くそっ、ありえない。
俺の好みはナイスバディなお姉さんだぞ……ごめんなさいウソです。
本当は小柄で大人しい娘がいいです……。
……えっ?
「ふふっ。やっとアナトもボクの素晴らしさに気づいたのかな?」
配置してある長椅子に座ってこちらを見ながら俺を見つめているミルティア。
「……そうかもしれないな」
「えっ?」
正面に腰を下ろしながら乗っかってみた。
なんだよ。驚くなよ。
「いや、嫌な夢を見たから。そばにいてくれて、落ち着くよ」
「えぇ……」
なんだよその反応は。嫌なのかよ。
「ダメ、ダメだよアナト。ボクは神様だよ?そんなっ」
「うるせ~よ、バカミルティア」
「むぅ。もうっ、アナトのアホ~!」
「いてぇ」
思いっきり頬をひっぱたかれた。
痛い……。
涙が出る……。今晩だけは泣いていいかな?
「あっ……ごめん」
「いいよ……」
「……怖い?」
「あぁ」
「大丈夫だよ」
「……」
「大丈夫。ボクがついてる。きっと上手くいくさ」
「……」
「だからね。元気出して行こう」
オレンジ色のちっちゃいそいつは俺の隣に座りなおして優しく俺の肩を抱きしめてくれた。
ハンカチも貸してくれた。
不覚にも落ち着いた……。
もう少し胸が大きかったらとか思った俺はきっと罰当たりだ。
翌朝……。
「さぁ、次はどこだ?」
「よかった。落ち着いたみたいだね」
俺を見上げながら安堵した声をあげるミルティア。
「あぁ」
素直にありがとうなと言えないのは今までを考えたら仕方ないよな?
「次は"境界の羅針盤"だね。これはダンジョンじゃないと思う」
「思う?」
「うん。話に聞いたんだけど、昔沈没した船。それについてたらしいんだ。その船を探しに行こう!」
なんだって船にそんなものをつけたんだよ。次元の向こうを示されて向かった先が海底とか言うんじゃないだろうな。怖っ。
「海へ?」
「あぁ」
「潜る?」
「あぁ」
「む~り~~~およげねぇ~~~」
一気に萎えた。
「あはははははは。大丈夫大丈夫。ボクに任せてよ。水中でも活動できる道具は持ってるから、それを貸してあげるからさ!」
そう言いながら鞄から魔道具を取り出した。
これは本当にあのバカミルティアなのか?
昨日のは夢でそこから異次元に迷い込んだとかじゃないだろうな!?
「どうしたんだ急に。なんかできる女みたいだぞ?」
「照れるなぁ。もともと女神だから万能だけど、誉め言葉は受け取っとくよ」
何やらにやけている。
褒めてないけどな……。
「なにか???」
「いよっ、さすが美しい女神様!」
「(ふふん)♪♪」
ちょろい……。
そうしてやってきたダンカ―の港。
その海は荒々しい。
「えっ、ここから行くのか?」
「うん、そうだよ。海底に沈んだんだから海に入っていかないと。じゃあ、これを使ってね」
海の中でも活動できるという道具……指輪をミルティアから渡された俺は、指にはめ、おそるおそる海に入るとなんとそのまま歩いて行けた。
走ることも可能だった。すげぇなこれ。
海の上の悪天候や高波には全く影響を受けず、俺たちは淡々と歩いていく。
いや、凄いいい天気だけど。
「おかしいなぁ、この辺りだって聞いたのに」
ミルティアはキョロキョロとあたりを見渡している。
「……」
「待って、待ってよアナト!」
俺は気にせず歩いていくが、ミルティアは慌ててついてくる。
「……」
「ちゃんと探すから!ねっ!」
なにかを焦っているようだが、これはいつものことだ。
きっとこれから何か起こるんだ。だったら無駄口を叩いてる暇はない。
俺は周囲を警戒する。でも周りには何もない……。
そんなはずはない。絶対に何かが起こる。
「あっ」
「どうした?」
急にミルティアが上を向いて目を細める。
「あれ!見て!あっち!」
「あれは……船底?でも、なんかボロボロだな」
ミルティアが指さした先にはボロボロの木組みが見える。
「そうだよ。あれだ。沈んだ船が……動いてる!?」
「はぁ?」
そう言いながらミルティアは走っていく。
沈没船が動いてるとか幽霊的な何かしか思い浮かばないんだが……。
自慢じゃないけど幽霊は苦手だぞ?
……もう1個高エネルギー結晶をくれないかな?聖属性で包めばイチコロじゃないか?
「というわけで幽霊船探索だね」
海面近くに見える木組みの真下まできたミルティアが良い笑顔で俺にそう宣言した。
「どういうわけだよ!」
「えぇとね。見ての通り沈没した船が動いているわけで」
「わけで?」
「幽霊船ってやつだろうね」
「ふぁあぁぁああああああっく」
「アナトどうしたの?落ち着いてアナト!」
頭を抱えてしゃがみこんだ俺に慌てるミルティア。
「幽霊怖い幽霊怖い幽霊怖い」
「またかよ!」
だって幽霊だよ?怖いだろ普通。叩くなよ。
「幽霊怖い幽霊怖い幽霊怖い」
「キミ、弱点多くない?虫もダメだったし」
「だって!」
ミルティアは呆れているが、怖いもんは怖い!
スケルトンなら慣れてるから問題ないけど、死体とか足がないやつは怖いんだ!
「いい年して恥ずかしい!」
「幽霊怖い幽霊怖い幽霊怖い」
「早く行け!!!!」
「いてぇ!ぎぃやぁあぁあぁぁああああ!!!」
こんなところで電撃はきついいいいいいいい。
じゃあ、行ってこ~い!!!
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